<統一球>反発係数検査の結果発表 NPB
毎日新聞 6月14日(金)20時20分配信
日本野球機構(NPB)は14日、統一球の反発係数検査の結果を発表し、導入された2011年から2年間の、のべ7回にわたった検査のすべての平均値が、近づけるべき目標とされた基準値の下限の0.4134を下回っていたことがわかった。
11年に4回、昨年は3回の検査を行った。毎回、本拠地のうち6球場で試合用に保管しているボール各1ダースを調べた結果、最低は0.405、最高でも0.411と目標より低かった。
上下0.01は誤差の範囲内とされており、平均値がその範囲を超えたことはなかった。
NPBが「微調整」を認めた今季は、検査は4月と6月に行われ、平均値はともに0.416。統一球が導入される前の09年と10年の検査では、0.408から0.433と、メーカーによって反発係数は大きく異なっていた。
統一球を供給しているミズノによると、反発係数が0.001変わると打球の飛距離は20センチ変化するという。
◇統一球の平均反発係数検査結果◇
第1回 第2回 第3回 第4回
【2011年】
5月9日 6月29日 9月8日 10月12日
平均値 0.411 0.411 0.408 0.405
【2012年】
4月11日 6月18日 8月17日
平均値 0.409 0.411 0.406
【2013年】
4月10日 6月7日
平均値 0.416 0.416
※目標値は11〜12年が0.4134が下限。13年は0.415〜0.416
最終更新:6月14日(金)20時20分