日本中医学会といえば、主な民間団体が二つ存在する。まじめに中国医学について研究されている。
だが、実態のよくわからない、日本中医学会認定を名乗る団体もある。
(大阪の「日本中医学会認定 日本中医学院」に対し、二つの日本中医学会は関わりを否定)
香港中医学院(実在は確認できない)との提携校をうたい、1年の通信教育で中医師の資格(公的なものとは思えない)、さらには中医の博士もとれますよ、と喧伝していた日本中医学院のサイトを久しぶりに見ようとした。
すると、日本中医学院の募集ページが消えていた。
正確には、姉妹校の日本音楽療法学院の募集案内だけ掲載され、日本中医学院の募集案内は削除されている。
かつては下記のように日本音楽療法学院と日本中医学院の募集ページが並べて貼ってあった。
(公式サイトはなく、チープなページしかなかった)
↓
http://web.archive.org/web/20101207133643/http://nimt.jp/index.html
<参考>消されたページ
↓
資格商法やニセ学位販売として追及されることをおそれ、姿を隠したのだろうか。
日本中医学院のパンフレットに、博士取得者として掲載されていた健康英知研究所代表斉藤英治氏も、サイトで堂々と公表していた学位記の画像を削除したようだ。
日本国内では、日本中医学院あるいは提携先の香港中医学院(実在するのか?)で中医師の資格を得たと主張する人がいる。
だが、その資格は正当なものかどうか疑わしい。きちんとした実力を備えた、公的な資格取得者とは認めにくい。アマチュアによる医療事故を招くおそれもある。厚生労働省は把握しているのだろうか。
<参考> 香港中国医学研究院の博士号はニセモノ?
http://blog.goo.ne.jp/ambiguousworld/e/ef88a2f536798a8ddcbb1b6a4b2053d2
香港中医学院についてネットを少し検索すると、下記の人たちの名前がすぐに見つかる。
彼らが正式な中医師資格を持っているのか、治療行為を行う資格があるのか、正式な教育機関で得た博士なのか、確認が必要だ。注意を喚起したい。
★印は筆者補足。
http://www.lithology.co.jp/welcome.html
治療室クリスタ 院長
山口遥子(やまぐちようこ)
1960年 札幌生まれ
関西学院大学卒業
卒業後は建設会社やN社系病院に勤務。
【資格】
医学博士(中医学)
医師(中医学)
鍼灸師
心理カウンセラー
カイロプラクター
気功師(道家金山派・龍門派)
幼稚園教諭
保育士
(★幼稚園教諭と保育士は公的な資格。関西学院大学教育学部を卒業後、どこで鍼灸師や中医師の資格を経たのか明記しておらず不可解。病院で何の職に就いていたかも不明。治療行為を行う資格はあるのだろうか)
http://oyamagakuinn.net/docuta-usami/d-u-keireki.html
宇佐見義隆 (うさみ よしたか)
元岡崎市民病院 医療技術局 放射線室 室長
医学博士
香港中医学院修了(英国、現:中国) 中医師取得
国立天津中医学院修了(現:中国国立天津中医薬科大学) 中医師取得
国立上海中医学院修了(現:中国国立上海中医薬科大学) 中医師取得
学校法人St.コロンビア大学(米国大学) 医学博士 学位
(★専門学校かどこかで取得できる診療放射線技師の資格は本物。だが、セントコロンビア大学は非認定大学、ディプロマミルとして知られている。正式な博士とは言えない)
http://www.star-k-pharmacy.com/shop_chuwado.html
スター薬局 西武八尾店 中和堂
スタッフ 石丸敏明
薬剤師、香港中医学院卒業、1991年中国特別行政区香港中医師取得
(★そもそも1991年当時、香港政府による公的な中医師認定制度は存在しなかったのでは)
http://www.natural-healing-international.com/greeting/
株式会社ナチュラル・ヒーリング・インターナショナル
代表 上原豊和
米国カリフォルニア州東洋医学専門医(内科・ペインクリニック)
中国香港特別行政区中医師
昭和58年 3月 奈良市立一条高等学校 卒業
