日本人初のWBO世界王者を目指す清田=東京都内のフラッシュ赤羽ジムで(竹下陽二撮影)
|
 |
WBO世界スーパーミドル級12位の清田祐三(29)=フラッシュ赤羽=が7月13日、ドイツ・ドレスデンで同級王者ロバート・スティーグリッツ(31)=ドイツ=に挑戦することが18日、発表された。清田が勝てば、日本人初のWBO世界王者になるとともに、日本人最重量世界王者となる。
清田は東洋太平洋同級王者で6度防衛中。23勝中21KOと驚異のKO率を誇る。しかし、3月に減量に失敗し、試合前日にサウナで倒れて救急車で病院送りとなって試合がキャンセルになる大失態を起こした。それだけに、今回の試合は気合十分。この日、東京都内で記者会見し「敵地でかませ犬と見られているだろうけれど、逆にかみ殺す」と、王者の写真にかみついた。
8月1日に亀田和毅がフィリピンでWBO世界バンタム級王座に挑戦するが、清田は「日本人初のWBO王者には俺がなる。これは神の意思。歴史に名を残す」と意気込んだ。 (竹下陽二)
この記事を印刷する