EAで、クラス構成やソースを解析する方法を記述します。
下記の手順でクラスを加工することにより、見やすいクラス図になり解析しやすくなります。


手順概要:

1)             EAでソースコードを読み込み、クラス図を作成する

2)             関連するクラスを自動で追加する。

3)             クラス図の説明を表示する(ノートを表示)

4)             自動で再配置する

5)             ソースの表示


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1)             EAでソースコードを読み込み、クラス図を作成する

(ア)  [プロジェクト][ソースコードの生成と読み込み][ソースディレクトリの読み込み]を選択して、「ソースディレクトリの読み込み」設定画面を開く。

 

ソースディレクトリーの読み込み

 

(イ)  「ソースの種類」から解析したいソースを選択する。※ここで間違うと何も出てこないので注意!!

(ウ)  下図のように自動的にクラス図が作成されます。

AboutoBoxClass

※クラスが沢山あれば、クラス分表示されます。今回解析したフォルダーには1つのクラスしかなかったので1つだけの表示になっています。


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2)関連するクラスを自動で追加する。
クラスを読み込んだだけだと、別のフォルダーのクラスや別の属性が表示されません。関連したクラスをビジュアル的に把握するために、解析したいクラスに関係する属性を自動的に読み込みます。

(ア)  解析したいクラスを選択する。

(イ)  右クリックして、[追加][関連する要素を追加]を選択して、関連する要素の追加画面を表示させる。

 

kanren

 

(ウ)  色々と設定が出来ますが、まずはそのまま「OK」を押す。

(エ)  関連したクラスが表示される。

_after

     このクラス図は、EAの機能を説明する為のクラス図であります。クラス間の関係は実際の設計と異なります。

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3)クラス図の説明を表示する(ノートを表示)
ソースファイルのクラス定義の前の行に、クラス名やクラス概要がコメントで書かれている場合、クラス図にクラス概要を表示することが出来ます。
【方法】

(ア)  [Ctrl]+[A]のショートカットキーで、すべてのクラスを選択。(1クラスだけでもOKですが、せっかくなら全部表示させたい)

(イ)  [Ctrl]+[Shift]+[Y]のショートカットキーで、「特性の表示設定」画面を表示させる。

 

tokusei

 

(ウ)  [要素の区別表示][ノート]をチェックする。

(エ)  クラス図の下に、クラスの説明(Note)が表示される。

 

_after2

 

 

 

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4)
自動で再配置する
項目が増え、クラス図同士が重なり見づらくなったので、クラス図を自動的に配置しなおします。

(ア)  [ダイアグラム][ダイアグラムの自動レイアウト]を選択して、再配置する。

 

_after3

 


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5)ソースの表示

クラス図からクラスの関係をつかんだら、実際のソースコードを観てみます。

(ア)  解析したクラス図を選択。

(イ)  [F12]キーを押下すると、ソースを表示してくれます。

 

_Source
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これで、大分解析しやすくなったと思います。

――以上――

 

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