東日本大震災:岩手・山田町の震災がれき受け入れ 富山でも本格焼却 反対派が抗議「納得できない」 /富山

毎日新聞 2013年06月19日 地方版

 富山市など5市町村でつくる富山地区広域圏事務組合(理事長=森雅志・富山市長)は18日、東日本大震災で発生した岩手県山田町の震災がれきの本焼却を立山町末三賀のクリーンセンターで開始した。県内での広域処理の本格受け入れは、高岡市、新川広域圏事務組合に続き3例目。【青山郁子】

 同日午前8時過ぎから、がれきを積んだコンテナ(4・3トン)4台が同センターに到着。県やセンター職員が放射能の遮蔽(しゃへい)線量や空間線量を測定。全ての数値が基準値以下だったことから、一般ごみとの混焼率3%の割合で焼却を始め、夕方ごろまでに当日の作業を終えた。

 今後、10月下旬から11月上旬まで1日約15トンずつ焼却する作業が続くが、県全体の受け入れ量が当初の5200トンから3900トンに減ったため、同組合の処理量も最大2100トンの4分の3程度に減る見込み。

 一方、この日は朝から反対派住民約30人がセンター前で抗議活動を展開した。

 近くに住む石川たかねさんは「組合に、サンプルや焼却灰を欲しいとお願いしても断られた。測定の立ち会いもだめだった。危険なものを隠しているとしか思えない。これでは安全と言われても納得できない」と憤っていた。

 焼却灰は、放射能濃度が基準値以下であることが確認されれば19日にも富山市山本の最終処分場に搬入される予定。

最新写真特集

毎日新聞社のご案内

TAP-i

毎日スポニチTAP-i
ニュースを、さわろう。

毎日新聞Androidアプリ

毎日新聞Androidアプリ

MOTTAINAI

MOTTAINAIキャンペーン

まいまいクラブ

まいまいクラブ

毎日RT

毎日RT

毎日ウィークリー

毎日ウィークリー

Tポイントサービス

Tポイントサービス

毎日jp×Firefox

毎日jp×Firefox

毎日新聞のソーシャルアカウント

毎日新聞の
ソーシャルアカウント

毎日新聞社の本と雑誌

毎日新聞社の本と雑誌

サンデー毎日

サンデー毎日

週刊エコノミスト

週刊エコノミスト

毎日プレミアムモール(通販)

毎日プレミアムモール(通販)

毎日新聞のCM

毎日新聞のCM

環境の毎日

環境の毎日

毎日新聞を海外で読む

毎日新聞を海外で読む