加藤コミッショナーに聞く「野球界のため事務局を強化する」
スポーツ報知 6月13日(木)7時3分配信
日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナー(71)は12日、公式戦で使用する統一球を昨季より反発力の大きい「飛ぶ」球に変更した事実を隠ぺいしていた問題で、都内のNPB事務局で会見を行い、変更の事実を「知らなかった」と主張した。選手及びファンには謝罪したものの、変更は下田邦夫事務局長(59)の独断とし「不祥事ではない」とも発言。自らの責任問題には当たらないとの見解を示した。
◆加藤コミッショナーに聞く
―今回の事態について。
「私が知っていたらNPBの方針として公表すべきだった。(統一球に変化はないと)心から信じて言っていたが、そういう状況をつくり出したことについては遺憾に思いますし責任を感じます」
―本当に知らなかった?
「昨日までは全く知りませんでした。統一球の芯のゴムの変更について、説明を受けたという認識は全くありません。私自身はプロ野球選手の能力、適応力、工夫で変化があったと思っていた」
―自身の進退は。
「まずガバナンスの強化について取り組みたい。不祥事を起こしたとは思っておりません」
―選手の死活問題。
「選手の方々が影響を被っていることはあるだろう。これにはおわびをしたい」
―下田事務局長の責任は問うのか。
「ガバナンスの責任者は私。責任は私にある。野球界のために事務局を強化することを考えている」
最終更新:6月15日(土)6時22分