石井陽平個展「真のLOVE展 これが僕の愛のかたち 木からダッチワイフ、麻里子まで」


石井陽平個展「真のLOVE展 これが僕の愛のかたち 木からダッチワイフ、麻里子まで」


会期:2013年6月19日(水)~23日(日) 13:00~20:00
オープニングレセプション:19日(水)18:00~
会場:素人の乱12号店、2号店(東京都杉並区高円寺3-8-12 フデノビル2F)
作家WEBサイト:http://dutch6666666jap.tumblr.com/




この度、高円寺にあります素人の乱12号店、2号店「ナオ ナカムラ」では、石井陽平個展「真のLOVE展 これが僕の愛のかたち 木からダッチワイフ、麻里子まで」を開催いたします。

石井陽平(あだ名はダッチ)は、1990年東京生まれ。2011年、ここのがっこう、2013年、美学校の天才ハイスクール!!!!を修了しました。

石井はこれまで、被写体に友人や木を使い写真におさめていましたが、次第に持ち運びしやすいダッチワイフと、いつでもどこでも撮影可能な自身へと被写体を変化していきました。

そして、ここのがっこう在学中より、アイドルグループ・AKB48の篠田麻里子好きが高じて、ダッチワイフに篠田麻里子の顔写真を貼り付けて、石井と篠田麻里子がデートをする疑似恋愛を写真におさめるようになります。恋愛禁止のアイドルと二人きりで写真に写る姿は、まるで週刊誌にフライデーされてしまったかのような瞬間を意図的につくり出しているようです。誰もが好きな人とデートをしたいと思うように石井はアイドルと疑似デートを楽しみ、そんな瞬間を「おさめたい/見られたい」というピュアな欲望がその一瞬に映し出されているのではないでしょうか。

本展覧会では、「LOVE展」よりもギュッと一途な愛のかたちを紹介します。
「木からダッチワイフ、麻里子まで」から「これから」へ変化していく石井の初個展をこの機会にどうぞご覧ください。

また、白金にあります「山本現代」では6月29日まで、YAMAMOTO GENDAI Future Feature Vol.06 天才ハイスクール!!!!展覧会「天才ハイスクール」を開催中です。こちらも併せてご覧ください。

ここのがっこう:ファッションレーベルwrittenafterwardsのデザイナー・山縣良和氏が運営する2008年にスタートしたファッションデザイン教室http://www.coconogacco.com/

天才ハイスクール!!!!:ChimPomの卯城竜太氏が講師を務める美学校の現代美術セミナー
http://www.bigakko.jp/course_guide/media_a/tensai/info.html

 

麻里子との思い出はいっぱいある。
雪のバレンタインデーにはしゃいだね。
冬の寒い川の中で遊んだね。
いけないところにも入ったね。
ほんと楽しかったなー。
 
そんでさ、麻里子がじゃんけん大会で優勝した時に
僕はもう麻里子様じゃなくて、
麻里子お姉さんて呼びたい気持ちになって、
まるで、親戚みたいな気分になったよ。

それから月日が経ち、君は卒業すると言った。
悲しかったけど、君が決めたことだから僕はそれでいいと思う。
これからは別々の道で頑張ってこうね。

卒業おめでとう麻里子。
またね、麻里子。

石井陽平

DOMMUNE「増殖するアート・コレクティヴィズム:渋家と天才ハイスクール!!!!」


DOMMUNE「増殖するアート・コレクティヴィズム:渋家と天才ハイスクール!!!!」



会期:2013年6月13日(木) 19:00~21:00
OPEN:18:50ごろ(第1部~第2部入れ替え無し! 番組途中入場OK! 再入場不可! BARあり!)
会場:DOMMUNE(東京都渋谷区東4-6-5 ヴァビルB1F)
入場料:1500円
予約フォーム:DOMMUNE
出演:毛利嘉孝(社会学者)、福住廉(美術批評家)、杉田敦(美術批評家)、中村奈央(ナオナカムラ・ディレクター)、岸井大輔(劇作家)、齋藤桂太/としくに(渋家)、涌井智仁/キュンチョメ/志水佑/石井陽平/REDICA
crew(天才ハイスクール)


都市の中に名付けようのない集団が増殖している。これは新しいアートの形式なのか? 新世代の生活様式なのか?渋谷の真ん中の5LDKの一軒家で20人が共同生活しつつ、イベントやアートプロジェクトを組織する「渋家(シブハウス)」、美学校の卯城竜太(Chim↑Pom)のクラスから生まれ、現在「山本現代」でグループ展を行っている「天才ハイスクール!!!」など、カオス的エネルギーが渦巻く都市型コレクティヴィズムの可能性を徹底討論!

YAMAMOTO GENDAI Future Feature Vol.6 天才ハイスクール!!!!展覧会「天才ハイスクール」


YAMAMOTO GENDAI Future Feature Vol.6 天才ハイスクール!!!!展覧会「天才ハイスクール」

会期:2013年6月1日(土)~6月29日(土) 11:00~19:00(日月祝休廊)
オープニングレセプション:6月1日(土)18:00~20:00
会場:山本現代(東京都港区白金 3-1-15-3F)
入場料:無料
公式WEBサイト:山本現代
参加作家:堅田好太郎、志水佑、キュンチョメ、臼田知菜美、大島嘉仁、西村健太、宮嵜浩、涌井智仁、ケムシのごとし、REDICA crew(岡 志憧)、石井陽平
 
山本現代では「YAMAMOTO GENDAI Future Feature」と題し、ギャラリー・アーティストのカテゴリー外で、不定期に単発で断続的に、より自由かつ直感的な観点から、期待の新人や様々な可能性のあるアーティストをみなさまにご紹介してゆくシリーズを行っています。
時代や社会の問題を提起する新進気鋭のアーティストやそのムーブメントを共時性をもってご紹介していくことも、ギャラリーの使命のひとつと考えるからです。
天才ハイスクールはアートユニット「Chim↑Pom」のリーダー卯城竜太が講師を務める「美学校」の現代美術クラスです。今年で3期生まで輩出している天才ハイスクールは「アートとは何でもありの異種格闘技戦であり、その為のリングやルールを把握すればどんな才能でも戦う資格がある場所である」という基本理念のもと、20代を中心に個人、グループ、さまざまなメンバーで構成され、制作、発表を続けています。
昨年の10月に旧東京電機大学11号館で行われた「TRANS ARTS TOKYO」では特徴的な空間を生かし、アートの枠組みを超え、現代のリアルな表現として、関係者の間でたいへんな話題を呼びました。
オルタナティブ・スペースで表現を模索してきた彼らのリアルな現代アートを本展にて是非ご高覧ください。


天才ハイスクール・イントロダクション
文=卯城竜太(Chim↑Pom)

 

「ナオ ナカムラ」 リスタート記念特別番組「天才ハイスクール!!!!/ナオ ナカムラ」をUstream放送


「ナオ ナカムラ」 リスタート記念特別番組「天才ハイスクール!!!!/ナオ ナカムラ」をUstream放送

会期:2013年5月25日(土) 19:30~21:00
会場:素人の乱12号店
出演:石井陽平、REDICA crew(岡志憧)、キュンチョメ、志水佑、中村奈央
司会:毛利嘉孝(東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科准教授/社会学者)
公式WEBサイト:素人の乱12号店
USTREAM:http://www.ustream.tv/channel/shiroran12
 

昨年、素人の乱12号店で誕生したノマドするギャラリー「ナオ ナカムラ」では、主に天才ハイスクールのメンバーの個展を開催してきました。来月より、素人の乱12号店における「ナオ ナカムラ」がリスタートします。
今回の放送では、「天才ハイスクール/ナオ ナカムラ 」の活動報告と、6月に「山本現代」で開催される[天才ハイスクール]そして、6月から毎月開催予定の「ナオ ナカムラ」の今後の活動について、社会学者の毛利嘉孝さんを、ゲストナビゲーターにお迎えしてお送りします。

