2部門680人健脚競う 東北お遍路杯福島・相馬マラソン
第1回東北お遍路杯福島・相馬復興支援マラソンは16日、相馬市の大野台仮設住宅周辺で開かれた。
走りを通して被災地を活気づけようと、東北お遍路杯市民マラソンの会(新妻香織代表)などが初めて企画した。市、市教委、IHIなどの後援。県地域づくり総合支援事業の採択事業。
5キロ、10キロ両部門に県内外の愛好者約680人がエントリーした。IHI相馬事業所をスタート・ゴールとして大野台の各仮設住宅、西地区仮設店舗前などを走った。
亀岡偉民内閣府・復興政務官が10キロ、鈴木和彦IHI相馬第一工場長が5キロの各部門でそれぞれ号砲を鳴らした。小雨の降る中、選手は懸命に走った。沿道では被災者らが「頑張れー」と元気にエールを送っていた。
沿道で声援を送った大野台第一仮設住宅で暮らす津波被災者の佐藤恵子さん(72)=相馬市原釜=は「選手の力強い走りに元気をもらった」と語っていた。
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