6月 17

住民監査請求却下後に提出!滋賀県の「地域共生事業費」

滋賀県が、厚労省へ地域共生事業費の補助金申請を提出したのが、平成24年7月12日。住民監査請求が却下された直後であった。

却下されることを待っていたかのような素早い動きである。訴訟になるかどうかの時に「地域共生事業費」という補助金を申請する滋賀県の感覚はどうしたものだろう。「地域共生」を本当に望んでいるか疑問だ。

下記は、住民監査請求却下について。過去投稿から・・。

http://green-hill.info/2012/11/29/%e5%8e%9a%e5%8a%b4%e7%9c%81%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%85%ac%e9%96%8b%e8%ab%8b%e6%b1%82%e8%b3%87%e6%96%99%e2%91%af%e3%80%80%e7%9b%a3%e6%9f%bb%e8%ab%8b%e6%b1%82%e5%8d%b4%e4%b8%8b%e3%81%8b%e3%82%89%e4%bd%8f/

滋賀県が「地域共生事業費」として補助金を申請したのは、周辺歩道の照明整備などである。その金額5千万円。

滋賀県地域共生事業費/補助金提出書(平成24年7月12日)
滋賀県地域共生事業費(補助金提出書)_01

別紙(1)
滋賀県地域共生事業費(経費所要額)

別紙(2)
滋賀県地域共生事業費(整備事業計画書)

参考事項として、「地域住民の不安を解消し、周辺を親しみをもって通行してもらうため、道路照明のない周辺道路に照明施設を整備し、道標の設置などを行う」と書かれている。


別紙(5)
滋賀県地域共生事業費(整備計画年度/工事内訳)

他資料については、順次アップする。


6月 15

厚労省の本音!住民対策が課題の「地域共生事業費」

医療観察法では、病棟整備を進める県は、「地域共生事業費」という補助金の交付を申請出来る。

過去投稿から。

http://green-hill.info/2013/05/18/%e8%aa%b0%e3%81%ae%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e5%85%b1%e7%94%9f%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e8%b2%bb%ef%bc%9f/

この「地域共生事業費」について、厚労省が保管していた資料に、真意が書かれていた。

下記は、厚労省が財務省へ平成22年度「地域共生事業費」の予算額を要求した資料である。

厚労省⇒財務省への説明(地域共生事業費)_01

住民対策が課題となり整備に慎重になっている都道府県の後押しをするために予算計上とのことだ。「住民対策が課題」と書いていながら、「社会復帰を図り、もって対象者と近隣住民が相互に人権と個性を尊重し安心して暮らすことのできる地域共生社会の実現を図る」と締めくくられている。全く意味が通じない。
住民対策としての補助金が、なぜ「人権と個性を尊重し安心して暮らすことのできる地域共生社会」になるのだろうか?

厚労省が財務省へ要求した平成22年度予算は1自治体あたり、1.5億円。合計12億円である。
平成25年度の「高齢・長期入院の精神障害者の地域移行・地域定着支援の推進事業は1.3億円。
住民対策のための1自治体の予算要求額より、全国の精神障害者の地域定着支援事業が少ないなど考えられないことだ。

地域共生施設の整備、地域の共生に寄与する事業とあるが、滋賀県では「地域共生事業費」はどのような共生に寄与する事業を申請したのだろうか。
次回、じっくり解説していこう。


6月 14

HPのリニューアルしました

このホームページは、2011年9月11日開始。今までの投稿数482。

思いもかけず始めて約1年9ヶ月。

ただひたすら、真実だけを追求して来た。

その道は険しく、時には怒り、時には喜び、落ち込み、やる気、ジェットコースター並みの浮き沈みの繰り返しであった。

その間、ずっと変わらず、あたたかく励まし見守ってくれた方々に感謝したい。

また、大変な状況なのに、陰ながら協力をしてくれた方々にも感謝したい。

調査をすることが増えたので、更新が滞ることも多々あると思うが、気力が続く限り、真実を探求し発信しよう。

200000


6月 11

躍る「共生」の二文字!医療観察法「共生」の実態は・・?

