英国:G20代表団の電話、メール傍受 09年ロンドンで
毎日新聞 2013年06月17日 19時47分
【エニスキレン(英国・北アイルランド)小倉孝保】英紙ガーディアンは17日、英政府の通信傍受機関「政府通信本部(GCHQ)」が2009年4月にロンドンで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議で各国代表団の電話・電子メールを傍受していたと報じた。テロや安全保障とは無関係に広く外交情報を集めていた可能性が高い。17日からの主要8カ国首脳会議(G8サミット)でキャメロン英首相が非公式に説明を求められるとみられ、G8の新たな課題となりそうだ。
同紙は、米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン氏(29)の情報を基に米国家安全保障局(NSA)が市民の通話記録やインターネット情報を収集していたことを報じていた。G20に関する情報も、スノーデン氏からの資料で確認したとしている。
同紙によると、GCHQは各国代表団の携帯電話の通話・電子メールを傍受し、コンピューター情報をモニターしていた。電子メールを盗み見るためのインターネットカフェも設置していた。
G20での情報傍受計画はブラウン前政権の幹部に承認され、会議の少なくとも半年前から実行に移されていた可能性があるという。英政府の主な狙いはトルコ、南アフリカ両政府だったとみられる。