統一球検査、随時報告受けていた 加藤コミッショナー
朝日新聞デジタル 6月14日(金)23時28分配信
プロ野球で使われる統一球がひそかに飛ぶように仕様変更されていた問題で、加藤良三コミッショナー(71)が反発係数の検査結果については随時報告を受けていたことが14日、分かった。「変更を知らなかった」と言うが、それが本当なら、今年4月の検査で明らかに飛ぶようになった数字を見ても、疑問に思わなかったこととなる。
この日、東京都内で12球団代表者会議が開かれ、日本野球機構(NPB)から各球団の代表らに今回の経緯が説明された。その中で、最近5年分のボールの反発係数の検査結果が示された。統一球が導入された2011年と12年で7度検査があったが、調べた球場分の平均が基準の下限値(0・4134)を上回ることはなかった。それが、今年4月には0・416と上回り、実際に本塁打数が増えているにもかかわらず、その要因を事務局に確かめることはなかったこととなる。
加藤コミッショナーは検査結果が出るたびに、報告を受けていた。この日の会見で、今年4月の数値が高かったことに疑問を持たなかったのかと聞かれると、「基準値に収束させていこうという努力が、(製造するミズノ社で)日々払われているだろうと受け止めていた」と答えた。
朝日新聞社
最終更新:6月15日(土)1時6分
Yahoo!ニュース関連記事
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
朝日新聞デジタル の最新記事
- (ひと)マリア・ベロンさん スマトラ沖地震と津波を描いた映画の主人公のモデル 有料 写真 11時30分
- (プロメテウスの罠)釣ったら放せ:6 落差97メートルあるのに 有料 写真 11時30分
- (患者を生きる:2218)消化器 謎の貧血:2 診断が確定できない 有料 写真 11時30分