米国に遠征売春する韓国女性…1日12時間の重労働に苦しむ

米国に遠征売春する韓国女性…1日12時間の重労働に苦しむ

2013年06月19日15時44分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  米国に遠征売春に行った韓国女性は、1日平均12.3時間仕事をして平均7.2人の客の相手をすると調査されたと、ヘラルド経済が19日報道した。

  ヘラルド経済によれば、彼女らはパスポートを奪われたり預けたりした状態で、雇い主によってあちこちの都市を転々としながら売春に出るなど居住移転の自由をひどく制限されていることが明らかになった。

  19日、韓国刑事政策研究院と在米韓国人犯罪学会が共同主催した国際学術行事『韓国と米国の犯罪被害調査および政策比較研究』でチュ・キョンソク教授(米国マサチューセッツ大学ローウェル校)は『性的人身売買の概念の定義、人身売買の犠牲の羊なのか、売春移住労働者なのか』で、このような研究結果を発表した。

  チュ教授はこの研究のためにニューヨークで売春をしている18人の韓国人女性と深層面接調査をした。調査参加者の60%以上が1日12時間以上仕事をしていて、2人は一日じゅう仕事をしていると答えた。彼女らは休日なしで1日平均12.3時間仕事をしながら平均7.2人の“お客さん”の相手をしていると調査された。彼女らは花代を雇い主と6対4で分けていた。

  女性たちは主にインターネットカフェの広告や友人の勧誘などによって遠征売春に出た。もともと借金があった彼女らはブローカーや雇い主に5000~4万ドル程度の借金をして米国へ渡ってきた。米国に来て前金で1万~1万5000ドル程度を受け取ったがこのうち20%の先利子を取られて8000~1万2000ドル程度を手に仕事を始めた。

  これらの前金は120%以上の高利で増え、多くの売春女性が借金に苦しみ、これを返すために売春を続けることになっていると指摘された。

  調査対象者の中には雇い主の暴力などによって強制的に売春に出たケースはなかったが、パスポートを雇い主やブローカーに奪われていたり、一定期間の売春後にはほかの都市に強制的に移住させられて売春をするなど居住移転の自由を制約されていると報告書は指摘した。

  調査対象者は30~51歳(平均38・5歳)だった。このうち35%にあたる6人が2年制あるいは4年制大学を卒業していた。
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