維新、大阪市議を除名　橋下氏の慰安婦発言で離党届

　大阪維新の会の松井一郎幹事長は１７日、離党を表明した冨岡朋治大阪市議（浪速区選出）について離党届を受理しないで除名する、と大阪市内で記者団に表明した。冨岡氏の除名により大阪市議会（定数８６）での大阪維新の会所属議員は３２人となる。

　この日、党本部で冨岡氏と会談した松井氏によると、冨岡氏は離党したい理由について、旧日本軍の慰安婦などをめぐる橋下徹代表（大阪市長）の一連の発言を挙げたという。松井氏は記者団に「厳しい時こそ一致団結して乗り越えよう、と話したが、そういう状況じゃない、橋下徹とはつきあいきれん、ということだった」と述べた。冨岡氏は会談後、記者団に「有権者の気持ちであと２年間はいきたいと思っている。幹事長には大変ご迷惑をかけた」と語った。