■出演
中村奈央
1990年生まれ。高校を卒業後、展覧会の企画や手伝い、写真作品モデルをしながら天ハイの展示場所・高円寺「ナオ ナカムラ」のディレクター活動を開始する。モデルで有名なのは西野達さんのパンツ丸見えの逆さづり。「ナオ ナカムラ」は客観的にもとても良い展示を連発しているが、何せ素人の乱からゼロ円で借りてる月3日限定のイベント型スペース。会期の短さからあまり知られていない場所。今回はダッチ(石井)の会期とかぶっているのでみなさんどうぞそちらにも。
http://naonakamura.blogspot.jp

石井陽平
1990年生まれ。東京都出身。メンバー随一のイケメン、しかもハードコアにファッションを学んだシャレオツ。なのにぶっちぎりのカス。TATではAKB好きが高じて松井玲奈に成りきってその愛の果てを探して「うんこする」というビデオとうんこの展示に全観客をどん引きさせていたが、本人はいたって超本気。その愛の深さに(自己)満足しきっていた。あだ名はダッチ。由来はダッチワイフから。


志水佑
1990年愛知県生まれ。本展(「天才ハイスクール」)のディレクター。10代からのアートや音楽オタク。入学早々に多摩美の彫刻家を中退しているが、そのさいに制作した「美なんてものは」という鉄板のレリーフは超名作。まさにアウラをかもしだしているが、当時の課題をきっかけに、美術教育全体をDisるように創られたその作品は、なるべくして教師との衝突を生んで美大をやめる宣言ともなった。アートの本質を考え過ぎたせいで本展は自分の作品発表ではなく、天ハイ全体のディレクションを努めることを選択。


キュンチョメ
最近メキメキと展覧会に呼ばれている男女ふたり組。ゲリラ的に野外でつくられる作品が有名だが、展覧会場入口に設置された花壇(花を踏んでいかないと会場に行けない)、展示会場ならではなモチーフを探し集めてガチャポンにする作品など、サイトスペシフィックかつ強烈に倫理や記憶に訴えかける作品も多い。TATでは経団連のビルが見える14階の窓に「無職」と書するなど、社会的なモチーフと遊び心もかなりの特徴。メンバーは、ホンマエリ•••「キュンチョメの元気な方。好きなタイプはダイオウイカ。将来の夢はモモンガ。ぴゅー」、ナブチ•••「キュンチョメの暗い方。2001〜2006年までヒキコモリ。最近は魔法少女になりたいらしい。」と、プロフィールも全く意味不明。WEB
http://kyunchome.main.jp/

REDICA crew(岡志憧)
2012年結成のアートグループ。現在8人。メンバーは、岡志憧(映像・政治)、ブレラ(音楽)、佐瀬英(絵画・造形)、リトカメ(漫画)、膿生海(漫画・ペイント)、くらげちゃん(身体)、荒川龍太郎(絵画)、ieki(絵画)。音、ペイント、映像、パフォーマンスなどメディアを横断する表現を用いてアートの拡張を狙うコレクティブ。アートゲームから逸脱したメンバー個々人のクリエイティブな領域は、アートゲシュタルト崩壊の現象を通して個人の生活から社会まで直で繋がって行こうとする。


*上記、山本現代HP、天才ハイスクール・イントロダクション 文=卯城竜太(Chim↑Pom)より引用)

■ゲストナビゲーター
毛利嘉孝
東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科准教授/社会学者
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジPh.D(社会学)取得。専攻は社会学・文化研究。特に現代美術や文化と都市空間の編成や異文化理解をテーマに、幅広く執筆や講演などを行う。Inter‐Asia Cultural Studies Journal(Routledge)編集委員、北九州国際ビエンナーレディレクターなども務める。

天才ハイスクール!!!!第4回展覧会「天才ハイスクール!!!!×福住廉 限界とかねーし Limiter Cutしてるし」展

天才ハイスクール第4回展覧会「天才ハイスクール!!!!×福住廉 限界とかねーし Limiter Cutしてるし」展


会期:2013年4月1日(月)~4月10日(水) 13:00~20:00(最終日17:00まで)
オープニングレセプション:4月1日(月)19:00~
イベント:4月7日(日)19:00~ギャラリーガイド(福住廉氏(美術評論家)、出展作家の天才ハイスクールと会場をまわりながら、展覧会や作品について話します。)
会場:日暮里HIGURE 17-15cas(東京都荒川区西日暮里3-17-15)
入場料:無料
主催:美学校

公式WEBサイト:ギグメンタ
参加作家:堅田好太郎、志水佑、キュンチョメ、臼田知菜美、大島嘉仁、西村健太、宮嵜浩、涌井智仁、ケムシのごとし、REDICA crew(岡 志憧)、石井陽平、中村留津子


TRANS ARTS TOKYOでの展覧会が記憶に新しい、卯城竜太氏(Chim↑Pom)が講師を勤める美学校の現代美術セミナー・天才ハイスクール!!!!と、「artscape」や「共同通信」に寄稿する一方、『今日の限界芸術』の著書や、ギャラリーマキで連続企画展「21世紀の限界芸術論」をキュレーションした注目の美術評論家・福住廉氏がコラボレーションしてHIGUREに登場!!!!



今回ゲスト・キュレーターとして参加させてもらう美術評論家の福住廉です。なぜ僕が招かれたかというと、昨年まで高円寺の素人の乱12号店で定期的に催されてきた「天才ハイスクール!!!!」の個展を継続的に見てきたからであり、なぜ僕が参加することを決めたかというと、「天ハイ」であれば、きっとおもしろい展覧会をつくることが期待できたからです。この文章を書いている時点で展覧会はまだ始まっていませんが、未知の可能性を眼前にした高揚感は少しもぶれていません。

もちろん、準備のための時間はあまりにも少なく、僕にできることは限られていました。打ち合わせにできるだけ参加して、アーティストの作品プランや展示計画に言葉で反応すること。アーティストが投げてくるボールを受け止め、こちらの投げ方で投げ返す。そのうちの何個かのボールは再びこちらに投げられる。そういう言葉のやりとりのなかから、(僕がではなく)アーティスト自身が作品のクオリティーや展示のアイデアを練り上げていく。ゲスト・キュレーターというと、なんだか偉そうですが、ようするにやったのはそういうことです。

はたしてどんな作品が発表されるのか、それは蓋を開けてみなければわかりません。けれども、まちがいなく言えるのは、彼ら若いアーティストの作品は、いずれも一見すると荒削りですが、一つひとつをていねいに見てみると、繊細な感性や真摯な社会批判、得体の知れないエネルギー、貴いバカバカしさを内側に抱えていることが実感できるにちがいないということです。もしかしたら、彼らのなかからポストChim↑Pomが生まれるのかもしれないし、あるいは逆に、きれいさっぱり玉砕するのかもしれない。今回の展覧会は、参加アーティストにとっても、僕にとっても、言ってみれば、ある種の賭けです。しかし時代と同伴しうる展覧会とは、そもそもそういう身を賭けた賭博行為だったはずです。

制作が大詰めを迎えた頃、緊張感を伴った打ち合わせのさなかにこんなことがありました。あるアーティストが作品の構想についてたどたどしくプレゼンするなかで、言葉に詰まった挙句、思わず「これが僕の限界です!」と口走ったのです。その場にいたみんなが「え、それ言っていいの?」と一瞬呆気にとられてしまいましたが、こういうところに「天ハイ」の魅力が凝縮しているような気がしました。緊張と弛緩、ないしは爆発力と求心力。もっと平たく言えば、バカと天才。双方が矛盾することなく併存してしまう不思議な空気感。これは、簡単なようで、なかなか得がたい特質だと思います。

今回の展覧会は、真面目なアートを望む人にとっても、不真面目なアートを楽しみたい人にとっても、きっとおもしろい展覧会になるにちがいありません。会期が短いので、お早めにご覧になることをおすすめします。会期中は、必ずアーティストの誰かが在廊していますので、ぜひ会話も楽しんでください。
 