昭和61年 9月 大阪鍼灸専門学校 卒業
昭和62年 9月 大阪鍼灸専門学校 研究科 修了
昭和63年 2月 香港中医学院 卒業
平成3年 2月 香港中国医学研究院附属大学院 中薬学科 修了
(★鍼灸専門学校を出て5か月後には香港中医学院を卒業したことになっているが、中国語は話せるのだろうか。また、東洋医学専門医の資格はどこで取得されたのだろうか)
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E5%8C%BB%E5%96%B6%E9%A4%8A%E5%AD%A6-%E5%B1%B1%E5%B4%8E-%E9%83%81%E5%AD%90/dp/product-description/4804104194
山崎郁子 (ヤマザキ イクコ)
昭和7年生まれ。(旧)大阪府立厚生学院栄養科卒業。
香港中医学院中医科卒業、同大学院博士課程修了。
広州中医学院中薬科結業。栄養士、中医、中医学博士。
東大阪短期大学(東大阪大学)食物栄養科及び東洋医学系。
(★香港中医学院の博士を名乗って、東大阪短大に勤務されていたのだろうか)
http://www.chugokudo.net/greeting.html
船橋中国堂整体院
院長 鶴善太郎
日本中医学院 卒業(香港中医師会永遠名誉会員)
http://popuri.info/doto-blog/?page_id=22
グリーンポプリ株式会社
後藤洋 日本中医学院卒業 中医師(※中医師とは中国香港の資格であり日本のではありません)
後藤洋子 日本中医学院卒業 中医師(※中医師とは中国香港の資格であり日本のではありません)
http://mother-mc.net/profile.html
マザーマッサージ鍼灸治療センター
代表 深澤要
香港中医学院(中国広州中医薬大学提携日本中医学院)等卒業
(★香港中医学院と日本中医学院は一体のようだが、広州中医薬大との関係はどのようなものなのだろう)
http://www42.tok2.com/home/busiuzu/1-utu.htm
漢方相談 コンドウ薬局
近藤昭仁:中医師(世界中醫師協会)・漢方修士(八蒙会認定)
1984年日本中医学院卒業。北京・広州中医学院留学。
(★公的機関ではなく「世界中醫師協会」を名乗る団体の認定する”中医師”なのだろうか)
http://tuyoru.seesaa.net/article/62759710.html
山の鷹(指圧師)
夏休みを利用して中国に渡り、(現在名)上海中医薬大学へ勉強に行きました。
又、日本中医学院・中医中薬学科に入学(通教生)しました。
中国香港政庁の中医師免許を受けました。
(★基本的に、香港では香港政庁という言葉は使わない。日本的表現。日本で発行された資格?)
http://mkawakami.web.fc2.com/profile.htm
斉藤英治(健康英知研究所代表)
1940年、山形市生まれ
医学博士(Ph.D学位)(*学位明細下記注)
東北大卒業後、武田薬品工業にてビタミンと脳科学の研究開発を経て現職。
日本綜合医学会常任理事、日本健康科学学会理事を夫々20年務める。
学校法人エール学園IMGS大学院大学教授(メンター:指導者、助言者養成校)を歴任。
(★昨年は下記の学位記画像を堂々とプロフィール欄に掲載していたが、現在は削除しているようだ。1990年発行の香港中国医学研究院附属中国医学研究所発行の学位記。大阪の日本中医学院のパンフレットにも、斉藤氏が香港中医学院で学位を得たことは記載されていた。だが、香港中国医学研究院・香港中医学院の実在は確認できていない)

公的なものではないにもかかわらず、もっともらしい名前をつけた学位や資格を販売する商法は、加害者と被害者の関係がむずかしい。
かつて特許大学という学位販売会社を作り博士を名乗っていた人が逮捕されたとき、特許大学で博士号を購入した人は被害を訴えなかった。
名誉欲の強い人は、共犯関係にあったのかもしれない。博士を名乗り、信頼ある存在に見せかけたかったのかもしれない。
そういった人たちを権威あるものと誤認して本を買ったり治療を受けることになった一般消費者こそ、いちばんの被害者ではないだろうか。
