メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

トピックス
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

福島1号機水漏れ「地震破損の可能性低い」 規制委報告

写真:非常用復水器。爆発でがれきが散乱し、保温材もはがれている=5月31日、福島第一原発1号機、原子力規制委員会提供拡大非常用復水器。爆発でがれきが散乱し、保温材もはがれている=5月31日、福島第一原発1号機、原子力規制委員会提供

 東京電力福島第一原発の事故原因を調べている原子力規制委員会は17日、1号機で見つかった水漏れは、焦点になっている非常用復水器(IC)が地震の揺れで壊れたのが原因ではないとする現地調査の結果を示した。現時点では地震の揺れで壊れたかの判断はつかないとして、さらに調査を続ける。年内に報告書をまとめて国際原子力機関(IAEA)に提出する。

原発関連ニュースはこちら

 ICは福島第一原発では1号機だけにあり、原子炉内の蒸気を冷やして水に戻す装置。震災直後からほとんど機能せず、早期の炉心溶融を招いたとされる。

 津波の襲来前にICの近くで水が出ているのを作業員が目撃。国会事故調査委員会は、地震の揺れで壊れたことによる可能性があるとし、調査の必要性を指摘。一方、政府事故調は「損傷が生じていたとは認められない」とし、両者で見解が分かれていた。

 規制委は5月30、31の両日、現地を調査。作業員が目撃した水は、使用済み核燃料プールからあふれた水で、ICの水ではない可能性が高いと推定した。根拠として、蒸気が漏れれば霧状になるが、バケツで水をまいたような感じだったと目撃者が証言していることなどを挙げた。

 今後、あふれた水の量などを調べるほか、ICや配管をさらに調べる。しかし放射線量が高く、調査の難航が予想される。(西川迅)

最新トップニュース

PR情報

検索フォーム

おすすめ

原発事故直後、自衛隊にある、表に出ない部隊に東電社員救出の命が下った。秘匿の作戦だった。

大都市湾岸部に集中する石油コンビナートやガス基地の耐震化策はどうなっているのか。

1本の極秘公電には、米国が自衛隊の英雄的犠牲を必要だと迫った文言が並んでいた――。

日清戦争の屈辱を晴らすための念といえる「中国夢」とは?習新体制の対日外交を占う。

人命優先で後回しにされた動物たちの「いのちの記録」は重い教訓を残している。

魚の放射能汚染を調べたいのに、船も検出器も技術もない――海に生きる人々の苦悩を追う。

注目コンテンツ

  • ショッピング小豆島、四百年の伝統技

    手延べそうめん続々出荷中

  • ブック・アサヒ・コムぐんまちゃん写真集大人気

    異例の5千部増刷へ

  • 【&M】ライダーたち戦いと美女

    JSB1000の様子を写真で

  • 【&w】幻の白い豚って?

    ストレスフリーで育てた豚

  • Astand芹香斗亜、弾ける存在感

    ガーシュイン栄光と挫折の半生

  • 朝日転職情報

  • 就活朝日2014

朝日新聞社会部 公式ツイッター

※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。