福住廉


作家在廊日
1日(月)13:00~16:30 中村奈央、REDICAcrew(岡志憧)/16:30~20:
00 志水佑、中村留津子 ※19:00よりオープニングレセプション
2日(火)13:00~16:30 中村奈央、臼田知菜美/16:30~20:00 REDICAcrew(岡志憧)、ケムシのごとし
3日(水)13:00~16:30 キュンチョメ、臼田知菜美/16:30~20:00 キュンチョメ
4日(木)13:00~16:30 石井陽平、REDICAcrew(岡志憧)/16:30~20:
00 涌井智仁、堅田好太郎
5日(金)13:00~16:30 志水佑、大島嘉仁/16:30~20:00 ケムシのごとし、大島嘉仁
6日(土)13:00~16:30 西村健太、宮嵜浩/16:30~20:00 石井陽平、大島嘉仁 ※19:00よりイベント開催
7日(日)13:00~16:30 西村健太、臼田知菜美/16:30~20:00 宮嵜浩、キュンチョメ
8日(月)13:00~16:30 中村留津子、中村奈央/16:30~20:00 中村留津子、キュンチョメ
9日(火)13:00~16:30 涌井智仁、志水佑/16:30~20:00 涌井智仁、キュンチョメ
10日(水)13:00~17:00 ケムシのごとし、堅田好太郎 ※最終日17:00まで



0:25

志水佑率いる「ちょこくう会」が、2012年度企画公募第5弾「PUSH START BUTTON」展に参加します。

志水佑率いる「ちょこくう会」が、京都のARTZONE」で開催される「2012年度企画公募第5弾『PUSH START BUTTON』」展に参加します。


会期:2013年2月2日(土)~2月17日(日) 平日13:00~20:00、土日祝12:30~20:00
会場:Art project room ARTZONE(京都府京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル1・2階) 
※会期中年中無休・入場無料
公式WEBサイト:ARTZONE
参加作家:佐藤翔、志水佑、稲永英俊、大野将章、青木凛、松本光史

特別講座、美学校アーカイブサロン第一夜 「天才対談」会田誠×卯城竜太(Chim↑Pom)の司会をします。

「特別講座『美学校アーカイブサロン1969-NOW 第二期』第一夜「天才対談」会田誠×卯城竜太(Chim↑Pom)の司会をします。

 会期:2013年1月31日(木) 21:30~
会場:美学校 本校(東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3階)
参加費:500円(1ドリンク込)

出演:会田誠、卯城竜太(Chim↑Pom
司会:木村奈緒、中村奈央
語り部:藤川公三(美学校代表)
公式WEBサイト:美学校
定員:25名
申込み:定員に達したため締め切りました。(1月23日)
※本講座はUSTREAM中継も行う予定です。


昨年開催され好評を奏した「美学校アーカイブサロン 1969-NOW」の第2期が一月よりスタートします!

第一夜は現在森美術館で個展「天才でごめんなさい」を開催中の会田誠さんとChim↑Pomのリーダーであり「天才ハイスクール!!!!」の講師を務める卯城竜太さんの天才対談を行います!今日本のアート界で最も注目を集める二人の天才は何を語るのか!?

語り部は昨年同様、美学校代表の藤川公三、司会は美学校修了生で無人島プロダクションインターンの木村奈緒さんと同じく美学校修了生で展示スペース「ナオナカムラ」を運営する中村奈央さんの二人でお送りします!

臼田知菜美が「里山の限界芸術vol.2 臼田知菜美+八木隆行 ~芸術放浪記~」展に参加します。



臼田知菜美が、まつだい舞台」で開催される「里山の限界芸術vol.2 臼田知菜美+八木隆行 ~芸術放浪記~」展に参加します。


会期:2013年1月12日(土)~3月24日(日) 10:00~17:00(最終入館16:30)
会場:まつだい雪国農耕文化村センター(まつだい「農舞台」)(新潟県十日町市松代3743-1)
入館料:大人・500円、中高生・300円

※3月2日(土)、3日(日)は雪のスタジアムチケット提示にて無料。
3月2日(土)は20:00まで開館(最終入館19:30)
公式WEBサイト:大地の芸術祭の里
参加作家:臼田知菜美、八木隆行

 「里山の限界芸術vol.2 臼田知菜美+八木隆行 ~芸術放浪記~」
テーマは集落。ともに身体を使ったパフォーマンスとそれを記録した映像を得意とする2人が、今回は、雪深い真冬から早春まで里山集落に何度も通い土地の暮らしを体験しながら新作を制作。
(キュレーション:美術評論家・福住廉)

キュンチョメ個展「遠い世界を呼んでいるようだ」展


キュンチョメ個展「遠い世界を呼んでいるようだ」展


会期:2012年11月9日(金)10日(土)11日(日) 13:00~20:00
オープニングレセプション:9日(金)20:00~
会場:素人の乱12号店
協力:天才ハイスクール!!!!
作家WEBサイト:キュンチョメ

この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、キュンチョメ個展「遠い世界を呼んでいるようだ」を開催いたします。

 キュンチョメは、2009年に結成した、1984年水戸生まれと1987年横浜生まれの男女から成る二人組ユニットです。
 2008年、2011年に開催された横浜トリエンナーレ開幕を花輪をかぶってゲリラ的に祝した「キュンキュンゲリラ☆ポストなまはげ」シリーズをはじめ、遅延証明書の中心を亡くなった人の形に切り抜き、ただの紙切れの先に見える死の痕跡を現場にスプレーで残していく「とんでったあの子はいわゆるフツーの女の子」(2011)、3月11日の大震災により計画的避難区域に指定される寸前の村に、解除された際みんなでパーティーができるように道具をタイムカプセルに入れて埋めた「指定避難区域にタイムカプセルを埋めに行く」(2011)などコミカルとシリアスが入り混じる作品を多数発表してきました。
 そして、「kawaii plus大賞展」(2012/青山スパイラルガーデン)ではバロックス賞受賞、「群馬青年ビエンナーレ2012」(2012/群馬県立近代美術館)への入選など今注目の若手作家です。
 メメント・モリをテーマに掲げながら、街に繰り出しては日常にあるライフワークのカタチを変えて伝えています。

 本展覧会では、インスタレーションや映像、会期中終始行われるパフォーマンス作品などすべて新作で構成され、会場の外には目印となるようお馴染みの花輪が展示される予定です 

 また、タイトルである「遠い世界を呼んでいるようだ」は、安部公房の小説「けものたちは故郷をめざす」に出てくるフレーズから引用しています。絶望の最中、最後の希望を抱くシーンでこのフレーズが出てきますが、キュンチョメも同様に、“絶望”が氾濫している社会に対して、“希望”を忘れずに遊び続けているようです。

 衝動や欲望をエネルギーにして、社会の絶望を遊び倒す実行犯、キュンチョメの初個展をこの機会にどうぞご覧ください。

 また、11月25日まで旧東京電機大学跡地で開催中の「TRANS ARTS TOKYO」にも参加しています。こちらも併せてご覧ください。







今夜すごい叫びたい
青山墓地で一番小さな墓を探したい
マッドサイエンティストの息子になりたい
鍋底の穴から月を見たい
イルカが住んでる水槽を叩き割りたい
トビウオとスカイダイビングしたい
ヘル呼んで一緒に逆上がりの練習したい
虫取り網で飛行機を捕まえたい
真っ赤な風船を超燃えてる太陽にしたい 
私が視てきた風景はっておきたい
カスみたいな世界に花を添えたい

いっぱいキュンキュンして、いっぱいチョメチョメしたい

※会期中、ずっとキュンチョメが遠い世界を呼んでおります。

天才ハイスクール@TRANS ARTS TOKYO 第3回展覧会

 
 

