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【茨城】

「風評被害が独り歩き」 県内在住者ら田植えや種まき

水田に苗を植えていく参加者ら=福島県二本松市で

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 福島県二本松市にある有機栽培をしている複数の農家の田畑で、二日間にわたり、茨城県を含む関東地方の農家や主婦ら二十人余が水田の田植えや、綿やヒマワリの種まきを手伝い、交流を深めた。

 NPO法人日本有機農業研究会が企画し、昨秋に続いて二回目。他の作物の定植や収穫もした。畑を深く耕すことで、表土の放射性物質の濃度を下げた実績なども参加者から報告された。

 二本松市の農家大内信一さん(71)によると、現在、収穫された作物から放射性セシウムはほとんど検出されていないという。

 東京都足立区の平島芳香さん(46)は「(東京電力福島第一)原発事故が起きたと信じられないほど、普通の田んぼの風景が広がっている。風評被害が独り歩きしていると思う」と話した。

 

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