横浜DeNA:統一球変更 中畑監督憤り「責任所在あいまい」
カナロコ by 神奈川新聞 6月14日(金)0時0分配信
統一球が変更されていた問題で「(発覚した11日まで)知らなかった」と説明した12日夜の日本野球機構(NPB)の加藤コミッショナーの会見をめぐって、横浜DeNAの選手や首脳陣は「選手もファンもないがしろにされている」と怒り心頭だった。
「え、そんなことも知らないのといった感じ。我々の組織のトップと思うと残念でしかない」。報道陣の前で中畑監督はそう憤り、「責任の所在もあいまい。納得できない。大人の対応でない」と続けた。
昨季は1本しかなかった横浜スタジアムの場外アーチが今季はすでに7本。飛距離が伸びたことは、リーグ最下位の防御率4・58に沈んでいる投手陣にとって影響は計り知れない。
「シーズン前にボールの変更が告げられれば、それに合わせた調整もできた。だが隠されたらどうしようもない。日に日に怒りがこみ上げる」と友利投手コーチ。普段は温厚な三浦も「自分たちは毎日ボールを握っている。それでばれないと思ったのか。隠蔽(いんぺい)ではないというが、世間で通るわけがない」と厳しかった。
最終更新:6月14日(金)0時0分