防衛相 練習艦は適切に状況を判断6月18日 12時2分
小野寺防衛大臣は、閣議のあと記者団に対し、先週、本州と九州を隔てる関門海峡で、海上自衛隊の練習艦が貨物船と接近したことについて、練習艦は貨物船からの汽笛をもとに適切に状況を判断しており、危険な状況ではなかったという認識を示しました。
第7管区海上保安本部によりますと、今月11日の午後9時前、関門海峡で、海上自衛隊の練習艦「しまゆき」が前方から航行してきた貨物船の前を横切り、その際、およそ250メートルの距離まで接近し衝突寸前だったということです。
また、関門海峡の航路では右側航行が義務づけられていますが、練習艦は航路の真ん中を航行していたということです。
これについて、小野寺防衛大臣は、閣議のあと記者団に対し「『しまゆき』は、1隻目の貨物船を右側通航でやり過ごしたあと、1隻目のかげに隠れていた2隻目の貨物船を確認した。その貨物船が『急に進路を変えるよりは、自分が左側に向きを変える』と汽笛で伝えてきたので、原則どおりに右側通航するのは危険だと判断して、やむなく左側通航ですれ違った」と述べました。
そのうえで、小野寺大臣は「現場の判断で、しっかりと対応しており、危険な状況だったという報告は受けていない」と述べ、練習艦は、貨物船からの汽笛を基に適切に状況を判断しており、危険な状況ではなかったという認識を示しました。
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