医療観察法は、やたらと「地域共生」「社会復帰」の言葉が躍る。

そこで、地域共生と同意語の「共生社会」について調べてみた。

下記は、文部科学省が提唱している共生社会。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1325884.htm

<文部科学省>
1.共生社会の形成に向けて

○ 「共生社会」とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会である。それは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会である。このような社会を目指すことは、我が国において最も積極的に取り組むべき重要な課題である。

下記は、内閣府が提唱している共生社会。

http://www8.cao.go.jp/souki/tomoni/

<内閣府>
「共生社会」の提唱-共に生きる新たな結び合い-

少子・高齢化が急速に進む中で、社会の活力と安定を確保するには、多様な個人が能力を発揮しつつ、自立して共に社会に参加し、支えあう、「共生社会」の形成の視点に立った青少年育成施策、少子・高齢化対策、障害者施策などの総合的な推進が重要です。

このため、内閣府では、「共生社会の形成促進」という観点から、目指すべき社会の姿を5つの「横断的視点」として整理するとともに、共生社会の姿を具体的にイメージし、その形成状況を把握するための指標体系を構築しました。

○共生社会実現の「道しるべ」
・目指すべき社会の姿-5つの視点-
  1. 各人が、しっかりした自分を持ちながら、帰属意識を持ちうる社会
  2. 各人が、異質で多様な他者を、互いに理解し、認め合い、受け入れる社会
  3. 年齢、障害の有無、性別などの属性だけで排除や別扱いされない社会
  4. 支え、支えられながら、すべての人が様々な形で参加・貢献する社会
  5. 多様なつながりと、様々な接触機会が豊富にみられる社会

しかし、医療観察法の「地域共生」の実態はというと・・。


6月 09

西村議員との電話やりとり/机になかった?

西村議員のブログ事件に戻る。

翌日も連絡がなかったので、17日に自民党滋賀県支部に電話をして、文書で問い合わせをするのでお渡しいただきたいと伝言。

その後、やっと連絡が来た。

西村議員の話によると、精神障害者家族会が反対していることは知らなかったとのこと。

時系列に説明し、H24年2月の県議会に出席されたのであれば、家族会の「陳情書」を読まれなかったのかと問うと「私の机になかったのかしら」との返答。配布物、記者会見、日精協の凍結声明文、自民党政調会の請願依頼の対応、当時の自民党会派会長にも話をしているなどのやりとりになる

公の議員が発信するときは、調べてから発信すべきなのでないでしょうか?予算を通したのも県議会ですし、議員は平成24年度の厚生・産業常任委員会の委員長でしたよね?~

西村議員「議員が何でもかんでもわかってからでないと書けないということかしら。多くの議員がいるのに関心をもった私がこんなことを言われるなんて。削除すればいいんでしょ」と言い出す。

~削除はありえないでしょう。あった事実を書いていただきたい。家族会が反対していたことと、そのことを知らなかったということを~

西村議員「削除しますから」

~高齢の家族会の方が各会派を回って、反対の声明文を置いて来られたのに、見ていないと言われることにどうしても納得がいかな・・~

この後、話の途中で受話器を一方的に切られた。

これが県議会議員の対応だろうか。自分の発信した言葉に責任を持たない。高齢の家族会の方たちの思いは無視。

この2年近く、多くの議員に話を聞いたが、質問にまともに答えず、いわゆる逆切れのやりとりは初めてだ。

後日、西村議員のブログには「お叱りをうけたから削除した」というようなニュアンスの表現が書かれていた。

嘘は書かないでいただきたいですね。自分で都合が悪いと判断したから削除したと正直に書くべきなのでは。


6月 08

技術提案書の非公開は妥当/情報公開審査会の答申

西村議員のブログ事件の途中であるが、滋賀県情報課より、平成24年9月に提出した異議申し立てについて、情報公開審査会の答申書が届

いたからお知らせする。結果として、土木交通部が技術提案書を非公開とした決定は妥当とのことだ。

納得はしていないが、決定は決定として受け止めよう。

下記がその答申結果である。

情報公開審査会(答申1P)
情報公開審査会(答申2P)
情報公開審査会(答申3P)
情報公開審査会(答申4P)
情報公開審査会(答申5P)
情報公開審査会(答申6P)
情報公開審査会(答申7P)


