練習日、6番でティーショットを放つ石川遼=茨城・宍戸ヒルズCC
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男子ゴルフの国内メジャー第2戦、ツアー選手権宍戸(20〜23日、茨城・宍戸ヒルズCC)の予選2日間の組み合わせが18日発表され、今季国内5戦2勝の松山英樹(東北福祉大)と、主戦場としている米ツアーから一時帰国し今季国内初戦となる石川遼(カシオ)が同組で“21歳対決”することになった。松山がプロ入りして以来、同じ大会に出場するのは初めて。昨年優勝の藤本佳則(23)も入る。この日、松山は10位に入った全米オープンから帰国、石川は会場で9ホール回って調整した。両者ともに宿命といえる同組対決を冷静に受け止めた。
正午に発表された予選ラウンドの組み合わせで、全米オープン10位と大活躍した松山、前年覇者・藤本との同組と知った石川は「いやー…。予想外ですね。このペアリングは考えてなかった。楽しみです」とびっくり。松山との直接対決を歓迎した。
だが、「予選ラウンドはバチバチ勝負をする日じゃなく、一緒にプレーする日というだけ。自分のゴルフに徹することができると思う」と冷静。そして「(松山の)ドライバーの飛距離はうらやましいと思う。20ヤードくらい離されると思うけど、今の自分が(すぐに)そこまで伸ばすことはできないので、ここまで培ってきたもので勝負することが大事」と話した。
この大会は2年ぶり。9日に帰国して練習ラウンドを重ね、この日も9ホールプレーした。「2年前のプレースタイルでは良い成績は望めないと分かった。今の自分がプレーしたらどうなるのか、興味がある」。過去4回出場して2回予選落ち。決して得意とはいえないコースだが、米ツアーで身につけたゴルフで挑む。 (櫛谷和夫)
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