地方日和幼稚園 訴訟が結審 宮城2013.6.19 02:18

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日和幼稚園 訴訟が結審 宮城

2013.6.19 02:18

 石巻市の私立日和(ひより)幼稚園の送迎バスが東日本大震災の津波に巻き込まれ、園児5人が死亡したのは園側が安全配慮を怠ったためとして、園児4人の遺族が園側に約2億7千万円の損害賠償を求めた訴訟は18日、仙台地裁(斉木教朗裁判長)で結審した。判決は9月17日に言い渡される。

 震災の避難誘導をめぐり、施設側の責任を問う訴訟の判決は全国初となる見込み。訴訟では、園側が「歴史的巨大津波は予見不可能だった」、遺族側は「ある程度の津波の発生は予見でき、園児を高台にある幼稚園にとどまらせるべきだった」と、それぞれ主張している。

 遺族側によると、7月18日に双方の最終的な和解意向確認のための進行協議が開かれる予定で、判決日が変更される可能性もある。

 訴状によると、地震発生の約15分後に、園児12人を乗せた送迎バスが高台の幼稚園から海側に向け出発。7人を降ろした後、津波に巻き込まれて横転したとしている。

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