6月 07

行政監視活動の重点化?県民との関係強化?

5月15日、西村議員の電話を待つが連絡がない。県議会事務局に電話をして、委員会の終了時間を聞く。

西村議員は、厚生・産業常任委員会に所属。医療観察病棟の本体建設が執行された平成24年度は、厚生・産業常任委員会の委員長でもあっ

た。正に、医療と福祉の委員会に2年間携わっていたことになる。

県議会事務局に問い合わせると既に委員会は終了していた。

~西村議員と連絡をとりたいのですが~

県議会事務局の職員「西村議員は、懇親会に向かわれています」

~どんな懇親会なのでしょうか?~

県議会事務局の職員「議会事務局の職員と懇親会です」

 

県庁の自民党控室に電話をする。先ほどの伝言(議員が書かれたことで確認したいことがある)と電話番号は西村議員に伝えたと受付が答え

た。配布した青山時事新報3号には、問い合わせ先を書いた文書も添付していた。

厚生・産業常任委員会に所属の西村議員が、医療と福祉に関係する問題に疑問を持ったら、問い合わせすべきだろう。

それが、予算を承認した県議会議員の責務である。

また、西村議員は、自民党の政調会メンバーとして、青山学区の請願依頼に応対していた人物の1人だ。

<西村議員ブログ 平成24年6月15日>
http://nishimura-hisako.net/?m=201206&paged=2

翌日、再度、電話をして伝言を依頼するが連絡なし。

自民党滋賀県支部に電話をして、連絡先を直接確認。電話をするが、それでも連絡なし。

滋賀県議会では、議会改革検討委員会が開かれている。

H24年9月の第4次議会改革検討委員会の概要には、「県民との関係強化」「行政監視活動の重点化」とある。

行政職員との懇親会にはまっしぐらで、県民の問い合わせは受け付けられないのだろうか。

<議会改革検討委員会の概要>
http://www.shigaken-gikai.jp/voices/GikaiDoc/attach/shiryo5/Sr5B99_houkoku-4-gaiyou.pdf


6月 06

凍結声明文は手元になし?/西村議員のブログの疑問

西村議員のブログであるが、「家族会も反対している・・・・と記されたことには疑問に感じる」と書かれていた。

家族会は、平成24年2月1日に嘉田知事宛に建設凍結声明文と意見書を提出した。記者会見も開いている。

その時の新聞記事も配信された。

その後、精神障害者家族会の方が、県議会の各派を回って全県議会議員宛に凍結声明文と意見書を配布している。

また、平成24年2月の県議会では、陳情書も提出している。

当時、家族会の方から一連の状況を聞いて知っていた。念のため、15日に電話をして確認をする。

家族会の方の話によると、各県議会議員宛に人数分用意して、県庁で配布したとのことだ。また、三日月国会議員、川端国会議員の事務所に

も配ったとのこと。西村議員のブログのことを伝えると驚かれていた。

青山時事新報1号でも、家族会と日本精神科病院協会滋賀県支部の凍結声明文を掲載し、自民党県議会議員へ配布した。

これだけニュースにもなり、配布資料も配られたのに、全く知らなかったことは疑問に感じた。

5月15日の夕方、県庁の自民党控室に電話をしたが、委員会がまだ終わっていないので西村議員は戻られていないとのこと。

電話番号を聞かれたので伝えて、待った。
<過去投稿から/家族会の凍結声明文>
http://green-hill.info/2012/02/01/%e5%a3%b0%e6%98%8e%e6%96%87%e3%81%a8%e6%84%8f%e8%a6%8b%e6%9b%b8/

