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プルサーマル燃料 高浜原発へ
6月18日 5時20分

プルサーマル燃料 高浜原発へ
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使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜた燃料を一般の原発で燃やす「プルサーマル」で、関西電力が高浜原子力発電所で使用する予定の燃料が、今月27日にも福井県に到着する見通しになりました。

「プルサーマル」は関西電力高浜原発や九州電力玄海原発など国内4つの原発で実施されてきましたが、おととしの原発事故の影響で、国の核燃料サイクル政策が不透明になり、輸送の警備態勢も十分確保できないなどとして、使用するMOX燃料と呼ばれる燃料の海外からの輸送は中断されていました。関西電力では、震災から2年がたって受け入れ態勢が整ったことなどから、ことし4月、フランスから日本に向けてMOX燃料を積んだ専用の輸送船2隻を出港させ、関係者によりますと、今月27日にも高浜原発に到着する見通しだということです。
海外で製造されたMOX燃料が日本に到着するのは、原発事故のあと、初めてです。
関西電力の八木誠社長は、高浜原発3号機と4号機の運転再開について、来月の原発の新たな規制基準の施行後に「MOX燃料を考慮した申請をしたい」と述べており、国の原子力規制委員会がどう審査するのか注目されます。

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