1週間で3000万ウォン、北朝鮮人権団体が脱北者のための寄付金募金
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JUNE 19, 2013 05:39.
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北朝鮮人権団体が米インターネット衣類販売会社と提携を結んで、1週間で3000万ウォン近い寄付金を確保することに成功した。
脱北者の救出と定着を支援する団体の「リンク(LINK=Liberty in North Korea)」は18日、衣類会社の「セブンリー(Sevenly)」と共同で進めたキャンペーンで2万5000ドル(約2828万ウォン)を募金したと、発表した。今年、100人の脱北者の救出を目標にしており、1月から現在まで25人を韓国に定着させた。
脱北者関連団体の相当数が政府の補助金か米国の資金(NED、全米民主主義基金)に頼っている状況で、今度キャンペーンは異例の成功と評価される。
セブンリーは11〜17日、自社のホームページにTシャツなど、衣類や装身具1点が売られるたびに7ドルずつ貯めてリンクに渡した。このようにして7日間集まった金額は1万5000ドル。また、民間団体のSG財団(SG foundation)は、今度のキャンペーンがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブックで7000件以上共有された場合、1万ドルを支援すると約束した。これもまた成功して積立金は2万5000ドルへ増えた。
リンク側は、「脱北者1人が中国や東南アジアなど第3国を経て韓国に到着するまで平均2500ドルがかかる。今度のキャンペーンで脱北者10人を安全に韓国に連れてくる費用が調達された」と話した。
リンクのパク・ソクギル情報戦略部長は、「当初、セブンリーが『脱北者問題は政治的過ぎる』と言って拒否感を示したが、『政治イシューではなく、人権に関する問題だ』という我々の説得を受け入れて、キャンペーンが実現した」と話した。パク部長は、「似たキャンペーンを引き続き拡大していく計画だ」と付け加えた。