神田コミュニティアートセンタープロジェクト『TRANS ARTS TOKYO』展


会期:2012年10月21日(日)~11月25日(日) 12:00~19:00(火曜日休み)
オープニングレセプション:20日(土)16:00~17:00(予定)
イベント:25日(日)18:00~、ここのがっこうとの連動企画を予定
 会場:旧東京電機大学校舎11号館ほか(東京都千代田区神田錦町2-2)
主催:東京藝術大学(美術学部 絵画科 油画専攻)
共催:神田コミュニティアートセンター構想委員会(委員長:佐藤一郎(東京藝術大学美術学部絵画科長))
運営:一般社団法人非営利芸術活動団体コマンドN(東京都千代田区外神田6-11-14)
協賛:住友商事株式会社 他
参加料:500円(期間中何度も使えるパスポート制です)

公式WEBサイト: TRANS ARTS TOKYO
参加作家:堅田好太郎、志水佑、キュンチョメ、臼田知菜美、大島嘉仁、西村健太、宮嵜浩、涌井智仁、ケムシのごとし、加藤絵里、REDICA crew(岡 志憧)、石井陽平、高木倫平、佐藤翔、中村奈央(ディレクター)

 この度、Chim↑Pomの卯城竜太氏が講師を勤める美学校「天才ハイスクール!!!!」は旧東京電機大学跡地で開催する「TRANS ARTS TOKYO」に参加いたします。

「TRANS ARTS TOKYO」は、地上17階、地下2階の旧東京電機大学11号館全フロアを使い、現代美術、デザインなど16のジャンル、約200名のクリエーターが神田のまちに「神田コミュニティアートセンター」をつくるためのプロローグです。

 元小学校教師、中卒、ファッション学生、美術大学浪人などさまざまなルートから天才ハイスクール!!!!の門を叩いた14名の天才が、旧東京電機大学の14階ワンフロアをアジトとして占拠します。
 彼らは、お金も無ければキャリアも無く、また、ほとんどの生徒がアカデミックな美術教育を受けていません。しかし、そんな彼らだからこそ可能にできる型破りのアイデアや、身近なリアリティを瞬発的に作品へと変換しアップデートしていきます。
リアルを超えていく天才ハイスクール!!!!のアジトをこの機会にどうぞご覧ください。

 そして、会場にて公開授業やゲストアーティストによるトークショー、パフォーマンスや公開制作なども予定しています。
 また、11月9日より3日間、高円寺・素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」にてキュンチョメ個展「遠い世界を呼んでいるようだ」を開催いたします。こちらも併せてご覧ください。



【artscape 2013年01月15日号(artscapeレビュー/プレビュー)】TRANS ARTS TOKYO|福住廉

【artscape 2012年12月15日号(artscapeレビュー/プレビュー)】神田コミュニティアートセンタープロジェクト「TRANS ARTS TOKYO」|五十嵐太郎  

【artscape 2012年12月15日号(artscapeレビュー/プレビュー)】トランスアーツトーキョー|村田真

志水佑個展「ゆにおん」展



志水佑個展「ゆにおん」展


会期:2012年9月21日(金)22日(土)23日(日) 13:00~20:00
オープニングレセプション:21日(金)18:00~
会場:素人の乱12号店
協力:天才ハイスクール!!!!

 この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、志水佑個展「ゆにおん」を開催いたします。

 志水佑は、1990年愛知県生まれ。2009年多摩美術大学美術学部彫刻学科に入学するも、翌年中退します。そして、2010年Chim↑Pomの卯城竜太氏が講師を勤める美学校の現代美術セミナーに入学、卒業しました。
 志水は、美術大学で同志が見つからず悶々としていた中、“美なんてものは元々人間に奉仕するためのものだ”と鉄板に殴り書きで彫刻した作品「無題」を発表。その作品を最後に大学を中退しました。また、志水にとって「生活≒『家族と生き、美術と活きる』」ということを記した卒業文集を元に、まな板に包丁で“未来、野望、天下、家庭”と刻まれた作品「美術家による生活のためのマントラ」など、同志とバンドをするように美術をすることや、美術で食べていくこと、彼自身が美術で状況を変えることを強く志し活動しています。

 志水は、「教祖や独裁者、優れたバンドマンやアーティストに共通するのは『状況をつくりだす能力』だと思う。状況をかたちづくるときに生じる危険性と最悪の結果も正面に見ながら、僕は僕のアートを思考し、時代と歴史に応えるものにしたい。」と言います。そんな彼の姿勢からは「ゆにおん」というタイトルから連合や同盟というキーワードに止まらず、かつての学生運動のような強いエネルギーさえ感じます。

 本展覧会では、志水が「Union」をコンセプトに仮設した新基盤会社「ゆにおんレコード」の事務所を会場に落とし込みます。事務所と化した会場では、作家が実際に事務作業をしたり、来場者とコミュニケーションを通じて企画開発にあたる他、第一弾であるコンテンツ企画の予告、バンド「ちょこくう会」、秘密結社「真善美」の作品展示や、志水個人の新作によって全容が構成されます。また、そこで展覧される全ては1つの“コンピレーションアルバム”であるのかもしれません。

 すべてのカルチャーにおいて共に歩んでいきたい総勢9名の作家とリリースする、志水佑の初個展をこの機会にどうぞご覧ください。



作家よりごあいさつ

本日は美術家・志水 佑の初個展「ゆにおん」へお越しいただきありがとうございます。
僕は一美術家として普段より「状況をつくること」を目指して思考を重ねてきました。今展は、発表する会社/秘密結社/バンドをその実践の陽画として、個人的な作品はその実践の陰画として、僕がアートに臨む新しいマインドセットをそれらを束ねる展示全体として「ゆにおん - Union」にあらわすことが狙いになります。

「Union」という言葉は、「統合, 連合, 融和, 結婚, 同盟, 結束, 労働組合, 学生クラブ」等の意味を持っています。どれも二つ以上のものが結びつく状況をあらわしています。「状況をつくる」ということの意味を押し広げていった結果、僕の一生のテーゼになりうるコンセプトとして「ゆにおん」は選ばれました。

今展の主役である「ゆにおんレコード」という会社は、そのコンセプトを最も強く押し出したかたちとして、ここに仮設をむかえます。
僕はアーティストとして、様々な才能ある人と関わって、新しい世代を日本社会に立ち上げたいと考えています。そのためには、専門仲間の共感を呼ぶだけでなく、専門外の人にとって新鮮な驚きに映るようなものをつくっている人をフューチャーし、それがちゃんと専門外の人にも届くような努力をすることが必要だと考えています。文化にする、と言い換えてもいいかもしれません。

アートをやっていることが、スペシャルじゃなくて、あるひとつの職業なんだということを、上京してこれまで身にしみて学んできました。アートも人の営みの一部だということ。そういうオーソドックスなかたちの中で、なおかつ新しいことをするような生き方に未来を感じています。クラッシュ・キル・デストロイという気分は今の僕にはありません。あるのは純粋なリスペクトだけ。「破壊すること」や「更新すること」ではなく「ゆにおん」を目指すというのは、過去と現在から未来を物語る態度表明でもあります。
現代社会を真摯に生きる作家の志を社会に偏在させることを目指しつつ既存のシステムとも融和する道を行けば、日本でもアートマーケットと芸術の文化的社会的意義をもれなく達成できるようになると思っています。今回のように伝統的な展覧会というフォーマットも「コンピレーション×コンセプト=Various Artsits」として、レーベルの活動として試し続けます。
アートをする、美を追求する、ということは突き詰めれば「人間に奉仕する」ということなのです。



