排ガス基準を満たさないバスを運行し、大阪府の改善命令を無視したとして、大阪府警曽根崎署などは17日までに、国際遊覧観光（大阪府）の社長（61）ら観光バス会社３社の計９人を府生活環境保全条例違反の疑いで書類送検した。
同署によると、排ガスを規制する条例は６都府県で制定されているが、改善命令に従わずに摘発された例は全国初。
ほかに書類送検されたのは、エヌ・イー・ケイ交通（大阪府）の役員（62）、グローバルジャパン（埼玉県）の社長（64）と、３社の運転手６人。
いずれも安価なバスツアーを売りにしており、「排ガス軽減装置は１台あたり数百万円かかるので負担を抑えたかった」と供述しているという。
送検容疑は、昨年12月に大阪府から排ガス規制に適合する車両を使うよう命令を受けたのに、同月～今年４月、排ガスを減らす装置を付けないままバスを府の指定区域内で発着させた疑い。
書類送検
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