<過去投稿から/新聞記事>この他に滋賀報知新聞にも掲載された。
http://green-hill.info/2012/02/03/%e7%b2%be%e7%a5%9e%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e8%80%85%e5%ae%b6%e6%97%8f%e4%bc%9a%e5%8f%8d%e5%af%be%e5%a3%b0%e6%98%8e%e3%81%ae%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%81%8c%e5%87%ba%e3%81%a6%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/

<青山時事新報1号>
http://green-hill.info/2012/05/24/%e9%9d%92%e5%b1%b1%e6%99%82%e4%ba%8b%e6%96%b0%e5%a0%b1no-1%e3%82%92%e7%99%ba%e8%a1%8c%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/


6月 03

消されたブログの真相/県議会議員がなぜ?

5月15日、滋賀県議会 自民党の西村久子議員のブログに、5月14日に配布した青山時事新報のことが書かれていた。
誰が何を書くのは自由であるが、予算を通した県議会議員の発信ともなれば、受け止め方は違う。
内容も、えっと驚くことが書いてあったので、事実確認のために電話で問い合わせをした。
下記はそのブログの内容である。

現在、この15日のブログはなぜか削除された。
西村久子議員のブログ
http://nishimura-hisako.net/?cat=1&paged=2

その一連の経緯については、次回。


6月 02

漫画「ブラックジャックによろしく」から/12巻、13巻

下記ご覧下さい。

「ブラックジャックによろしく12巻」

http://mangaonweb.com/viewer.do?ctsn=32480

「ブラックジャックによろしく13巻」
http://mangaonweb.com/viewer.do?ctsn=32481

 


6月 01

不可能に挑戦した農家の実話

本屋に行き、積み上げられた書籍の中で、偶然手にした本が、非常に面白い内容だった。

本の名前は

「奇跡のりんご」~「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録~
石川拓治著  NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」監修

6月8日に、映画も上映されるらしい。

http://www.kisekinoringo.com/

農薬も肥料も使わず、りんごを実らせるという誰もが不可能と思っていたことをやり遂げた青森県の農家木村さんの実話である。

周りから影口をたたかれ、同じ農家の人からも冷ややかな視線で見られても、諦めなかった。無農薬に挑戦して、悪化するりんご畑に比例して貧乏は極まった。りんごに向き合い、ありとあらゆる方法を試した。それでもりんごの花は咲かなかった。そして、数年後の夏に死を決意した山の頂きで、首をつろうとしたロープがあらぬ方向に落ちた。そのロープを拾った先で見たものは、魔法の木のように葉が茂っていたりんごの木であった。よく見るとどんぐりの木であったが、そこで悟った。森の木々は農薬など必要としていない。土だと・・。

「この柔らかな土は人が作ったものでない。この場所に棲む生きとし生けるもの全ての合作なのだ。・・・土中にも、草や木の表面にもカビや菌が存在しているだろう。・・・自然の中に孤立して生きている命はないのだと思った。ここではすべての命が、他の命と関わり合い、支え合って生きていた。・・・自分は農薬の代わりに、虫や病気を殺してくれる物資を探していただけなのだ。雑草を刈って、リンゴの木を周囲の自然から切り離して栽培しようとしていた。リンゴの木の命とは何かということを考えなかった。農薬を使わなくても農薬を使っていたのと同じことだ。病気や虫のせいで、リンゴの木が弱ってしまったのだと思っていた。それさえ排除できれば、リンゴの木は健康を取り戻すのだと。そうではない。虫や病気は、むしろ結果なのだ。・・・自分のなすべきことは、その自然を取り戻してやることだ」~文中抜粋~

