人間の体にこれまで誰も気づかなかった部位がもう1個あることがわかり、解剖学界がヘエエエーッとなってます! 今回新たに見つかったのは、目ん玉の中にある、ものすごく小さい、厚さ15ミクロンの層(角膜全体の厚さは約550ミクロン=0.5mm)。部位と呼ぶのも憚られるようなミニっぷりですが、一応れっきとした部位なんざますよ。 角膜の6層のうちのひとつ。発見したハーミンダー・デュア(Harminder Dua)眼科学教授の名に因み、新部位は「Dua layer(デュア層)」と命名されました(角膜は目の先端にあって、入ってくる光を屈折させて脳にピントを合わせる透明なレンズ)。 場所はここ。
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新たな層が特定されたことで、医師の診断・手術もずっとシンプル・安全になるだろうと研究班は話しています。特に角膜のケガの処置。あとは角膜移植も簡単になるとのこと。 「これは眼科の教科書も書き換えが必要になる大発見だ」
と、デュア教授は話しておりますよ。
[Ophthalmology via PopSci] ADAM CLARK ESTES(原文/satomi)
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