2013年06月16日
/スターバックス/新福菜館府立医大前店にてやきめし(小)と中華そば(小)/常磐(ときわ)@河原町にて冷麺/龍旗信京都店にて塩冷麺/ ホテルで目覚めて時計を見るとまだ5時。 ラーメン修業中は自然と始発近くの時間に目が覚めてしまうけど、今日の一軒目は徒歩で向かうので。 もう一度寝て目が覚めると7時、少し早いけど出掛けるか。
せっかく京都に来ているのだからカフェじゃなくて喫茶店に行きたいものですが、喫茶店については全くの門外漢。 味の良し悪しだけではなく、朝から営業しているお店の当たりも付かない。 |
とりあえず歩いていて見つけたスターバックス、オレにはスタバがお似合いだぜ(スタバにとってはいい迷惑だな)。
時間になったので京都の街並みを真っ直ぐに北上しだしましたが、ちっともお店に着かない。 徒歩ではなく車移動で経路検索したみたいで、完全に開店時間に間に合わない。 人生万事塞翁が馬、この出遅れが後に響いてくるわけですが。 |
新福菜館府立医大前店(ホームページ)に着いたのは開店時間を30分以上も過ぎていました。 京都駅近くの本店には何度か伺っていて、そろそろ支店を1店ずつ訪問しようかとホームページを見ると、直営店はこの府立医大前店のみとのこと。 店内に入ると正面に清水器、左手がカウンター8席、カウンターの向かい側は4人掛けテーブルが2卓、右壁には小上がりが2卓あります。 |
ラーメン屋さんというより定食屋風ですが、メニューは中華そばとチャーハン、餃子しかありません。 中華そばとチャーハンは大中小とほぼ100円刻みで用意されています。 私のように「新福菜館に行ったらやきめし必食」と決めている人にとって、中華そばの小はとても助かります。 |
オーダーしてお冷やをセルフで注ぎ、「今日の京都も暑いなぁ」と汗をぬぐっていると、先にやきめし(小)400円、続けて中華そば(小)550円が運ばれてきました。 麺相こそ漆黒で塩辛そうですが、ひとたび味わってみると甘ささえ感じる豚ガラ出汁、鶏ガラ出汁に醤油の辛さを程よく利かせたスープ。 いつも朝早い時間に味わっていましたが、こうして昼時に味わうと違う美味しさですね。 固ゆでの細麺が「そば」ではなく「ラーメン」を食べている気分にさせてくれます。 |
薄くスライスしたチャーシューがスープによく馴染んで美味しく食べられます、一度チャーシュー増しをやってみたいのですが今日も忘れてしまいました。 他は茹でモヤシと青ネギ、いずれも新福菜館の中華そばには無くてはならないトッピングです。 やきめしはチャーハンではなく、チャーシューの煮汁でご飯を炒めてあり、チャーハンに付きものの中華スープの代わりにラーメンのスープを飲むのが新福菜館の私流楽しみ方です。 |
ですので、やきめしを食べ終わる頃にはスープも飲み終わっていて、ご馳走様でした。 さて、次は暖簾分けのお店巡りだな。 |
お店を出てそのまま南下、街風情を眺めるのも楽しいけど、四条大通りを渡ってからの寺町通り商店街を眺めるも楽しい。 幾つかのお寺さんで修繕費などの寄付を募っていたので、幾つかのお寺さんに寄付、ほんの少しなので殆ど役に立たないとは思いますが。
商店街の両側を眺めていると、恐ろしく年季の入った定食屋に目が止まり、中華麺を使った料理があれば入ろうかと近寄って見ると、冷し中華があるじゃないですか。 |
常磐(ときわ)@河原町(ホームページ)、創業は明治11年(西暦1878年)なので140年近く営業していることになります。 4人掛けテーブルと2人掛けテーブルが入り混じって32席程度の店内、ここだけが一つの世界のような一体感を感じます。 奥ではビールを飲みながらのんびりされているご年配、真ん中ではテーブルを幾つか繋げてわいわいと(真夏の陽気なのに)鍋焼きうどんを食べている家族連れ、入口近くではサラリーマン風情が丼物を食べています。 |
席に着くなりオーダーし、出来上がるまでのんびりとメニューを眺めます。 麺類は基本うどん表記で括弧付きでそばを併記、関西ですからね。 ご飯物はかつ丼、親子丼、天丼などの丼物に焼き魚、とんかつ、海老フライの定食、カレーに混じってビフカツ、ビフカツって何だろう。 食後にぜんざい、1人では食べられないので彼女と食べに来たいなぁ。 |
どこから来てどこへ行くのかを忘れてしまいそうなほどゆったりした時間が流れて、冷麺600円、冷し中華とは呼ばない。 お盆で運ばれてきたのは平皿かと思ったらラーメン丼じゃないですか、どこまでも具だくさんじゃないですか。 錦糸玉子(?)、細切り胡瓜、細切りチャーシュー、紅生姜、混ぜるといっても混ぜにくいので麺と一緒に食べるしかないか。 洋辛子を溶きつつ細麺を食べてみるとかなり酸っぱい、でも嫌みな酸っぱさじゃない、美味しい酸っぱさ。 |
