仙台空港で飛行機に乗り込む桧山。「日本シリーズに出たい」とサンケイスポーツに激白(撮影・中川春佳)【拡大】
交流戦では貯金を1つ作って、終えることができた。先ほども言った通り、粘り強く戦えた結果だと思います。そういう粘りがなければ、優勝は絶対に見えてこないと思います。6月なので優勝を意識するのはまだまだですけど、最終的に目指すところは、もちろんそこ。これまで通り我慢強く、しのいで戦っていきたいです。
首位を走る巨人への強い意識は、もちろんあります。お客さんもいっぱい入ってくれますし、スタンドの雰囲気や、報道陣の数も違う。今季の初安打は巨人戦でした。やはり、緊張感は自然と高まります。
「緊張感」で思いだすのは、やはり日本シリーズ(2003、05年出場)ですね。セ・リーグの代表として戦いますし、シーズンの集大成になる。そこで勝って終わるのと、負けて終わるのでは、1年がまったく違うものになりますから。
日本シリーズの舞台というものは、野球人生で振り返ったら、本当に大きな宝物になります。経験談として話ができる。自分も1度でも多く経験したいし、若い選手にも味わってもらいたい。日本一になれれば、それが一番ですし、みんながひとつになって「よかった」と言えるシーズンになれば最高ですね。
21日からはリーグ戦(DeNA戦・長野)が再開します。今はデーゲームやナイターが1カードで重なったり、交流戦の不規則な試合間隔であったり、と疲れが出る時期です。自分も含めて体調管理、自己管理を徹底しないといけません。ちょっとずつ故障者が出ていますが、けが人が出ないチームはやはり強いもの。しっかりと体調を整えて、戦っていきます。 (阪神タイガース外野手)
(紙面から)