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リンゴ生育 依然6日遅れ/県調査
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リンゴの肥大状況を調べる研究所職員 |
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県産業技術センターりんご研究所(黒石市)は11日、同所内で本年度2回目のリンゴ肥大調査を行った。今月上旬の日照時間が平年より長かった一方で降雨がなかったことなどから、今月1日に行った第1回調査と同様、生育は依然として平年より6日遅れのままで、同研究所は早期に適正着果量にすることや、かん水に努めるよう呼び掛けている。
調査結果によると、11日現在のふじの横径は1.8センチ(平年2.4センチ)、つがるは2.1センチ(同2.7センチ)で、共に1日現在と同様、平年を0.6センチ下回った。前回調査では果実が小さすぎて測定できなかった縦径は、両品種とも2.3センチで、共に平年の2.7センチを0.4センチ下回った。
横径はこの時期、1日で0.1センチずつ伸びるとされ、同研究所は両品種とも平年に比べ6日遅れに相当すると分析。「上旬の平均気温はほぼ平年並みで、日照時間は平年の約1.5倍あったが、降水量がゼロだったため、6日遅れだった前回調査の差がそのまま維持された」とみる。
今後の栽培管理について、同研究所の新谷潤一研究管理監は「生育を少しでも回復させるため、早め強めの摘果に努めることがポイントになる。5月中旬から降水量が少なく、向こう1週間もまとまった雨が期待できないので、果実肥大を促す意味でもかん水してほしい」と話した。
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