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'13/6/19

駐車場撤退でシャレオ黒字



 広島市中区の紙屋町地下街シャレオを運営する第三セクターの広島地下街開発(広島市中区)は18日、2013年3月期決算を明らかにした。赤字の駐車場の運営をやめるなど経費を削り、純利益は1800万円を確保。2年連続の黒字となった。

 当初は2400万円の赤字を予想していた。昨年6月末で中区の駐車場運営から撤退し、賃借や運営委託にかかる経費計約3800万円を減らした。

 純利益は前年比69・4%減で、2年ぶりの減益。前年は、近くにできたビルがシャレオに接続したことに伴う特別利益があった。

 売上高は0・8%減の12億5900万円と、5年連続の減収。通路の広告や中央広場のイベントを強化したが、駐車場収入の減少などが響いた。

 テナント売上高は4・7%増の56億4500万円。コンビニ、ドラッグストアが伸び、2年続けて前年を上回った。78区画のうち、現在の空き区画は1となっている。

 3月末時点の借入金残高は201億1800万円で、前年から1億7600万円減った。2005年度から続く債務超過は純利益分を減らしたものの、63億8800万円と依然、巨額に上っている。

 今期は売上高12億5千万円、純利益100万円と減収減益を予想。春物衣料の販売が2、3月に前倒しされた影響を見込む。

【写真説明】広島地下街開発が運営から撤退した駐車場(広島市中区)




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