サニックスユース大会、韓国試合放棄で
5月5日、サニックスワールドラグビーユース交流大会の最終日は、福岡県宗像市のグローバルアリーナで海外８、国内８の計１６チームが参加し、順位決定トーナメント８試合がありました。
13-14位決定戦で大阪朝鮮高校は伏見工業高校に後半28-31で逆転負け。
韓国選抜は小倉高校と対戦し後半8分、5-22のところで小倉に危険なタックルをして反則を取られました。この判定に不服な指導者が選手を引揚げさせ試合放棄。
懲罰委員会などが開かれ結局、小倉が24-5で勝ち15位となりました。
◎6日付の西日本スポーツでも報道
明らかに韓国の選手の反則なのに試合に負けていることを審判の判定にしかできない韓国・孫俊澤（ソン・ジュンテック）団長、徐輔喆監督（ソン・ボチョル。慶山高監督）の人間性が出たといえます。
◎徐監督
小倉高校・高野進監督は「ケガをして困るのは小倉。何故、韓国が怒るのか理解できない」と呆れ顔でした。
別の日本チーム監督は「選手がラグビーを楽しみ、国際交流をする権利を奪った指導者はラグビーを教える資格は無い」と全うな批判をしました。
来年以降、実力的には16位の韓国チームが呼ばれなくても誰も困りませんね。中国や台湾など他のアジアの高校やアイルランド、スコットランド、イタリアなども参加、他の日本の実力校を招待する話しが出ても不思議ではありません。
決勝戦はハミルトン（NZ)が40-8でトルロ（イングランド）を退けました。NZの優勝は2006年以来4年ぶりでした。
◎優勝のハカ
LOバーン主将は「2019年のW杯で今回、戦った他の国の仲間と再び戦いたい」と離していました。
＜＜サニックスワールドラグビーユース交流大会＞＞
＜順位決定トーナメント＞
■優勝戦（5日）
◆ハミルトンボーイズ（ニュージーランド）40（26-3）8トルロ（イングランド）
＊ハニミルトン6T5G,トルロ1T1P
■3位
◆ヒルズスポーツ（オーストラリア）57（38-7）7マレーファルジュン（南アフリカ）
＊ヒルズ9T6G、マレー1T1G
◎ヒルズの攻撃
■5位
◆ダックスランド（フランス）17（17-5）12東福岡
＊ダックス3T1G、東福岡2T1G
■7位
◆桐蔭学園（神奈川）62（31-0）7京都成章
＊桐蔭10T6G、京都1T1G
■9位
◆ラトゥカダヴレヴ（フィジー）44（22-0）12佐賀工業
＊ラトゥ8T2G、佐賀2T1G
■11位
◆ブリティッシュ（ウルグアイ）21（14-7）12流通経済大柏
＊ブリティッシュ3T3G、流通2T1G
■13位
◆伏見工業31（10-21）28大阪朝鮮
＊伏見4T4G1P、大阪4T4G
◎大阪CTB権裕人の先制トライ
◎大阪最後の攻め
＊大阪・呉英吉監督
「4月初めの選抜大会からサニックス大会と試合が続いていて疲れがピークになっている。選手は後半、FWの足が止まることは分かっていたので前半に飛ばしてトライを取るプランだった。21点のリードはセーフティーにならないことが分かった。大阪に帰って5月9日（日)が府大会で常翔（旧・大阪工大高）と対戦するので、そのために多くの選手を使いコンビネーションなどの組合せを見ることができた。サニックス大会は選手が自らラグビーにどう取り組み、考えて責任を果たすかという趣旨に沿ったもの。人間形成と自立心を養うことができたいい経験です。選手が楽しくラグビーができることを教えていきたい」
＊大阪・金寛泰主将「ケガ（右ヒザの内と外の靭帯を負傷）をまず直して府大会に臨みます。今日は取りきるところで取りきれない、簡単な判断ミスが出るなど課題が見つかりました」
■15位
◆小倉22（15-5）5韓国選抜
＊後半8分、韓国が試合放棄で敗退。
＊小倉3T2G1P、韓国1T
＊前半開始直後はお互い攻めあうも点が取れない。
16分、小倉が韓国陣内で右オープンへ仕掛けW14吉良が先制トライで5-0。韓国は反撃し20分、ゴール前ラインアウトから連続攻撃、モールやラックでゴールラインへ迫る。そしてPR3金ジェナムがインゴールへトライし5-5に。
ここまでは面白い試合だった。24分、小倉は右ラインアウトから左へ回しC12川原が中央へトライ、ゴールも決まり12-5とした。ここで試合の雰囲気が変わる出来事が。トライ後のリスタートでボールを取りにいった小倉選手へ韓国HO2チェ・ジャンフンが危険なタックルでシンビン7分になった。30分、PGをFB15高野が決め15-5で終了。
