香港株(終了):下落、FOMC声明控え-蒙牛乳業は上昇
6月19日(ブルームバーグ):香港株式 相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を控え下落。不動産株が売られた。一方、中国最大の乳製品メーカー、中国蒙牛乳業は国内の粉ミルクメーカー、雅士利国際を買収する計画を発表したことを受け、上昇した。
華潤置地(1109 HK)が3.3%下げるなど、不動産株が下落。中国本土で不動産税の試験導入の対象都市が近く増える可能性があると中国証券報が報じたことが嫌気された。中国蒙牛乳業(2319 HK)は6.9%値上がりした。
ハンセン指数 は前日比238.99ポイント(1.1%)安の20986.89で終了。ハンセン中国企業株(H株)指数は同1.5%安の9584.54と、昨年9月13日以来の安値で引けた。FOMC声明の発表後、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が記者会見に臨む。
交通銀行の中国担当チーフストラテジスト、洪灝氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、バーナンキ議長が「何を言ってもリスク資産にはマイナスになるだろう」と指摘。「資金があっても中国株式市場に投資するのは少し時期尚早だ。7-12月(下期)も経済成長の減速が続くだろう」と述べた。
原題:Hong Kong Stocks Fall Ahead of Fed Outcome; China MengniuSurges(抜粋)
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更新日時: 2013/06/19 18:26 JST