以下、各法人各団体各作品(敬称略)に多大のリスペクトを捧げながら。
志水 佑
2012/9/21


ZERO PUBLIC, 芸術公民館, ナオナカムラ, DOMMUNE, 天才ハイスクール, あらうんどTHE会田誠, 神聖かまってちゃん, ももいろクローバーZ, 悪魔のしるし, ポストポッパーズ, 渋家, Ustream, OFWGKTA, ニコニコ動画, みらいレコーズ, 無人島プロダクション, Brutally Early Club, Twitter, VOINA, YouTube, 素人の乱, Chim↑Pom, ふつう研究所, Facebook, mixi, Kaikai Kiki CO.,Ltd,「不合作方式」, 芸術道場,「jackass」,「FINAL FANTASY IX」, Happy Hour, 2ちゃんねる,「大乱闘スマッシュブラザーズ」,「WIRE」, コマンドN, Fat Less, The Land,「たけしの誰でもピカソ」, ゴージャラス, 株式会社ポケモン,「ONE PIECE」,「めちゃ2イケてるッ!」, nmp Net Gallery,「Nintendo 64」, 恵比寿みるく, Pitchfork Media, x-girl, Dream Works, PIZZA OF DEATH RECORDS, 昭和40年会, スタジオ食堂, P-HOUSE,「Pepper Shop」, ザ・ギンブラート, レントゲン藝術研究所, タイタン, JUDY AND MARY, Trattoria Records,「ドラゴンクエストV」,「Lollapalooza」, TURNER PRIZE, Kill Rock Star Records,「イカす!バンド天国」, Teenage Fanclub, オフィス北野,「FREEZE」, bloodthirsty bucthers, SUB POP, SHOCK CITY,「Burning Man」, Pixies, スタジオジブリ, ダムタイプ, GAINAX, Dinosaur jr., ナゴムレコード, Creation Records, 佐賀町エギジビットスペース, 六本木WAVE, AMBLIN Entertainment, The Hacienda,「笑っていいとも!」, 少年ナイフ, Beastie Boys, Sonic Youth, DAICON FILM, GEFFEN, 4AD, Rough Trade , SST Records, gelitin, CRASS, Lucas Film, SEX, ハイレッド・センター, FOOD,「EXPO '70」, もの派, 美学校, ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ, FACTORY, El Bulli, フルクサス, 具体美術協会, 多摩美術大学,「美術の物語」, 東京芸術大学, LEGO, ナチス(ヒトラー), abstraction creation, The Walt Disney Company, マヴォ, 吉本興行, Illuminaty, etc, etc, etc,,,

涌井智仁個展「蒼い優しさにだかれて」展



涌井智仁個展「蒼い優しさにだかれて」展


会期:2012年8月24日(金)25日(土)26日(日) 13:00~20:00
オープニングレセプション:24日(金)トークショー後
イベント:24日(日)18:00~、涌井智仁、卯城竜太(Chim↑Pom)トークショー。
会場:素人の乱12号店
協力:天才ハイスクール!!!!

 この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、涌井智仁個展「蒼い優しさにだかれて」を開催いたします。

 涌井智仁は、1990年新潟県生まれ。2011年美学校の現代美術の講座を受講し、現在、多摩美術大学美術学部に在学中です。
 涌井は、立体音響やプログラミングを使った音楽作品をメインに、飛び出し注意の看板のパロディで男児のパンツから性器が飛び出している作品「飛び出し注意」や、防護服を纏った涌井が国会議事堂の前で“恥”と書いた作品「2011年『今年の漢字』」など制作してきました。そんな、見る側に笑いに誘う馬鹿馬鹿しい作品から、社会性の強く鋭い作品までさまざまなフィールドで発表し続けています。

 本展覧会では、“東京の中の自分≒自分の中の自分”をコンセプトに、音楽をはじめ、絵画、立体、映像などさまざまな作品で構成します。私たちは、場所に応じて都合よく自らのアイコンを変えますが、本当の“私”はどこに存在しているのでしょうか――。
周囲の影響を受ける“私”の好都合なアイコンは、自らを支配してコントロールします。また、周囲に影響を与える東京スカイツリーという戦後・資本主義の象徴は、人々を支配してコントロールするのです。お互いに、自らを喩え、象徴させるゲームのようにも感じます。

まるでアイドルのように多重人格化する未決定な自己の創生と過程、新しい想像力を駆使し、新しいスカイツリー・自己を創造していく涌井の初個展をどうぞご覧ください。

 また、24日のオープニングイベントには、ゲストといたしまして卯城竜太氏をお迎えしトークショーを開催いたします。

卯城竜太:社会的メッセージの強い作品で国内外問わず活躍し続けている6人組アート集団Chim↑Pomのメンバー。ideainkの第三弾として書籍「芸術実行犯」絶賛発売中


東北で起きた地震は、すぐに中越地震と繋がりました。
僕は、物凄いスピードで、剥き出しの中学3年生の身体に戻りました。
正確には、80%位戻りました。
久しぶりに出会った中学3年生の僕はとても白けていました。
無視し過ぎたようです。
そこから、僕は、自分が世界に都合良く分裂している事に気がつきました。
僕は僕のゲームから逃れるために、東京に来たようです。
それは無関心的に生きていると当然と起こる事のようです。
だから、スカイツリーには強い嫌悪感と、大学4年生の自分にまた戻されたようなげんなり感、ベタ感、白け感があります。
あぁこれが白けか、中3の自分がずっと繰り返し、耐えていた2005年のあの冷たさか、と冷静になりました。
スカイツリーは、中越地震から東北の地震まで僕が懲りずに続けていたゲームで、その嫡子、最後尾のゴールです。
僕は東北の地震が起きて、まだこのゲームを続ける無意味さには耐え切れません。 
それはとても怖い事だから。
東北の地震は戦後的想像力の極致点です。
しかし、元から僕らゆとり世代にはそんな想像力はありませんでした。
僕達はシミュラークル化された想像力を持ってここまで生きて来ました。
それは音楽ファンタジーゆめ、であり、アヘ顔ダブルピース、であり、バラエティ番組的なライフハッキングです。
あの垂直のゲームは、乗れば負けるゲームのようです。
もう一度中学3年生の自分に戻って、選択をしよう。
中越地震について、僕の想像力を持って考えてみよう。
東京を自由に歩き回る僕を捨てて、茫漠な可能性のノマドに還ろう。
これは再帰的な選択であり、ネットやテレビによる分裂した自分と向き合う事であり、2005年の亡骸に手を合わせ祈る行為です。
新潟の自分と川西町の自分と長岡の自分と橋本の自分と渋谷の自分と御茶ノ水の自分と新宿の自分とネットの自分と2005年の自分と、ああ、ここで色々巡ってる。 この巡ってる自分について考える。それは無理な事だ。
僕は色んな僕がいつも意識している僕にはなれないんだけど、
いる事は分かってるし、それが僕だって事も分かるんだが、
それは沼だ、沼のようなべちょべちょの未決定な僕だ。
それが実はアイドルだったりしたらとても嬉しいんだが。それはもうちょっと先の話。 

涌井智仁

西村健太個展「Re」展

西村健太個展「Re」展


会期:2012年7月27日(金)28日(土)29日(日) 13:00~20:00
オープニングレセプション:27日(金) 18:00~20:00
イベント:29日(日)20:00より近くの公園にて夏の風物詩である花火やスイカ割り、水風船合戦を開催予定
会場:素人の乱12号店
協力:天才ハイスクール!!!!

 この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、西村健太個展「Re」を開催いたします。

 西村健太は1988年生まれ。東京デザイナー学院を卒業後、2011年美学校で現代美術の講座を受講しました。西村の「We Always Know(私たちは知っている)」と掲げるテーマには、人生のすべてにおいて「はじめから、こうなることはわかっていた」というメッセージがこめられています。そんな、まるで神目線のテーマからなる西村の作品は、どこかダミアン・ハーストを思わせます。

 映像作品「MOON」は、自身の精子の死にゆく様子を顕微鏡を通して撮影し、月の満ち欠けと無駄に消耗されていく精子の儚さを重ね合わせました。行き場のない無益な数億個の精子は、年間約3万人の自殺者や、年間約30万人の望まない妊娠や中絶、また月の満ち欠けは女性の月経周期を想起させます。死に対して軽率になっている現代社会を反映しているかのようです。しかし、3月11日の大津波により犠牲となった約2万人の尊い命についても同時に深く考えさせられます。

