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貿易赤字 5月では過去最大に6月19日 10時2分
先月=5月の日本の貿易収支は、中国や韓国からのスマートフォンの輸入が増加したことや、このところの円安で原油や液化天然ガスの円換算の輸入額が増えたことなどから、9900億円を超える赤字となり赤字の規模は5月として最大となりました。
財務省の貿易統計によりますと、先月の日本の輸出額は5兆7676億円と去年の同じ月に比べて10.1%増加しました。
これは、中国や韓国向けのペットボトルやプラスチックの原料となる化学製品の輸出額が増えたことなどによるものです。
一方、輸入額は6兆7616億円と去年に比べて10%増加しました。
主な要因としては、中国や韓国からのスマートフォンの輸入が大幅に増加したことに加えて、このところ外国為替市場で円安が続いたことで主にドル建てで輸入される原油やLNG=液化天然ガスの金額が膨らんだことなどによるものです。
この結果、輸出から輸入を差し引いた先月の日本の貿易収支は9939億円の赤字と11か月連続の赤字で、赤字の規模としては統計が比較できる昭和54年以来、5月として最大となりました。
財務省は「円安の影響で輸入額が膨らんでいるものの、品目によっては輸出の数量でも伸び始めており今後の動向に注目したい」と話しています。
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