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【プロ野球】

元プロ3日で学生指導OK 日本学生野球協会が研修案承認

2013年6月19日 紙面から

 プロ野球経験者が高校、大学の指導者になるための条件が大幅に緩和された。日本学生野球協会は18日、東京都内で理事会を開き、元プロがアマ野球指導者になるための条件を定めた「学生野球資格の回復に関する規則」の改正案と、ことしから実施する新研修制度案を全会一致で承認。これまで高校の指導者になるために必要だった2年以上教壇に立つ条件が取り払われた。新制度は7月1日に施行される。

 資格回復の希望者は、プロの日本野球機構(NPB)による5時間の研修を受け、筆記テストと審査を通過したうえで、学生野球側が実施する2日間の研修を受講。日本学生野球協会の書類による適性審査を経て、資格回復となる。これまでに比べ、短期間でアマ野球の指導に携われるようになった。

 新研修制度は、プロ側の研修が7月28日、アマ側が12月13日からスタートするが、日本学生野球協会は「ことしはテスト的な意味合いも強い」とし、プロ野球OB会の指導者研修を受けた元プロ約90人、特別審査規定で大学監督をしている約60人らを優先し、新たに資格回復を求める元プロは100人程度になる見通し。本格的な門戸開放は来年以降となる。

 元プロが高校、大学の指導現場に立つ条件が緩和されたことで、プロとアマの断絶も一気に雪解け。

 日本学生野球協会の八田英二会長は「これまでのような制約をなくして一歩進めたことで、教育の一環であるという理念を理解し指導してくれれば教育効果も上がる」と期待した。

 

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