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街頭で「慰安婦、慰安婦」叫ぶ橋下演説 主婦層ドン引き

【政治・経済】

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2013年6月17日 掲載
 16日都議選の告示後初めて上京し、マイクを握った維新の会の橋下徹大阪市長。渋谷区、板橋区など都内7カ所で党勢拡大を訴えたが、「日本の恥」「迷惑だ」とヤジが飛び、聴衆の反応はイマイチだった。

 例えば、江東区での応援演説。門前仲町駅前に800人前後が集まったが、喜んで聴いていたのは半分以下。眉間にシワを寄せている主婦がたくさんいた。理由は明白だ。30分間の演説のうち、10分近くを、“慰安婦発言”の正当化に費やしたからだ。

〈私が慰安婦を正当化したとか必要としたとか、いろいろ論じられましたがそんなことは一言も言っていません〉〈ただ皆さん、過去の歴史を振り返ってみれば、米国も英国もドイツもフランスもそして韓国軍もみんな女性を利用していたんです〉

<子連れの母親はドン引き>

 維新の会は都議選を参院選の前哨戦と位置づけている。橋下市長は参院選前に慰安婦問題のイメージを払拭したいのだろうが、「慰安婦、慰安婦」との釈明は、女性有権者を嫌悪させ、逆効果になっている。「慰安婦ってナーニ?」という顔でポカンとしている小学生もいて、一緒にいた母親はドギマギしていた。演説後の拍手もまばらだった。

「聴衆のほとんどは一度“ナマ橋下”を見てみたいというヤジ馬でした。携帯電話のカメラで撮影すると、帰る人もいた。票に結びつけるのは難しいと思う。橋下氏が慰安婦の釈明をすればするほど、有権者は見苦しいと感じる悪循環です。維新は最悪、都議選の当選は1人だけになりそうです」(都政に詳しいジャーナリスト)

 劣勢に焦っている橋下市長は、投票前日の22日にも再度上京する方向で調整中というが、迷惑に感じている候補者もいるのではないか。

~2013年6月17日以前の記事~

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