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【サッカー】

あすイタリア戦 岡崎サイドから崩す

2013年6月19日 紙面から

 コンフェデレーションズカップ1次リーグ第2戦のイタリア戦(19日=日本時間20日)へ向け、日本代表は17日、ブラジリアから試合地のレシフェへ移動した。負けたら最終戦を前に敗退が決まる可能性があるという崖っぷちの日本。FW岡崎慎司(27)=シュツットガルト=は「サイドで起点をつくってサイド攻撃」と話し、本来の日本らしい戦法で戦うべきだ、と主張した。ブラジル各地では建国以来最大規模となる数十万人規模の抗議デモが起こっているが、国中が騒然とする中、一大決戦に挑む。

 次の対戦相手イタリアがメキシコを2−1で下した試合をテレビ観戦しながら、岡崎は「やっぱりサイドからだ」と感じたという。ブラジル戦の反省も合わせ、イタリアのどこかに穴はないか。そんな目線で見て対策を導き出した。

 「攻撃ではピルロが起点。守備でもそうだったけど、突けるギャップがあった。その穴をモントリーボとデロッシが埋め切れない場面もあった。逆にサイドがフリーになるときもあった」

 ピルロ(ユベントス)の前の中央のスペースを埋めようと、左右のMF、モントリーボ(ACミラン)とデロッシ(ローマ)が中央へ寄ったとき、中盤の左右のサイドが空く、というのだ。ブラジル戦では遠藤が中央でボールを持って起点をつくったが、なかなか有効な攻撃に転換することができず、苦戦した。

 「あのときブラジルはサイドで起点をつくっていた。どのチームもゴール前は締めてくる。だからサイドで起点をつくるべきだ。あと、相手に追い込まれボールを奪われそうになったら、早いサイドチェンジが有効になってくる」

 ブラジル戦ではサイドからの攻撃はほとんどできなかった。その反省から、素早く左右へボールを振り、相手を揺さぶって前方の両サイドを突くつもりだ。本来、日本が得意とする戦法だ。

 「ワントップで先発したブラジル戦では、サイドからクロスが入ったときに得点の可能性を一番感じた。大きなセンターバックは高さには強いが、クロスが入るとどうしてもボールを見てしまう。そこが狙い目。そのためにも(中盤の)サイドでの起点が必要」

 やはりサイド攻撃。岡崎の頭の中には、イタリアからゴールを決めるイメージは既に出来上がっている。 

  (原田公樹)

 

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