UPDATE 1-首都圏マンション発売、5月は49.2%増 金利先高観が需要押し上げ
(内容を追加しました)
[東京 17日 ロイター] - 民間の不動産経済研究所が17日に発表したマンション市場動向によると、5月の首都圏マンション発売戸数は4967戸となり、前年比で49.2%増となった。契約率が78.1%となるなど需要も好調。大型物件や注目物件の発売が相次いだことに加え、住宅ローン金利の先高観が需要の押し上げ要因とみられている。
発売戸数の4967戸は、5月として2007年の5343戸以来となる高水準。契約率も好不調の分かれ目とされる70%を4カ月連続で上回り、同研究所では「需給ともに好調」とみている。背景には、大型連休もあり、大型物件や注目物件の供給が相次いだことに加え、需要サイドの要因として、長期金利の上昇などを背景とした住宅ローン金利の先高観の強まりが「大きな影響を与えている」(同)という。住宅ローン金利が上昇する前に、前倒しで購入する動きが出ている可能性がある。
5月の1戸当たりの価格は4895万円となり、前年比で4.2%上昇。販売在庫数は4344戸で、前月比138戸増えた。6月の発売戸数は4500戸が見込まれている。
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