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原発事故時 燃料プール水漏れか
6月17日 18時55分

原発事故時 燃料プール水漏れか
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東京電力福島第一原子力発電所の1号機で、地震直後に目撃された原因不明の水漏れについて、国の原子力規制庁は「地震による冷却設備の損傷によるものではなく、上の階にある燃料プールの水が漏れ出した可能性が高い」とする見解を示しました。

原子力規制委員会は、原発事故の教訓を安全規制に反映させるため、福島第一原発の事故の検証を進めていて、1号機で地震直後に目撃された原因不明の水漏れについて、調査を進めています。
17日の会合では、原子力規制庁の職員が、先月、1号機の建屋4階の水漏れが目撃された場所で調査した結果や目撃した作業員から聞きとった内容について説明をしました。
そして、「地震による冷却設備の損傷によるものではなく、上の階にある燃料プールの水が漏れ出した可能性が高い」とする見解を示しました。
理由として、原子力規制庁は、水漏れが目撃された場所には燃料プールからの水がたまる設備があることや、作業員が「目撃したのは蒸気ではなく、水だった」と証言していることなどを挙げました。
これに対し専門家からは目立った異論は出ませんでしが、今後、原子力規制庁が、プールの水がたまる設備になぜ隙間ができて漏れたのかを詳しく調べることになりました。
水漏れを巡っては、国会の事故調査委員会が報告書の中で、「地震によって冷却設備の配管にひび割れが生じ、水が漏れるようなことが起きなかったと断言する根拠はない」として、地震による損傷の可能性を指摘しています。

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