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自殺白書「若い世代の対策強化を」6月18日 13時58分
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政府は、18日の閣議でことしの「自殺対策白書」を決定し、去年自殺した人の数は15年ぶりに3万人を下回ったものの若い世代の自殺は深刻な状況になっており、対策の強化が必要だと指摘しています。
ことしの「自殺対策白書」によりますと、去年1年間に自殺した人の数は2万7858人で、前の年に比べて2793人減少し、平成9年以来15年ぶりに3万人を下回りました。
自殺した人は、60代が4976人と最も多く、次いで50代が4668人、40代が4616人、30代が3781人、70代が3661人、20代が3000人などとなっており、すべての年代で減少しています。
一方、20代の死亡の原因のうち、半数近くを自殺が占めるなど、20代から30代では死亡の原因は自殺が最も多くなっており、先進7か国では日本のみが深刻な状況になっているとしています。
また、「就職の失敗」による20代の自殺は、平成19年は60人だったのが、去年は149人に増えており、白書では20代の自殺による死亡率が上昇傾向にあるとして、こうした若い世代の自殺対策の強化が必要だと指摘しています。
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