 スイスの現代美術家であるウルス・フィッシャーは、16世紀の彫刻家ジャンボローニャ「サビニの女たちの略奪」のレプリカや、友人の等身大彫刻をいずれも蝋で制作し、ひとつの巨大蝋燭として時間とともに溶けていく作品を発表しています。また、日本の現代美術家・宮永愛子氏による、日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩を使ったインスタレーション、八木良太氏の氷でできたレコード「VINYL」など、これまでも消える彫刻の数々は私たちに存在の儚さを気付かせてきました。
 西村が挑戦する頭蓋骨などをモチーフにした溶けていく彫刻「We Always Know」は、ほのかな香りを残して消えていく入浴剤の“バブ”と同じ方法で制作された作品です。幼いころから家庭にはバブが常備してあり、西村はそれを削ったり溶かしたりして遊んでいたといいます。母親は、息つくところのないストレス社会の中で、癒しやリラックス効果を求めバブを購入してきました。お風呂という場は、社会人が個人へと還るつかぬまの時間です。「死ぬときはひとり」とよく言われます。命にバブの儚さと香りを重ね合わせるという発想は、そんな宿命的な人間の孤独を浮き彫りにしつつも、死へのアイロニーともいえよう現代的な目線を感じさせます。
展覧会開催初日には美しく模られた頭蓋骨も、終了時には原形すら留めませんが、ほのかな香りと儚さを残すでしょう。現代社会に生きる個人の再生・消滅を、視覚と嗅覚で体験していただければと思います。

 本展覧会では、新作であるインスタレーション「We Always Know」を中心に、ディズニーキャラクターのぬりえに裁判傍聴を記録した裁判ドローイング「“Its a small world”」や、金箔をあしらったカーペットクリーナー「Keep Clean」など過去の作品も併せて展示する予定です。
西村の持ち味であるクールでセンスフルな反面、哀愁漂う作品の集う初個展をこの機会にどうぞご覧ください。

また、29日のクロージングパーティでは、近くの公園にて夏の風物詩である花火やスイカ割り、水風船合戦を開催します。ぜひ浴衣でお越しください。



【artscape 2012年09月01日号(artscapeレビュー/プレビュー)】西村健太 個展 Re|福住廉

宮嵜浩個展「DON’T THINK」展


ふたり個展
宮嵜浩個展「DON'T THINK」展


会期:2012年6月22日(金)23日(土)24日(日) 13:00~20:00
オープニングレセプション:18:30~20:00※20:00よりイベント開催
イベント:22日(金)20:00~、北大路翼(俳人)による短詩レクチャー及び、パフォーマンス。どなたでもご参加いただける俳句・短歌・詩の朗読会等も予定
会場:ASOKO
協力:天才ハイスクール!!!!

 この度、高円寺にありますASOKO「ナオ ナカムラ」では、宮嵜浩個展「DON'T THINK」を開催いたします。

 宮嵜浩は大阪府出身、立命館大学理工学部卒業。
ストリートダンスやバンド活動、2003年~2010年にかけての26か国への旅、そして小学校での教職活動(2011年退職)など、バラエティに富んだ体験を経て、2011年に美学校で現代美術を学びました。
 そんな行動派の宮嵜の作品に通底しているのは、「まず、考えずに感じること」という姿勢です。それは、「面白いと感じたことが制作のきっかけとなり、その時、道徳性を考えていない」という宮嵜が持つ、素直な吸収力とも繋がるものです。特に宮嵜は道徳性が生む表現の自粛に対して強い疑問を抱いてきました。それよりもまずは興味が先走ること。その姿勢によってこそ、ものごとの本質を明らかに出来ると信じているのです。

 映像作品「DON'T THINK」は、ケミカルブラザーズの楽曲「DON'T THINK」にインスパイアされて生まれた作品です。宮嵜はこの楽曲に「調和する」と自らが感じたさまざまな映像をミックスします。その多くは惨劇や暴力的な映像です。
道徳性を排除し、自身の素直な感情に真っ向から向きあったこの作品は、まるで惨劇のエンターテイメントのような映像です。
それは、イメージが実体験を凌駕するような今日の情報化社会において、メディア越しに非日常的な現実を知りながらも、見るに耐えないと「悲劇の蚊帳の外」にいつづける私たちに、リアルとアンリアルを巡る身近な疑問を投げかけています。
宮嵜はこの作品について「不謹慎として押し殺した表現が必ずしも追悼の最高表現ではない。不謹慎であろうとも自身の感覚を人間の感覚の一部として生み出すことで作り上げられた『DON'T THINK』は、音楽ライブの非日常性と惨劇の非日常性を一致させる追悼の試みである」と考え、さらに「戦争が光の祭典のようだ」と語っています。屋上でDJが曲をつなぐ中、空に祝祭の花火とも惨劇の戦火とも見える閃光が飛び交う、アンリ・サラの映像作品『入り混じる行為』(2003)を彷彿とさせるようなこの発言は、宮嵜が「DON'T THINK」によって挑戦するイメージと音の組み合わせ、そして道徳性を超えた感覚的な美意識の提案を象徴しています。

 本展覧会タイトル「DON'T THINK」は、ブルース・リーの名台詞「DON'T THINK,FEEL」に由来し、また宮嵜自身の「考えずに感じる」制作態度に由来しています。

 エロ、生命、言葉、秩序などを感覚で「解体・再構築」し、何が現実で非現実か、見えづらくなっている今日の世界を宮嵜は新たに創造し直そうとしているのかもしれません。この機会にどうぞご覧ください。

 会場となる「ASOKO」は、高円寺の住宅街にあるオルタナティブペースです。展覧会、トークショー、イベントなど開催し“オープンな溜まり場”として運営しています。

また、22日のオープニングイベントには、ゲストといたしまして俳人の北大路翼氏をお迎えし、短詩レクチャー及び、パフォーマンスを開催いたします。俳句・短歌・詩の朗読会等も予定しておりますので是非ご参加ください。

北大路翼:俳人。小学校のころ種田山頭火の本をきっかけに俳句をはじめる。北大路翼氏と石丸元章氏による、30000句を超える5-7-5で描く、超ド級俳句集『新宿歌舞伎町2012 句集/嘔吐 』発売予定 


素人の乱12号店にて同時開催の大島嘉仁個展「僕らはみんな生きている、生きているから笑うんだ。」も併せてご覧ください。


大島嘉仁個展「僕らはみんな生きている、生きているから笑うんだ。」展


ふたり個展
大島嘉仁個展「僕らはみんな生きている、生きているから笑うんだ。」展


会期:2012年6月22日(金)23日(土)24日(日) 13:00~20:00
オープニングレセプション:18:30~20:00※20:00よりASOKOにてイベント開催
イベント:24日(日)18:30~、大島嘉仁、宮嵜浩、山本篤(現代美術家)トークショー。テーマ「家族」と「アート」
会場:素人の乱12号店
協力:天才ハイスクール!!!!

 この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、大島嘉仁個展「僕らはみんな生きている、生きているから笑うんだ。」を開催いたします。

 大島嘉仁は1992年生まれ、2011年に美学校で現代美術の講座を受講し、現在、立教大学社会学部に在学中です。
 これまで、自らのコンプレックスや恥をさらけ出す作品など制作してきましたが、そこにいつも当然のように登場してきたのは「家族」でした。
プライベートな母親との会話など、家族との他愛もないコミュニケーションをありのままに映しだす大島の映像作品は、まるでホームビデオのようです。
それは、「発表」されることによって、見る者に大島のプライベートを覗き見しているような妙な気分を生み出します。
大島は、「家族の風景は平和の象徴であり、家族平和は社会平和である」と考えています。昨年3月11日に起きた大震災以降、その考えは私たち多くの日本人にとって、とてもリアリティのあるものになりました。

 「ほのぼの系」や「顔2.0」は、大島と母親のコミュニケーションを映像に記録した作品です。大島は「僕にとって平和の象徴は母の笑顔だ。この笑顔をみるとすこしあたたかくなる。完全な平和はない、少しの平和の積み重ねがあるだけ。この映像で少しの平和な気持ちを感じてほしい」と言っています。見る者を気恥ずかしくさせつつも、彼にとってその映像は、愛と平和に満ちたユートピアが映し出されたものなのです。
 「Indirect Massage」は、駅に設置された監視カメラに向かって大島が母親に向けてメッセージを送った作品です。「駅は死にゆく場所である。そこで、命を生み出す母親という存在にむけ、メッセージを送った」と大島は言います。
大島にとって作品の制作は、家族とのコミュニケーション手段の一つです。しかし裏を返せば、家族の存在こそが彼の制作の原動力なのです。