それから、畑を森のように雑草だらけにし、土づくりを始めた。

こうして20メートル以上の根を生やした木村さんのリンゴの木のリンゴは、信じられないくらい美味しいとのことだ。


6月 01

片輪で暴走中!医療観察法

医療観察法は、医療と福祉の車の両輪で運営すると厚労省は言っていた。しかし、実際は片輪で暴走中のようだ。

下記は、平成25年度障害保健福祉部の予算案の概要である。

精神障害者のアウトリーチ(訪問支援)体制整備が、6.8億円。地域移行、地域定着支援は、1.3億円。

そして、医療観察法関連予算は、213億円。

厚労省は「精神障害者の社会的入院の解消」を頻繁に言っているが、解消のための予算がついていない。

本気で社会的入院の解消を目指しているとは到底思えない。

つけるべき予算は、精神障害者が安心して生活できる場の確保であろう。

ケアホーム、グループホーム、作業所、精神障害者が入所できる特養など、病院ではない地域に根差した生活の場の確保をどうするか。

地域住民の理解を得るためにはどうするか。そこからの発想がまるでない。

医療観察法にこれだけの予算をかけて、どう効果があるのか?

日本精神科病院協会滋賀県支部が「当該施設は患者の治療有効性が実証されていないこと」として一度、凍結声明文を出している。

医療観察法に反対している精神科医も大勢いる。なぜ、厚労省は検証をしないのだろうか。

平成25年度障害保健福祉部予算案の概要


5月 30

岡江元室長への取材日誌より

医療観察法は、池田小事件がきっかけとなり作られた。被告は心神喪失などではなかったとして、大阪地方裁判所は責任能力を認めて死刑判決とした。しかし結果的に、報道、世論、政治的判断により、イメージが固定化され、精神障害者の受難の幕開けとなった。他の病気にはない「特別な施設」が出来ることになった。

この被告を鑑定したのが、滋賀県が京都の洛南病院より招聘した岡江晃元室長(精神科医)である。たった1年で、嘉田知事より クビにされたが、その辞める直前、岡江元室長へ取材した。

平成24年3月27日
~医療観察病棟を推進してきたのでしょう?~

岡江元室長「医療観察法には制度前には反対してきたが、出来てしまってからは制度の運営面を工夫するしかない」

~この制度は成功していると思っていますか?~

岡江元室長「半分成功。半分保留」

~保留ということは問題があるということでしょうか?~

岡江元室長「問題があるのは制度前から言っている。だけど出来てしまってからでは仕方がない」

~福祉の受け皿の問題、人材に関することなど、この制度をやる上で抑えなければならない部分が全然できていないという状態なのではないですか~

岡江元室長「それは制度を作る前にも議論になっていた。厚労省は車の両輪でやっていくということを言っていたが、結局は出来ていないということだから」

このようなやりとり(一部)であった。

岡江元室長であるが、室長を解任になり、暇が出来たのか本を出版したようだ。
それも、池田小事件で、大阪地方裁判所へ提出した精神鑑定書を、ほぼそのまま収載している本とのこと。
守秘義務はどうしたのだろうか?鑑定書は公に出せるのだろうか?

岡江元室長は、医療観察病棟の監査もしていた。鑑定書を本にして売り出すような医師が、監査をするメンバーでいいのだろうか?


5月 28

漫画「ブラックジャックによろしく」から/10巻、11巻

「ブラックジャックによろしく」10巻、11巻をご覧下さい。

http://mangaonweb.com/viewer.do?ctsn=32478

http://mangaonweb.com/viewer.do?ctsn=32479


5月 27

前略、青山学区自治連合会長殿/連合会の定例会にぜひ招待を

平成25年度青山学区自治連合会長 殿

平成23年度連合会長の不正会計事件について、青山1丁目の長老が自説を滔々と述べて配布した文書が「怪文書」であるかどうか、連合会が何やら揉めていると聞きました。

そのやりとりの中で、先日地域へ配布した「青山時事新報」も「怪文書」ではないかということと「地域環境を考える会」は誰が書いていると連合会長が騒がれているとのこと。それに関して、新報を配布した時に、市長宛と県議会議員宛に添付した文書(問い合わせ先も記載)もつけて、連合会長宛に返信メールをさせていただきました。下記内容でした。