以上、過去に資格検定情報の書籍を編集した経験をふまえ、資格の正当性に疑念があるので確認が必要だ、ということを述べてみた。
ニセ医者だとか詐欺師だとかインチキだとか騙しだとか虚飾だとか誇大妄想だとか、そんなことはまったく言っていない。
もったいぶってる人やかっこつけてる人は中身のないうさんくさい人が多い、とも言っていない。
名誉毀損を主張されるのでしたら、どの箇所の表現がどのような名誉毀損に値するのか、論理的なご説明をよろしくお願いいたします。
<補足> 日本中医学院と日本音楽療法学院
日本中医学院と、姉妹校の日本音楽療法学院のパンフレットには、院長として西畑和昭氏の名前が掲載されている。
だが、名前を検索してもネット上に関連情報は出てこない。
日本中医学院と日本音楽療法学院の募集情報ページを掲載していたサイトのドメイン名を取得しているのが有限会社医生堂であることを思い出し「医生堂 西畑」で検索すると雑誌の広告ページが出てきた。
日本音楽療法学院は、「eぶらあぼ」2013年2月号に音楽療法士養成コースの広告を掲載。
そのデータになぜか「医生堂 西畑」の記述が残っている。
↓
http://www.mde.co.jp/ebravo/book/201302/pageindices/index139.html
eぶらあぼ 2013.2月号 139/193 136音楽の“癒しのエッセンス”を学ぼう音楽療法士 養成コース■ 募集学科:音楽療法学科
(中略)
現在20〜60代と幅広い層の方が、学んでおられ、卒業生は、全国の病院や介護施設で活躍中です。また純粋に音楽療法を勉強したい方も多くおられます。本気で音楽療法を習得したい方におすすめします。様医生堂西畑2校2月号(1/18発行) 1C1/2広告ご確認のお願い入校日*1/7(月)*TEL 03-3511-0813 FAX 03-3511-0814 お世話になっております。 ご連絡ありがとうございました。修正箇所のご確認をよろしくお願いいたします。制作担当:滝沢優子 e-mail:takizawa@mde.co.jp150%拡大
例年、日本音楽療法学院は20名、日本中医学院は5名募集していたようだが、23年度は日本音楽療法学院の卒業者は6名だけで、日本中医学院は卒業者がいなかった。
25年度は日本中医学院の募集ページを削除している。
今まで日本音楽療法学院と日本中医学院の募集内容を載せたページを表示していたが、今年は日本音楽療法学院の募集内容しか載っていない。
日本中医学院の募集はやめてしまったのだろうか。
あるいは、実態のない博士号を販売したことについて追及されることをおそれ、痕跡を消そうとしているのだろうか。
有限会社の運営するスクールの1年の通信学習によって、香港の公的な中医師資格や学位を取得することは不可能に思えるのだが、どうなのだろう。
<参考>昨年のパンフレットには下記のような記述がある。
↓
> 《学院ニュース》 1.平成23年度(2011年度)合同卒業式典挙行される
> 春寒しだいに緩みだした3月25日(日)、平成23年度の合同卒業式典が、
> お馴染みの「東天紅」で厳かに挙行された。
> 今回は、日本音楽療法学院音楽療法学科6氏に、それぞれ卒業証書を同学院の
> 西畑和昭院長より授与された。
集合写真には、卒業者と、次のような文字がある。
> 中医師免許証伝達式 香港中国医学研究院
>
> 学位証書授与式 香港中国医学研究院学位審査委員会
>
> 日本音楽療法学院 学位記授与式
>
> 第46期 日本中医学院中薬学科卒業式典
> 第22期 日本音楽療法学院音楽療法学科卒業式典同修士号学位記授与式典、合同記念式典
パンフレットには下記の記述もあった。
↓
> 3.中医学博士(Ph.D. 論文コース) さらなる研究の集大成を計りませんか
> 長年の臨床経験の実例、又、学究的研究をまとめて、Ph.D.論文コース
>(中医学博士課程)にチャレンジしてみませんか。全ての日本中医学院卒業生に
> 出願資格があります。募集要項希望の方はご通知下さい。
上記のルートで某研究所の所長や某治療室の代表も博士号?を取得されたようだ。
ご丁寧に、博士号取得者の紹介ページに名前と写真が掲載されている。