スープ自身はかなり濃いめの醤油ダレですが氷が入っているので、食べるほどに溶けていきます。 さて、マヨネーズ。 関西、いえ、名古屋から西では冷し中華にマヨネーズは当たり前ですが、何故か関東では使いません。 ですので、使うタイミングが分からない、分からないけど少ない経験から麺と一緒に頂きました。 ご馳走様でした、京都は名店ばかりで一泊二泊は食べたウチに入らないよ。 |
寺町通りをもう少し下り、西に曲がっていくと左手に見えてきたのは龍旗信京都店(ホームページ)。 今回のラーメン修業を「終わりよければすべてよし」にできるかどうかはこの店次第、って、この店を〆に決めた時点で全てよしですが。 他の飲食店と歩を合わせたかのようなこぢんまりとした間口、がらっと店内に入るとすぐに格子の柱、すぐ右手に券売機、券売機の先は待ち合い席。 それなりに地価の高い立地であれば待ち合い席を作るより客席を作るべしという設計もあるでしょうけど、ここは京都。 |
この待っている時間の何と贅沢なことか、どれだけ料理の味を引き上げるか。 程なくして客席へ、厨房奥には写真では何度も見たことのある店長さんがいらっしゃいます。 店員さんに食券を渡し、冷たいウーロン茶(多分)を頂きながらラーメンの出来上がりを待ちます。 カウンター10席に奥のテーブルが2卓、お客さんが帰る度に「おおきに〜」と挨拶されていて、京都だから当たり前の挨拶と頭で分かっていてもワクワクする観光客の私。 |
さて、時価数千円の杯に盛り付けられて配膳されてきた塩冷麺1200円、カウンター越しではなく後ろから、しかもちゃんと左肩越しに配膳するとは和食の基本ができてます。 去年、難波店で見かけた時は「ラーメンに1200円も出せるか!」と思いましたが、食べてみないと分からないですよね。 カニカマだろうといの一番に食べてみると正真正銘のカニ、説明に寄ればズワイガニとのことで、確かにズワイガニの味(分かってんのか?)、刻み海苔の風味もいい感じですね。 |
白胡麻がまぶされた泉州の水茄子と水菜、この泉州の水茄子は目を開けていられないほど美味しく、ひょっとしてこの茄子を美味しく食べるためだけにこのラーメンが存在するのではないかと。 そしてスープ、タレなどは塩ラーメンのスープと同じようですが、暑い夏にさっぱりした後味となるように工夫されています。 他にも店主さんに色々と伺っていますが、どこまで公開していいのか分かりません。 塩冷麺専用の細麺は程々の歯応えを残しつつスープによく絡んでいます。 |
半身のプチトマトが数個、半身の味付け玉子が一玉分、味としては無くてもいい感じもしますが、見栄え的には無いと寂しくなりますね。 洋辛子か山葵を欲しつつ、スルッと食べてしまってご馳走様でした。 来年も食べたいなあ、って、今年はもう食べないつもりなのか(笑)
お店を出てちらっと調べると京都駅まで2キロ強、それじゃあ歩きますか。 まだまだお腹には余裕があるのでもっと食べようかと思いましたが、若い頃は勢いで食べてもいいけど、この歳になるとそうもいかない。 |
それはお腹だけじゃなくて身体の疲労も同じで、気持ちは若いままだからまだまだいけると思っていても、帰りも頑張ると明日以降に響く。 ぷらっとこだまだと小田原に停まらないので新横浜まで乗る必要があり、新横浜から定期券圏内までの電車代を考えると、小田原までのひかり(こだま)の切符を金券ショップで買うのと殆ど変わらない。 |
帰宅するとささやかながら父の日のプレゼント。 毎年同じだけど嬉しいなぁ。 |
posted by ふらわ at 00:00|
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日記
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おっしゃることが意味不明です。一泊二泊というのは宿泊の回数を表すものであって、
食事の回数を表すものではないと思います。
この暑い時期にピッタリです。
ところで、
>サラリーマン風情が
これまた手厳しい(>_<)
「サラリーマン風の人が」と言うことなんでしょうけど、
人に対して使う「風情」は、へりくだりや侮蔑の意味になりますよ。
「風情がある」という時にはプラスの意味になるのに、
日本語って面白いですね。
会社員ではないけど、月給をもらって働く身としてはちょっと悲しかったので(T_T)