インターネットの交流サイト(SNS)を使ったデート商法で投資ソフトを売りつける詐欺事件で、大阪府警に逮捕された勧誘役10人が、1本の契約で最大13万5千円の成功報酬を得ていたことがわかった。府警が18日、発表した。
生活経済課によると、10人は、詐欺容疑などで逮捕された韓国籍の石村(片〈へん〉)和男容疑者(33)=大阪市西区=が役員を務めるソフトウエア販売会社の系列社従業員。異性の若者を喫茶店などに誘い出す役で、成功報酬はソフト1本につき12万〜13万5千円だった。
勧誘役が連れてきた若者に契約を結ばせる契約担当は3人。うち1人はCEO(最高経営責任者)の肩書で基本給月50万円と成功報酬1本7万5千円を、別の1人は1本4万5千円の成功報酬のみを得ていた。「サマーコンテスト」と銘打った社内競争で1位15万円、2位10万円のボーナスも支給していたという。
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朝日新聞社会部