画像はそのうちアップしようと思う。
だが、実態のよくわからない、日本中医学会認定を名乗る団体もある。
(大阪の「日本中医学会認定 日本中医学院」に対し、二つの日本中医学会は関わりを否定)
香港中医学院(実在は確認できない)との提携校をうたい、1年の通信教育で中医師の資格(公的なものとは思えない)、さらには中医の博士もとれますよ、と喧伝していた日本中医学院のサイトを久しぶりに見ようとした。
すると、日本中医学院の募集ページが消えていた。
正確には、姉妹校の日本音楽療法学院の募集案内だけ掲載され、日本中医学院の募集案内は削除されている。
かつては下記のように日本音楽療法学院と日本中医学院の募集ページが並べて貼ってあった。
(公式サイトはなく、チープなページしかなかった)
↓
http://web.archive.org/web/20101207133643/http://nimt.jp/index.html
<参考>消されたページ
↓
資格商法やニセ学位販売として追及されることをおそれ、姿を隠したのだろうか。
日本中医学院のパンフレットに、博士取得者として掲載されていた健康英知研究所代表斉藤英治氏も、サイトで堂々と公表していた学位記の画像を削除したようだ。
日本国内では、日本中医学院あるいは提携先の香港中医学院(実在するのか?)で中医師の資格を得たと主張する人がいる。
だが、その資格は正当なものかどうか疑わしい。きちんとした実力を備えた、公的な資格取得者とは認めにくい。アマチュアによる医療事故を招くおそれもある。厚生労働省は把握しているのだろうか。
<参考> 香港中国医学研究院の博士号はニセモノ?
http://blog.goo.ne.jp/ambiguousworld/e/ef88a2f536798a8ddcbb1b6a4b2053d2
香港中医学院についてネットを少し検索すると、下記の人たちの名前がすぐに見つかる。
彼らが正式な中医師資格を持っているのか、治療行為を行う資格があるのか、正式な教育機関で得た博士なのか、確認が必要だ。注意を喚起したい。
★印は筆者補足。
http://www.lithology.co.jp/welcome.html
治療室クリスタ 院長
山口遥子(やまぐちようこ)
1960年 札幌生まれ
関西学院大学卒業
卒業後は建設会社やN社系病院に勤務。
【資格】
医学博士(中医学)
医師(中医学)
鍼灸師
心理カウンセラー
カイロプラクター
気功師(道家金山派・龍門派)
幼稚園教諭
保育士
(★幼稚園教諭と保育士は公的な資格。関西学院大学教育学部を卒業後、どこで鍼灸師や中医師の資格を経たのか明記しておらず不可解。病院で何の職に就いていたかも不明。治療行為を行う資格はあるのだろうか)
http://oyamagakuinn.net/docuta-usami/d-u-keireki.html
宇佐見義隆 (うさみ よしたか)
元岡崎市民病院 医療技術局 放射線室 室長
医学博士
香港中医学院修了(英国、現:中国) 中医師取得
国立天津中医学院修了(現:中国国立天津中医薬科大学) 中医師取得
国立上海中医学院修了(現:中国国立上海中医薬科大学) 中医師取得
学校法人St.コロンビア大学(米国大学) 医学博士 学位
(★専門学校かどこかで取得できる診療放射線技師の資格は本物。だが、セントコロンビア大学は非認定大学、ディプロマミルとして知られている。正式な博士とは言えない)
http://www.star-k-pharmacy.com/shop_chuwado.html
スター薬局 西武八尾店 中和堂
スタッフ 石丸敏明
薬剤師、香港中医学院卒業、1991年中国特別行政区香港中医師取得
(★そもそも1991年当時、香港政府による公的な中医師認定制度は存在しなかったのでは)
http://www.natural-healing-international.com/greeting/
株式会社ナチュラル・ヒーリング・インターナショナル
代表 上原豊和
米国カリフォルニア州東洋医学専門医(内科・ペインクリニック)
中国香港特別行政区中医師
昭和58年 3月 奈良市立一条高等学校 卒業
昭和61年 9月 大阪鍼灸専門学校 卒業
