日本百貨店協会が19日にまとめた5月の全国百貨店売上高は4847億円だった。既存店ベースでは前年同月比2.6%増と2カ月ぶりに前年実績を上回った。高額品の売れ行きが堅調だったのに加え、中旬からの気温上昇でクールビズを含む夏向け衣料が伸びた。食料品も小幅増と主要商品は全般的に前年を上回った。
商品別では紳士服・洋品が2.5%増、婦人服・洋品が2.0%増だった。クールビズを意識したワイシャツや女性向けのニット製品が伸びた。美術・宝飾・貴金属は23.3%増と9カ月連続でプラス。伸び率は統計をさかのぼることができる2007年以降で最大となった。海外の高級ブランドの小物を含む身の回り品は4.4%増だった。
外国人観光客向けの売り上げも大幅に伸びた。全国44店の免税売上高は前年実績比2.2倍の約33億2000万円と、前月に続く過去2番目の高水準となった。タイやマレーシアなど東南アジアからの訪日客が増えた。
東京地区の売上高は1240億円だった。既存店ベースでは5.1%増と5カ月連続で前年を上回った。
記者会見した井出陽一郎専務理事は5月の全国売上高が前年実績を上回ったことを受け「震災の反動増といった特殊要因がなく伸びたので、各店とも自信を持ち始めた」と話した。6月の見通しは「売り上げ増を予想する店が多く、大きな期待を寄せている。高額品を軸にジャケットやパンツ、小物を含めて(販売を)上乗せしたい」と説明した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
売上高、百貨店、井出陽一郎、日本百貨店協会
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