後半開始から小倉ペースで進む。6分、小倉が左ラインアウトから出たボールをつなぎ右際のラックからHO2石田が持ち出しトライを奪った。ゴールも決まり22-5に。ここのリスタートで韓国選手が同じ反則を犯しシンビンに。ここで韓国指導陣が選手を引揚げさせた。
■1-4位（4日）
◆トルロ（イングランド）38（22-13）32マレーファルジュン（南アフリカ）
＊トルロ開始直後の攻め（白）
◆ハミルトンボーイズ（ニュージーランド）18（15-0）0ヒルズスポーツ（オーストラリア）
＊ハミルトンのハカ
＊攻め
■5-8位（4日）
◆ダックスランド（フランス）17（5-7）14桐蔭学園（神奈川）
◆京都成章19（12-21）45東福岡
■1－8位（5月2日）
◆トルロ（イングランド）21-20ダックスランド（フランス）
◆マレーファルジュン（南アフリカ）20-18桐蔭学園（神奈川）
◆ハミルトンボーイズ（ニュージーランド）103-3京都成章
◆ヒルズスポーツ（オーストラリア）24-10東福岡
■9-12位（4日）
◆ブリティッシュ（ウルグアイ）8（5-3）13ラトゥカダヴレヴ（フィジー）
◆佐賀工業19（7-5）17流通経済大柏
■13-16位（4日）
◆伏見工業38（24-0）12韓国選抜
＊伏見6T4G、韓国2T1G
＊前半開始2分で、伏見が軽く韓国DFの穴を見つけW11トライで先制した。以後も伏見が韓国陣内で攻め続けるがミスが出て点を取りきれない。それでも14分、20分、25分とW14が2個、W11のトライで24-0としほぼ試合を決めた。
後半、韓国はようやくタックルが決まりだした。ボールをつなぐことも出きるようになり18分、左隅にCT13オ・ジミョンが飛び込み5点を返した。
その5分後にはPTを奪い31-12とした。
しかし後半終了間際に伏見がトライで38-12で終えた。
＊韓国・徐輔喆監督「タックルがよくなってきているが、2人目、3人目の入りが遅い」
◆小倉22（10-27）53大阪朝鮮
＊小倉3T2G1P、大阪9T4G
＊大阪が2分にFL7、5分FB15がトライを決め12-0とリード。小倉は7分に右隅でモールからトライを決め12-7と追いすがった。しかしペースは大阪。
11分、24分、27分と連続トライで27-7とした。FB15は前半だけで3トライの活躍を見せた。
後半に入ると小倉が9分にトライし27-15に。
ここから大阪がDFを強め4トライを奪って結局9トライの53-22で小倉を退けた。
＊大阪・呉英吉監督「今日は暑くてけがをしないように願っていた。おとといのゲームでできなかった点を取りきることやプレーの精度を良くしていくことができた。特にDFのタックルからターンオーバーがうまくできていた」
■9-16位（5月2日）
◆ブリティッシュ（ウルグアイ）47-26伏見工業
◆ラトゥカダヴレヴ（フィジー）64-15韓国選抜
◆佐賀工業19-19小倉＊大会規定で佐賀
◆流通経済大柏14-10大阪朝鮮
＜予選リーグ、5月1日＞
■Ａ組
◆ダックスランド（フランス）17（7-3）3ブリティッシュ（ウルグアイ）
◆東福岡36（22-0）14流経大柏（千葉）
１位・ダックス、２・東福岡、３・ブリティッシュ、４・流経大柏
■Ｂ組
◆マレーファルジュン（南アフリカ）21（8-7）12ラトゥカダヴレヴ（フィジー）
◆京都成章31（12-12）26小倉（福岡）
１・マレーファルジュン、２・京都成章、３・ラトゥカダヴレヴ、４・小倉
■Ｃ組
◆ハミルトンボーイズ（ニュージーランド）58（41-3）3韓国高校選抜
*ハミルトン10T4G,韓国1P
◆桐蔭学園（神奈川）54（26-0）5佐賀工
１・ハミルトンボーイズ、２・桐蔭学園、３・佐賀工、４・韓国高校選抜
■Ｄ組
◆ヒルズスポーツ（オーストラリア）24（17-3）19トルロ（イングランド）
◆大阪朝鮮33（19-14）14伏見工（京都）
*大阪5T4G、伏見2T2G
１・ヒルズスポーツ、２・トルロ、３・大阪朝鮮、４・伏見工
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