昭和62年 9月 大阪鍼灸専門学校 研究科 修了
昭和63年 2月 香港中医学院 卒業
平成3年 2月 香港中国医学研究院附属大学院 中薬学科 修了
(★鍼灸専門学校を出て5か月後には香港中医学院を卒業したことになっているが、中国語は話せるのだろうか。また、東洋医学専門医の資格はどこで取得されたのだろうか)
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E5%8C%BB%E5%96%B6%E9%A4%8A%E5%AD%A6-%E5%B1%B1%E5%B4%8E-%E9%83%81%E5%AD%90/dp/product-description/4804104194
山崎郁子 (ヤマザキ イクコ)
昭和7年生まれ。(旧)大阪府立厚生学院栄養科卒業。
香港中医学院中医科卒業、同大学院博士課程修了。
広州中医学院中薬科結業。栄養士、中医、中医学博士。
東大阪短期大学(東大阪大学)食物栄養科及び東洋医学系。
(★香港中医学院の博士を名乗って、東大阪短大に勤務されていたのだろうか)
http://www.chugokudo.net/greeting.html
船橋中国堂整体院
院長 鶴善太郎
日本中医学院 卒業(香港中医師会永遠名誉会員)
http://popuri.info/doto-blog/?page_id=22
グリーンポプリ株式会社
後藤洋 日本中医学院卒業 中医師(※中医師とは中国香港の資格であり日本のではありません)
後藤洋子 日本中医学院卒業 中医師(※中医師とは中国香港の資格であり日本のではありません)
http://mother-mc.net/profile.html
マザーマッサージ鍼灸治療センター
代表 深澤要
香港中医学院(中国広州中医薬大学提携日本中医学院)等卒業
(★香港中医学院と日本中医学院は一体のようだが、広州中医薬大との関係はどのようなものなのだろう)
http://www42.tok2.com/home/busiuzu/1-utu.htm
漢方相談 コンドウ薬局
近藤昭仁:中医師(世界中醫師協会)・漢方修士(八蒙会認定)
1984年日本中医学院卒業。北京・広州中医学院留学。
(★公的機関ではなく「世界中醫師協会」を名乗る団体の認定する”中医師”なのだろうか)
http://tuyoru.seesaa.net/article/62759710.html
山の鷹(指圧師)
夏休みを利用して中国に渡り、(現在名)上海中医薬大学へ勉強に行きました。
又、日本中医学院・中医中薬学科に入学(通教生)しました。
中国香港政庁の中医師免許を受けました。
(★基本的に、香港では香港政庁という言葉は使わない。日本的表現。日本で発行された資格?)
http://mkawakami.web.fc2.com/profile.htm
斉藤英治(健康英知研究所代表)
1940年、山形市生まれ
医学博士(Ph.D学位)(*学位明細下記注)
東北大卒業後、武田薬品工業にてビタミンと脳科学の研究開発を経て現職。
日本綜合医学会常任理事、日本健康科学学会理事を夫々20年務める。
学校法人エール学園IMGS大学院大学教授(メンター:指導者、助言者養成校)を歴任。
(★昨年は下記の学位記画像を堂々とプロフィール欄に掲載していたが、現在は削除しているようだ。1990年発行の香港中国医学研究院附属中国医学研究所発行の学位記。大阪の日本中医学院のパンフレットにも、斉藤氏が香港中医学院で学位を得たことは記載されていた。だが、香港中国医学研究院・香港中医学院の実在は確認できていない)
公的なものではないにもかかわらず、もっともらしい名前をつけた学位や資格を販売する商法は、加害者と被害者の関係がむずかしい。
かつて特許大学という学位販売会社を作り博士を名乗っていた人が逮捕されたとき、特許大学で博士号を購入した人は被害を訴えなかった。
名誉欲の強い人は、共犯関係にあったのかもしれない。博士を名乗り、信頼ある存在に見せかけたかったのかもしれない。
そういった人たちを権威あるものと誤認して本を買ったり治療を受けることになった一般消費者こそ、いちばんの被害者ではないだろうか。
