アニメ、南座で初舞台　「有頂天家族」を上映

アニメキャラクターが映し出されたスクリーンを前に「有頂天家族」の魅力を語る声優たち（京都市東山区・南座）

　作家・森見登美彦さんの人気小説が原作の新作テレビアニメ「有頂天家族」の先行上映イベントが１６日、京都市東山区の南座で開かれた。南座でアニメの催しが行われるのは初めてで、ファンたちが伝統の舞台に掲げられたスクリーンに映し出された作品や声優たちのトークを楽しんだ。

　「有頂天－」は京都の街を舞台にタヌキとてんぐたちが巻き起こす大騒動を描くファンタジー。物語にも登場する縁で、南座でのお披露目が企画された。

　客席は全国から集まったファン約千人で埋まり、花道から声優が姿を見せると大歓声に包まれた。第１回放送分の上映後、スタッフと共に森見さんも招かれ「そのまま入っていけそうな京都の街の美しい映像に驚いた」と感想を語った。

　アニメはＫＢＳ京都テレビで７月７日から放送される。

【 2013年06月16日 23時40分 】