公文書を綿密に調査し、関係者に取材したものです。関係者に事実確認もせず鬱屈した感情をぶちまけた個人攻撃のような怪文書もどきでは

ありません。

更に、

また、この件含め聞きたいことなどありましたら、いつでも堂々と受け答えさせていただきます。連合会定例会へぜひご招待下さい。

と書きました。

しかし、その後、招待状を持ってくるどころか、「代表者は誰だ」と騒いでいたと聞きました。

直接連絡いただければ、詳しくお答えしましたのに、どうして連絡をしてくれないのでしょう。

また、代表者の名前を知って、青山学区として表彰状でも下さるのでしょうか(いらないですが)

連合会長が、今年度創設した連合会事務局の存在を、住民は知りません。お友達の現青山社協の会長が事務局長(行事の度に得意の丸投げ戦法を駆使でもするのでしょう)、昨年度の青山3丁目の女性自治会長が事務局にいつのまにか入っているとのこと(昨年、よほどやり残しお仕事があるのか、陰々とした連合会の雰囲気がぴったり合っていたのかわかりません)。

「地域環境を考える会」の代表が誰だと騒ぐ前に、自分たちが連合会の事務局として何を地域住民のためにするのか、自ら進んでやると手を挙げた動機を住民の前に披露しましょう。どこぞの長老の傀儡政権と揶揄されないことを祈ります。

連合会定例会では、たっぷり質問することもあるので、ぜひご招待下さい。

追伸ですが、関係のない第三者にネチネチ質問するのでなく、直接こちらに連絡を・・。


5月 25

漫画「ブラックジャックによろしく」から/9巻

漫画「ブラックジャックによろしく」9巻~13巻に「精神障害」「医療観察法」関連の内容が書かれている。

医療、行政、マスコミ、大衆の姿がリアルに描かれている。

まずは9巻からご覧下さい。

http://mangaonweb.com/viewer.do?ctsn=32477


5月 24

720床整備の根拠資料は厚労省に存在なし!

謎の4枚の作成部署と作成年次などの公開請求をかけた結果、4月5日付で厚労省より「行政文書不開示決定通知書」が届いた。

開示請求に係る行政文書については、これを作成あるいは保有しておらず、文書が存在しないことから、不開示としたとの内容である。

つまり、この4枚の文書は、720床の整備数にしたという根拠資料でも何でもなかったということだ。

医療観察病棟を建設するための、制度当初に話し合われた基本データは、厚労省には存在しないということが明らかになった。


5月 24

医療観察病棟720床は、制度当初の整備目標数では?

平成25年1月18日にかけた公開請求の1つが「医療観察病棟の整備目標数720床の根拠資料」である。

請求後、厚労省職員からの電話によると「目標数はない」とのこと。720床がどこから出たのかの問い合わせの返答が、2月14日の電話のやりとりであった。

電話では、一次資料はないと言っていたが、2月15日付で、なぜか4枚の資料の開示決定通知書が届いた。

内容は
①対象者数の想定
対象者の想定(厚労省)

②入院及び通院決定の想定
入院及び通院の決定想定(厚労省)

③入院者残存率
入院者残存率(厚労省)

④入院者の推移
入院者数の推移(厚労省)

この4枚の資料が届いただけで、いつ作成したのか、どこが作成したのかわからなかったので、3月5日「作成部署と作成年次、及び作成文書名が示された資料」の更なる開示請求を求めた。
ちなみに、医療観察法が施行されたのが、平成17年。「対象者の想定」に記載の年次は、平成12年。5年前の資料である。


5月 23

厚労省職員とのやりとり(地域偏在を解消?)

