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元CIA職員 中国との関係否定6月18日 4時10分
アメリカの情報機関が極秘に個人情報を収集していた問題を告発した、CIA=中央情報局の元職員が、インターネットのチャットで市民からの質問に答え、一部で指摘されている中国との関係を否定したうえで、オバマ大統領に対し情報収集の方法を見直すよう求めました。
この問題は、アメリカの情報機関がテロ対策の一環として、大手通信会社やIT企業などから個人の電話の通話記録や電子メールの内容などを収集していたもので、世界中に波紋が広がっています。
この問題を告発したCIA=中央情報局の元職員、スノーデン氏は、アメリカ政府の追及から逃れるためだとして香港に滞在しているとみられていますが、17日、イギリスの新聞「ガーディアン」のホームページのチャットで市民からの質問に答えました。
この中でスノーデン氏は、チェイニー元副大統領をはじめアメリカ国内の一部から指摘されている中国との関係について、「予想された中傷だ」としたうえで、「中国政府との接触は一切ない」と述べ、関係を明確に否定しました。
そのうえで、オバマ政権がスノーデン氏を訴追する動きを見せていることに「より強い世論の反発を招くだけだ」と警告したうえで、「今回の告発はオバマ大統領に正気に戻ってもらうためだ」として、情報収集の方法を見直すよう求めました。
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