暖かくなるまでにできる過敏症の体調改善について(6)
「化学物質過敏症・電磁波過敏症を1日も早く治すための基礎知識」(仮題)
6.最強の養生食「玄米」のすすめ 1.玄米菜食は、とてもハードルが高く感じられる方が多いようです。 「美味しい玄米を食べる機会がない」「玄米は美味しく炊けない」「消化しにくい」と感じられやすいのもその理由だったりしますが、物事、やらない理由を並べるのは簡単で、要は、どういう理由であれ、その人が必要と思えばやります、やらない理由を並べる人は、やりたくない人という事ですので、ムリして誘いもしません。 美味しくない、面倒くさい、そう思いながら、体に良いからという理由だけで、眉間にしわを寄せて食べても、何のメリットも無く、害にしかならないでしょう。どんなに良い食べ物であっても、健康食品であっても、その人がネガティブな思考を持ち続けるのなら、血液も酸性化し続け、ガンにもなるし、命を縮める元凶になりますので、気をつけたい性質ですが、要はそれも普段食べているもの、飲んでいるものがそうさせている、という事に気づくと、意識を変えるのが先か、食べ物を変えるのが先か?という次元の話になります。 そう考えると、どうあれ、食べ物を変えてしまった方が早道かと思いますので、美味しい玄米の簡単な炊き方を通して、健全な心と体を取り戻して、永久の幸せをつかんでいただきたいと願っています。 2.玄米を入手しましょう。 無農薬、無化学肥料、いわゆるオーガニック玄米ですが、自然食品店で入手できます。 ただ、1kg800〜1000円近くするお米が多いので、玄米生活をされる方は自給自足するか、農家さんの顔が見える安心、安全、安価なお米が探せるインターネットサイトなどを活用して入手することができます。 厳選米ドットコム キャンプ村や健康市場では、CS支援センター発行の「生活用品リスト」にも掲載されている、オーガニック農家さん(渡部農園 0241-38-2736/会津喜多方の渡辺よしのさん・NPO法人福島県有機農業ネットワーク)の「会津コシヒカリ」を主に食べています。 南会津産の無農薬玄米(ヒトメボレ)も幾らかありますが、収量が少ないため、すぐ食べきってしまいます^o^ 有機栽培であっても、動物性や植物性の堆肥使用、EMぼかし堆肥、無施肥(肥料無し)などの自然栽培までいろいろあります。栽培地の大気や水の環境、収穫方法、乾燥方法、栽培者の無添加度(生活全般から化学物質を排除した無添加生活や玄米菜食者から、普通の生活をしている人、喫煙者?まで千差万別)によっても、届くお米が食べられるかどうか、という点が異なります。 最初は、少量頼んでみて、大丈夫そうだったら、30kgとかまとめて入手することをオススメします。 3.玄米は、白米と違って籾殻がついたお米や虫食い米、小石などを選別しずらいとされているため、普通にスーパーとかで買っていた白米とは、炊く前の準備からちょっと手間がかかります。 まずは炊く前に、お米を選別する「選米」をします。 それは、玄米を美味しく食べる、一粒一粒が命を持って生きているお米をいただく、ということを意識するためにも、その一手間を欠かさずに、感謝の心を持っていただければと思います。 とにかく、イライラしたり、不安や不満を抱いたまま、玄米に接しないように気をつけましょう。 せっかくの玄米(命)が美味しくいただけなく無くなります。 「バット」へ、お米を広げて、籾殻がついたお米、たま〜に入ってしまっている小石を取り除きます。虫食い米、白濁米、緑米(未成熟米)は食べられますが、気になる人は取り除いて、外の小鳥達にあげてください。 4.段取りは、玄米を食べたい時間の半日(約12時間前)から始まります。 玄米を洗う時は、ボール、ザルがあると便利です。 ・ボールに玄米を入れて、浄水器を通した清水を入れていきます。 ・少しまぜると浮いてくる籾殻、屑米、草などがあれば流します。 ・ザルにうつして、一旦水を切ります。 ・再びボールに入れて、清水を入れながら玄米を洗います。 ・洗い方は、やさしく玄米を両手ですくって、手のひらを合わせながらやさしくこすり洗いをする、「おがみ洗い」が一般的です。強くこすると割れてしまいます。お気をつけください。 決してイライラせずに、やさしい気持ち、玄米の命に感謝して、一連の作業をしてください。 ・白米のように水が白濁することは少なく、お米全体が洗えたら、ザルにうつして水を切ります。 ・容器(カムカム鍋でもステンレスボールでもOK)に入れて、清水をたっぷりいれて、浸水させます。 ・炊飯時間から遡って半日(12時間)前なら発芽毒も薄れて、もっちりした玄米が炊けます。 ・浸水時間が短くても、炊飯時間や蒸らし時間で調節して、美味しい玄米が炊けます。諦めずに! 5.さぁ〜、玄米を炊きましょう!(食事の時間〜2時間前) 体調改善を目指す方が、自立して玄米を簡単に美味しく(焦がさずに)炊くために、平和圧力鍋とカムカム鍋を使って玄米を炊きましょう。 なぜ、平和圧力鍋とカムカム鍋を選ぶか?と言われると、玄米のα化(モチモチした柔らかさ)がしやすく、台所にいて火加減などすることもなく、曝露が少ないからです。そして、何よりも美味しい! ・カムカム鍋に玄米を入れます。 ・まず、お米と同量+10%(例:5合なら5勺、1升なら1合)分の清水を入れます。 ・自然塩を入れます。(好みですが、5合でティースプーン軽く1杯、1升で中盛り1杯程度) ・お塩が馴染むように、やさしくかき混ぜます。 ・カムカム鍋を圧力鍋に入れて、カムカム鍋の半分くらいまで水がかかるように、水を入れます。 ・圧力鍋のパッキン状態を確認して、しっかりと蓋をして、重い方のオモリ(金色)をつけます。 (炊飯準備完了、ここから2時間後=食事の時間として段取りしてください) ・炊飯開始! オモリが回り出すまで、強火で加熱します。(オモリが回り出すまで約20分) ・オモリが回り出したら、タイマーをセットします。火加減はオモリが静かに回る程度に弱〜中火で。 ・季節、気温、お米の状態、水の温度などにもよって、炊きあがりが大きく変わりますが、キャンプ村では50分〜60分かけて、炊きあげます。 ・タイマーが鳴ったら火を止めて、40分蒸らします。(この間にゴマ塩をすると、それも良し) ・炊きたての「玄米」をよそって、炒りたての「ゴマ塩」をふって、ガッツリ食べて下さい! ・箸を置いて、よく噛めば噛むほど甘くなります。漬け物、汁だけで、充分満足できるはずです! 6.残った玄米は、カムカム鍋をおひつ替わりにして、再加熱して食べることもできます。 冷蔵、冷凍庫が使える人は、炊きたてをラップで1食ずつパックしておくと、いつでも炊きたての美味しい玄米が食べられます。 7.白米と玄米の中間として、酵素玄米という炊き方もあります。 小豆と玄米を圧力鍋(1升)で炊き、保温ジャーに入れて3日間加熱保温して、熟成発酵させることで、消化吸収の良い、やわらかな玄米ご飯が食べられるというものです。 炊きたても美味しいですが、3日後に酵素化してから1週間(炊飯から10日間)まで食べることができ、その間、炊き方、保存方法を間違えなければ、腐敗もせず、変なニオイもせずに、美味しく食べられるので、興味ある方は、一度、長岡式酵素健康の会が主催する酵素玄米講習会に参加するなどして、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。 **************************** あらかい健康市場では、この酵素玄米を定食にしてお食事いただけます。 春までは、あったかほんわか鍋定食です。体の芯まで温まりますよ!(いけや) |
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