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'13/6/19

広島県観光客が6年ぶり最高



 2012年に広島県を訪れた観光客数は5893万人で、6年ぶりに過去最高を更新したことが18日、県のまとめで分かった。NHK大河ドラマ「平清盛」の放映効果で、11年に比べて361万人(6・5%)増えた。県の目標は530万人増。伸びはその7割にとどまり、初の6千万人には届かなかった。

 湯崎英彦知事は18日の記者会見で、「過去最高を更新できて良かった」と語った。目標を下回った点について「残念。大河ドラマの影響力に依存した部分もあり、県の施策だけでは達成できない」と説明した。

 市町別では全23市町のうち15市町で増加。清盛が信仰した世界遺産・厳島神社がある廿日市市が21・7%増の729万人、清盛が切り開いたと伝わる音戸瀬戸がある呉市が16・3%増の461万人と、ゆかりの地で伸びが目立った。

 両市に隣接する広島市(1・9%増の1198万人)や東広島市(6・8%増の273万人)でも波及効果があった。一方、福山市や大崎上島町など8市町は11年を下回った。

 13年の目標は、大河ドラマ効果の反動を見込んで2・6%減の5737万人に設定。JR6社と連携して7〜9月に展開する「デスティネーションキャンペーン」などを通じて目標達成を目指す。




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