以上、過去に資格検定情報の書籍を編集した経験をふまえ、資格の正当性に疑念があるので確認が必要だ、ということを述べてみた。
ニセ医者だとか詐欺師だとかインチキだとか騙しだとか虚飾だとか誇大妄想だとか、そんなことはまったく言っていない。
もったいぶってる人やかっこつけてる人は中身のないうさんくさい人が多い、とも言っていない。
名誉毀損を主張されるのでしたら、どの箇所の表現がどのような名誉毀損に値するのか、論理的なご説明をよろしくお願いいたします。
<補足> 日本中医学院と日本音楽療法学院
日本中医学院と、姉妹校の日本音楽療法学院のパンフレットには、院長として西畑和昭氏の名前が掲載されている。
だが、名前を検索してもネット上に関連情報は出てこない。
日本中医学院と日本音楽療法学院の募集情報ページを掲載していたサイトのドメイン名を取得しているのが有限会社医生堂であることを思い出し「医生堂 西畑」で検索すると雑誌の広告ページが出てきた。
日本音楽療法学院は、「eぶらあぼ」2013年2月号に音楽療法士養成コースの広告を掲載。
そのデータになぜか「医生堂 西畑」の記述が残っている。
↓
http://www.mde.co.jp/ebravo/book/201302/pageindices/index139.html
eぶらあぼ 2013.2月号 139/193 136音楽の“癒しのエッセンス”を学ぼう音楽療法士 養成コース■ 募集学科:音楽療法学科
(中略)
現在20〜60代と幅広い層の方が、学んでおられ、卒業生は、全国の病院や介護施設で活躍中です。また純粋に音楽療法を勉強したい方も多くおられます。本気で音楽療法を習得したい方におすすめします。様医生堂西畑2校2月号(1/18発行) 1C1/2広告ご確認のお願い入校日*1/7(月)*TEL 03-3511-0813 FAX 03-3511-0814 お世話になっております。 ご連絡ありがとうございました。修正箇所のご確認をよろしくお願いいたします。制作担当:滝沢優子 e-mail:takizawa@mde.co.jp150%拡大
例年、日本音楽療法学院は20名、日本中医学院は5名募集していたようだが、23年度は日本音楽療法学院の卒業者は6名だけで、日本中医学院は卒業者がいなかった。
25年度は日本中医学院の募集ページを削除している。
今まで日本音楽療法学院と日本中医学院の募集内容を載せたページを表示していたが、今年は日本音楽療法学院の募集内容しか載っていない。
日本中医学院の募集はやめてしまったのだろうか。
あるいは、実態のない博士号を販売したことについて追及されることをおそれ、痕跡を消そうとしているのだろうか。
有限会社の運営するスクールの1年の通信学習によって、香港の公的な中医師資格や学位を取得することは不可能に思えるのだが、どうなのだろう。
<参考>昨年のパンフレットには下記のような記述がある。
↓
> 《学院ニュース》 1.平成23年度(2011年度)合同卒業式典挙行される
> 春寒しだいに緩みだした3月25日(日)、平成23年度の合同卒業式典が、
> お馴染みの「東天紅」で厳かに挙行された。
> 今回は、日本音楽療法学院音楽療法学科6氏に、それぞれ卒業証書を同学院の
> 西畑和昭院長より授与された。
集合写真には、卒業者と、次のような文字がある。
> 中医師免許証伝達式 香港中国医学研究院
>
> 学位証書授与式 香港中国医学研究院学位審査委員会
>
> 日本音楽療法学院 学位記授与式
>
> 第46期 日本中医学院中薬学科卒業式典
> 第22期 日本音楽療法学院音楽療法学科卒業式典同修士号学位記授与式典、合同記念式典
パンフレットには下記の記述もあった。
↓
> 3.中医学博士(Ph.D. 論文コース) さらなる研究の集大成を計りませんか
> 長年の臨床経験の実例、又、学究的研究をまとめて、Ph.D.論文コース
>(中医学博士課程)にチャレンジしてみませんか。全ての日本中医学院卒業生に
> 出願資格があります。募集要項希望の方はご通知下さい。
上記のルートで某研究所の所長や某治療室の代表も博士号?を取得されたようだ。
ご丁寧に、博士号取得者の紹介ページに名前と写真が掲載されている。
画像はそのうちアップしようと思う。