- 気象・災害
- 2013-06-17 11:11
17日のPM2.5全国的に環境基準値以下 暑さ指数は高知などで厳重警戒
17日午前中の各地のPM2.5測定値は、大阪府や兵庫県などでやや高い地域があるものの、全国的には環境基準(1日平均値35マイクログラム/㎥)以下で、環境基準を超える予測が発表されている自治体はない。
また環境省が発表する暑さ指数は、西日本の太平洋沿岸部を中心に28℃を超える「厳重警戒」のエリアが見られる。
17日午前8時のPM2.5測定値(速報値)は、大阪市で44マイクログラム/㎥、兵庫県尼崎市で42マイクログラム/㎥、広島市で34マイクログラム/㎥など、局地的にやや高い数値の地域があるものの、全国的に見ると環境基準値以下となっている。
また熱中症対策として環境省が発表する「暑さ指数(WBGT)」については、和歌山県、高知県、大分県など西日本の太平洋沿岸部などで28℃を超える「厳重警戒」のエリアが散在しており、大都市圏では東京(23.4℃)、新潟(24.1℃)、大阪(22.9℃)が「注意」(午前9時現在)となっている。
PM2.5については、国の環境基準である35マイクログラム/㎥を超えた場合、呼吸器系およびアレルギー疾患のある人を対象に、外出時のマスク着用、また帰宅時の目洗い、うがいなどを促している。
PM2.5の1日平均値が70マイクログラム/㎥を超過した場合にはすべての人を対象に、外出や激しい運動を控え、部屋の換気などを最小限にすることなどを呼びかけている。
また「暑さ指数(WBGT)」は人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、労働環境や運動に関する指針となっている。
環境省では熱中症予防情報として暑さ指数を「ほぼ安全」、「注意」、「警戒」、「厳重警戒」、「危険」の5段階に分けて発表している。