中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 三重 > 6月18日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【三重】

井村屋の松阪工場、7月から稼働 ようかん専用ライン

7月から稼働する、ようかん専用工場=松阪市嬉野新屋庄町で

写真

 井村屋グループ(津市)が松阪市嬉野新屋庄町(にわのしょうちょう)に新設したようかん専用工場の竣工(しゅんこう)式が十七日、現地であった。

 工場は食用油を生産している辻製油本社の敷地内に設けた。一年前までマーガリンを製造していた鉄筋二階建ての千平方メートルの建物を借り、約五千万円を投じて整備。津市の工場から生産ラインを移して生産の拡大と効率化を図る。五年後までにようかん部門の年間売り上げを二十五億円と現状の約三・五倍を目指す。稼働は七月から。

 井村屋は創業時からようかんを作り続けてきた。最近では、防災用に長期保存ができる「えいようかん」や、運動時にカロリー補給ができる「スポーツようかん」など特色ある商品を展開。新工場では辻製油と技術連携をし、果物や野菜のエキスを入れるなど新商品開発にも力を入れる。

 竣工式後の記者会見でグループの浅田剛夫(たけお)社長は松阪市が井村屋の創業の地であることに触れ「井村屋のスタート地点である松阪から、ようかんをアジアを中心に世界に広めていきたい」と意欲を込めた。

(平野梓)

 

この記事を印刷する

PR情報



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