 本展覧会のタイトルになっている『僕らはみんな生きている、生きているから笑うんだ。』は大島にとって、平和の風景そのものを表現している唱歌の一節です。しかし展覧会では、「心の中だけでそんな社会になることを望んでいる。そんな自分に嫌気が差す。葛藤する。」大島の「平和」への理想と現実、そのもがきが明らかになるはずです。この機会にどうぞご覧ください。

また、24日のクロージングイベントには、ゲストといたしまして現代美術家の山本篤氏をお招きし、「家族」と「アート」をテーマにトークショーを開催いたします。

山本篤:現代美術家。2003年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。自身や家族を出演者として用い、泣きや笑い、生や死など中毒性のある映像を多数発表。過去の展覧会に「OFFSITE2008 相田ちひろ/山本篤」(2009/横浜美術館)や「時間泥棒 いつもより長い夢」(2012/Art Center Ongoing)などがある。7月5日「黄金町芸術学校」にゲストとして出演予定


ASOKOにて同時開催の宮嵜浩個展「DON'T THINK」も併せてご覧ください。





 

堅田好太郎個展「三日勇者/eastern easter」展

堅田好太郎個展「三日勇者/eastern easter」展


会期:2012年5月18日(金)19日(土)20日(日) 13:00~20:00
オープニングレセプション:18日(金) 18:00~20:00
イベント:20日(日)18:00~19:30、堅田好太郎、岡田将孝(Chim↑Pom)、松田修(現代美術家)トークショー。テーマ「アートにおける“努力・友情・勝利”は可能か?」
会場:素人の乱12号店
協力:天才ハイスクール!!!!

 この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオ ナカムラ」では、堅田好太郎個展「三日勇者/eastern easter」を開催いたします。
堅田好太郎は1985年山口県に生まれ、東京芸術大学油画科を目指し4~5浪するも失敗し約2年間ぶらぶらしたのち美学校にて現代美術の講座を受講、2011年に修了するというアカデミックな美術教育とは無縁のルートを辿ってきました。
堅田は、身体を張ったパフォーマンスでスクリーンに投影されたアイドルと疑似恋愛をする映像作品「渚のランナー」(2010)や、現在も続いている写真シリーズで洗濯物の女性下着を盗撮した「下着参観日」(2008~)など、馬鹿馬鹿しくも万人に通ずる普遍的な自己愛とエロを次々と作品に落とし込み発表し続けています。
今回の初個展では、全裸で剣を持った出で立ちの自画像が描かれた平面作品や、トレーディングカードに様々なアイコンがドローイングされたカードドローイング、ふにゃふにゃな剣の立体作品で構成いたします。これらの作品は、堅田の作品に一貫している自己愛と主人公願望に加え、いわゆる思春期の少年なら誰しもの心に巣食う中二病や、マンガやゲームから受けたファンタジーの影響が根底にあります。そして、ややもするとだらしなく、無防備に見えがちなヴィジュアルから立ち現れるただならぬ「強がり」は、私たちの「強がれる」世界の中にあるリアルを共通体験としてむきだしにし、美しくも痛くて残念な純真さをもたらします。
また、タイトルである「三日勇者/eastern easter」は、ことわざ「三日坊主」「三日天下」と、十字架に架けられて死を遂げ三日目に復活した勇者≒イエス・キリストの復活、そして英タイトルには極東における勇者の復活祭を意味し、改めて「日本」という地で美術をやることとは何か?という無限ループの問答と、巨視的な展望を抱いて局地的に業(ゲーム)を実行(プレイ)するという強い意志が感じられます。

「   まだある?しんじたいものほしいもの   その声が聞こえたらまた弱くてニューゲーム」(作家ステートメントより抜粋)
  
本展覧会は、堅田好太郎のエピローグともいうべき初個展です。堅田による「三日間の復活祭」をこの機会にどうぞご覧ください。
また、今回ゲストといたしまして岡田将孝氏と松田修氏をお招きし「アートにおける“努力・友情・勝利”は可能か?」をテーマに本展覧会作家も交えトークショーを開催いたします。さらに、トークショー後には金環日食が起こる5月21日、翌朝まで打ち上げを予定しています。

岡田将孝:社会的メッセージの強い作品で国内外問わず活躍し続けている6人組アート集団Chim↑Pomのメンバー。現在ワタリウム美術館にて「ひっくりかえる展―Turning around―」開催中
松田修:現代美術家。2009年東京芸術大学大学院美術研究科修了、自身の身体を用いエログロや生・死といったテーマをキャッチ―に映像で発表。1stDVD「ガタピシ!」絶賛発売中



深夜2時をゆっくり転がる闇の中
全裸でひとり 全滅速報
鼻血で唱える復活魔法は R•e•d•B•u•l•l
••••••
「まだある?しんじたいものほしいもの」
••••••••••••••    
その声が聞こえたら また弱くてニューゲーム
こたつの上で発光するワールドマップを確認して
右手に筆を 左手には剣を
天空の蛍光灯を道しるべに 四畳半銀河体系へと広がる
きん黄金の翼
••••••
「まだある?しんじたいものほしいもの」
••••••••••••••
三日勇者は、ここにいる。

堅田好太郎


臼田知菜美個展「ちなみっくす~愛♡のミックスジュース~」展

臼田知菜美個展「ちなみっくす~愛♡のミックスジュース~」展


会期:2012年4月20日(金)21日(土)22日(日) 13:00~20:00
オープニングレセプション:20日(金)18:00~20:00
オープニングイベント:20日(金)19:30~臼田知菜美、卯城竜太(Chim↑Pom)、山縣良和(writtenafterwards)トークショー
会場:素人の乱12号店
協力:天才ハイスクール!!!!

 この度、高円寺にあります素人の乱12号店にて「ナオ ナカムラ」を始動いたします。第1回目といたしまして、臼田知菜美個展「ちなみっくす~愛♡のミックスジュース~」を開催いたします。
1989年生まれの臼田知菜美は、ファッションデザイン教室・ここのがっこう、文化女子大学を卒業。そして昨年、美学校の現代美術セミナー・天才ハイスクール!!!!に入学しました。アカデミックな美術教育を一切受けず、美術界の巨匠パブロ・ピカソの「ゲルニカ」さえも知らぬままファッションから現代アートの世界に足を踏み込んだ異例の経歴の持ち主です。
臼田の作品は他者とのコミュニケーションによって形成され、他者は作品の一部として関与します。外部でのごく日常的なコミュニケーションと、それによって生まれる内部での振舞いという日常性とアートの相互をリレーショナル・アート(関係性の美学)のようにコミュニケーションで結びつけるのです。予定調和ではない面白さがそこにはあります。
この臼田の行為について美術評論家の福住廉氏は天才ハイスクール!!!!第1回展覧会「カミングアウト!!!!!!!!」に訪れ、美術情報誌「月刊美術」やwebマガジン「artscape」でこう述べています。「とくにおもしろかったのは、臼田知菜美。映像を見ると、彼女が見ず知らずの喫煙者たちに一本のタバコを貰い続ける様子が記録されているが、そうして集めたタバコを会場で配布して自由に喫煙できるようにされていた。(中略)自分の愛嬌を差し出す代わりに、展覧会で必要とされる物資を貰い受けるというエコノミーである。」(『artscape』レビューより抜粋)
さらに、会場の素人の乱12号店というコミュニティの場は臼田にとって重要な要素となるでしょう。
本展覧会では、持ち前の愛嬌を武器にファッションから学んだセンスや器用さと天才ハイスクール!!!!で再発見した自身の才能を作品に落とし込み、安価な素材を利用して他者とコミュニケーションをはかります。臼田の葛藤や挑戦が混ざり合うミックスジュースのような初個展をこの機会にどうぞご覧ください。
そして、今回ゲストといたしまして卯城竜太氏と山縣良和氏をお招きしトークショーを開催いたします。卯城竜太は社会的メッセージの強い作品で知られる6人組アート集団Chim↑Pomのリーダーであり、天才ハイスクール!!!!の講師です。山縣良和はジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを経て、2007年ファッションレーベルwrittenafterwardsを設立し、ファッションのあり方を提示し続けています。そして、ここのがっこうの講師でもあります。
また、「ナオ ナカムラ」は素人の乱12号店のご厚意により実現した中村奈央がディレクターを務める展覧会スペースです。ディレクターを目指す成長の場として定期的に展覧会を開催し作家とともに成長していきたいと思いますので今後ともあたたかいご指導、ご支援のほど宜しくお願いいたします。
ディレクター 中村奈央