平成25年2月14日、厚労省 社会援護局 精神・障害保健課 医療観察法医療体制整備推進室の担当職員へ、全国で720床を作るという根拠について問い合わせの電話をした。

職員「その当時にいろんなデータを見て、制度当初に重大な他害行為を行い罪にならない人の数が400人ぐらいだから、1年半で退院すると仮定して、約720床を概算で出しています。最初は30床を国の施設の24施設で作る予定でしたが、整備が進まないので、各県に整備を依頼したというわけで・・」

~おかしくないですか。400人いるということがわかっているのなら、最初にどの県が何人用の病棟を整備すればいいかわかっていたということですよね。最初に30床作って、足りないということで、その後、どの県が何床作るかも明確にしないで作りたい放題というのは~

職員「地域偏在を解消し社会復帰を円滑にするためにも各県に整備していただきたいということで・・」

~地域偏在を解消したいのなら、最初に各県の対象者数にあった数を整備したほうが、こうした反対運動も起きずに円滑に社会復帰が出来るのではないですか。最初に30床の病床を整備するとする前提がおかしいでしょう。この法の当初の目標は各県に1つ以上を整備するということでしょう。30床を48都道府県に整備する予定だったのですか?~

職員「制度当初は24施設で出来るということだったのですが、なかなか出来なかったので・・」

~だったら400人という数はどこから出たのかとそうした資料があるなら出して下さい~

職員「行政文書としては残っていないです。国会でも、議員からの質問に400人という数で答えています」

~その400人という数がどこから出たのかという1次資料の存在を教えていただきたいです。 その資料を元に720床という数を出して、今も作り続けるという根拠を教えていただきたいですから。滋賀県が作る前に、既に、既存病棟の増床予定数で720床になりますよね。それでも滋賀県に病棟を作らせる根拠はなんですか~

職員「地域偏在の件もありますし、滋賀県の事情もあると思います」

~対象者数はだいたい明確になっているのですから、ある程度の数になったらストップはかけるのが、どんな事業を進める上でも当たり前のことですよね。そして、精神障害者の犯罪を起こさせないためにはどうしたらよいかという入口の部分をしっかり分析すべきなのではないですか。地域偏在というなら、 各県からこれからもとめどもない数で申請がきても作らせ続けるということですか~

職員「今後のことは、昨年、法律や様々な専門家の方たちの5年目の見直し会議でも、地域偏在があるので継続するということで決まりましたから」

~16人しか参加していない会議でしたよね。全国で展開した割に、少ない一部の人だけでの会議で驚きましたけど。もっと全国の幅広い声を聞いて、時間をかけて見直しをすべきではなかったのではないですか。とりあえずやりましたとしか映りませんでしたが~

職員「ご意見は今後の参考に承ります」


5月 21

厚労省の歳出決算報告書(心神喪失者等医療観察法関連)を読む

厚労省の平成23年度歳出決算報告書によると、医療観察法関連の歳出予算は下記の通り。

心神喪失者等医療観察法入院等決定者医療費は、約140億円。
心神喪失者等医療観察法指定入院医療機関地域共生事業費補助は、約2億7千万円。
心神喪失者等医療観察法指定入院医療機関運営費負担金は、約17億円。
心神喪失者等医療観察法指定入院医療機関設備整備費負担金は、約1億1千万円。
心神喪失者等医療観察指定入院医療機関施設整備費負担金は、約44億5千万円。
心神喪失者等医療観察指定入院医療機関決定者医療費審査支払事務費は、約2百万円。
心神喪失者等医療観察法人材養成研修委託費は、約6千万円。

成23年度厚労省歳出決算報告書
厚労省所管/歳出決算報告書(P452)
厚労省所管/歳出決算報告書(P453)
厚労省所管/歳出決算報告書(P454)

対象者数を考えると心神喪失者等医療観察法の歳出は全体歳出予算と比較しても多すぎる。


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