【artscape 2012年05月01日号(artscapeレビュー/プレビュー)】臼田知菜美 ちなみっくす展~愛【黒ハート】のミックスジュース~|福住廉

天才ハイスクール@素人の乱12号店 第2展覧会「クランクイン!2―映像とかもう別にいいよ、石でもいいよ―」展

天才ハイスクール@素人の乱12号店 第2回展覧会「クランクイン!―映像とかもう別にいいよ、石でもいいよ―」展


会期:2012年3月2日(金)3日(土)4日(日) 1部open14:00/start15:00 2部open18:00/start19:00
イベント:2日(金)天才ハイスクール!!!!によるパフォーマンス
      3日(土)大月壮×佃弘樹トークショー、4日(日)倉重迅トークショー(全日2部終了後)
会場:素人の乱12号店
参加作家:臼田知菜美、大島嘉仁、大月壮、堅田好太郎、キュンチョメ、倉重迅、志水佑、菅原そうた、佃弘樹、西村健太、宮嵜浩、涌井智仁、Chim↑Pom

 昨年11月に大好評のうち無事終了いたしました「カミングアウト!!!!!!!!―親戚のお姉さんのパンツを食べたことからはじまる―」から早くも第二弾といたしまして映像作品を中心とした展覧会「クランクイン!―映像とかもう別にいいよ、石でもいいよ―」展を開催いたします。
ループ再生が基本の一般的な映像の展覧会とは一味違い、インスタレーションやパフォーマンス、作家本人からの作品解説などを交え、1日2回上映の3日間計6回という上映プログラム形式での映像祭です。一種の拘束を鑑賞者に提供し、時間軸を共有していただきます。
同じ空間で分かち合う鑑賞者同士の喜怒哀楽、息づかいや息をのむ光景の共有は、鑑賞者と鑑賞者、天才ハイスクールと鑑賞者、ゲストと鑑賞者の間に“コミュニケーション”を生みだすでしょう。
大島嘉仁は、母親から子へと形質が伝わる「遺伝」の中で最も影響を受けやすいと言われている鼻にカメラを向けます。鼻はユーモラスに感じられたり「はじまり」を意味する一方、侮辱として用いられることもあり、そのユーモラスで侮辱ともとれる鼻のむずむずする行為をコミュニケーション手段として、母親との関係を再構築します。キュンチョメは、コンビニ店員の1時間あたり50回淡々と繰り返される感謝を示す挨拶「いらっしゃいませ/ありがとうございます」に注目します。普段、粗末に扱っているこの挨拶を街で不特定多数の人物に時給800円を支払い仕事としてしてもらいます。挨拶を買うことで、コミュニケーションが希薄な現在だからこそ、挨拶の価値について考えさせられるようでもあります。
そして、今回ゲストとして4人の作家にも参加していただきます。「映像」というジャンルを超えさまざまな分野で活躍し私たちを魅了し続けるゲストの映像作品やトークショーは貴重な機会となるでしょう。
天才ハイスクールの、まるで音楽のように作家個々の必要不可欠な独奏に加え、作家個々が一体となったときにはじめて生まれる合奏という“グル―ヴ感”は必見です。本展タイトル「クランクイン!」は撮影の始まりと同時に、個々の飛躍の始まりに対する祈願に由来しています。映像を超えて発生するコミュニケーション、等身大のクランクインの現場をこの機会にどうぞご覧ください。 
ディレクター 中村奈央

天才ハイスクール@素人の乱 第1回展覧会「カミングアウト!!!!!!!! ―親戚のお姉さんのパンツを食べたことからはじまる―」展

天才ハイスクール@素人の乱 第1回展覧会「カミングアウト!!!!!!!!
―親戚のお姉さんのパンツを食べたことからはじまる―」


会期:2011年11月25日(金)26日(土)27日(日) 13:00~21:00
会場:「GARTERギャラリー」「素人の乱12号店」「なんとかBAR」他
参加作家:会田誠、卯城竜太(Chim↑Pom)、臼田知菜美、大島嘉仁、堅田好太郎、キュンチョメ、志水佑、西村健太、宮嵜浩、涌井智仁

 この度、天才ハイスクール(美學校/現代美術セミナー)は高円寺の素人の乱にて「恥」をテーマにした展覧会「カミングアウト!!!!!!!!―親戚のお姉さんのパンツを食べたことからはじまる―」を開催いたします。
恥は、自分と他者との関係においてはじめて成立します。情報化社会により身体的コミュニケーションが不足した現在では、直接的な恥をかく/かかされる機会は少なくなったと言えるでしょう。その一方で、情報の流出など匿名性を持った予期せぬ恥に見舞われ人生を狂わされる人も出てきました。しかし、恥とはただネガティブなものでしょうか。恥はすべて自分の身から出るものです。人はこれまで恥をさらけ出すことで自分をさらけ出し、それによって仲間の信頼を得、また新しい価値観に出会ったりしてきました。
「天才ハイスクール」の最初の授業で受講生たちは、自己紹介のように自分の「恥」を暴露し合いました。
小さい頃親戚のお姉さんのパンツを食べたこと。「先生がんばってくるね」と教師を辞めて変態的作品を制作していること――。
堅田好太郎は、壁にアイドルのイメージDVDを投影して疑似恋愛をします。アイドルDVD特有の疑似コミュニケーションの特性を生かした彼の作品は、その馬鹿馬鹿しさに笑わされながらも見る側に何とも言えない恥ずかしさを覚えさせます。
臼田知菜美は非喫煙者として喫煙所コミュニティに憧れを抱き、さまざまな喫煙所で煙草を貰うことを試みます。老若男女と対象を選ばない彼女のコミュニケーションは、希薄になった人間関係の構築に体当たりで挑戦しているようです。
今回、彼らのほかにゲストとして会田誠氏と卯城竜太氏(Chim↑Pom)にも参加していただきます。
会田誠はロリコン、エログロ、戦争、社会通念など、人間や社会のまさに恥部をさまざまな方法で作品化する美術家です。
卯城竜太は社会的メッセージの強い作品で知られるアート集団、Chim↑Pomのリーダーであり天才ハイスクールの講師です。今回、卯城はChim↑Pom結成前に制作した最後のソロ作品(未発表)を初公開いたします。
また会場となる「素人の乱」は、高円寺北中通りの若手店主たちによるコミュニティです。数万人規模の脱原発デモを組織する他、レディ・ガガへの衣装提供などで注目を集めるアパレルショップ「キタコレ」など、世界へと広がる独自の地域活動で知られています。今回は素人の乱3会場を中心に、その周りのデッドスペースを使った複合的な展示になります。
―穴があったら入りたい―
本展は展示スペースそのものを「穴」とみたて、彼らが感じる「恥/作品」をそこに埋め込みます。身を隠すための穴、恥を暴露できる穴――、会場はさまざまな恥の”穴場”となるでしょう。この機会にどうぞご覧ください。
ディレクター 中村奈央


 【artscape 2012年01月15日号(artscapeレビュー/プレビュー)】天才ハイスクール!!!! カミングアウト!!!!!!!!|福住廉

「月刊美術No.436」の38頁「未来へ、ともに歩んでいきたい!」