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WIRED
GPSや装着カメラで明らかになった「飼い猫たちの行動」
驚くべきことに、ほとんどのネコはあまり遠くまでは出歩いていなかった。オスの冒険は多くが家から100m以内であり、メスの外出はその半分ほどだった。ぐうたらなネコの中には、家の庭から出ることさえしないものもいた。
家を出てしていたことの内容を見ると、多くの場合、パトロールとほかのネコの回避が含まれているようだ。ネコはイヌと違って群生動物ではないので、同じ種の仲間を避ける傾向がある。たくさんのネコが近いところに生息しているのだからそれは難しいだろうと思うかもしれない。ネコたちは行動範囲が重複する場合はタイムシフトによって別々のスケジュールを設定し、衝突を最小限にしているようだ。
ネコは野生動物の無差別な殺戮者だという評判もあるが、50匹のネコたちが1週間の調査で関与した殺害は合計で20件足らずだった(トリやネズミのほか、大きめのウサギらしきものとモグラが1匹ずつ)。地元の野生動物を虐殺するよりも、食べ物を求めてお互いの家を襲撃するのがネコたちの好みのようだ。複数のネコがほかのネコの飼い主の家を訪問し、追加の食事にありついていた。
BBCのサイトでは、この調査で被験者となったうちの10匹の放浪の記録を見ることができる。BBCの「iPlayer」を使える人は、ウェアラブルカメラに収められていた(洗濯カゴからの脱出やほかのネコとの戦いやキツネとの遭遇といった)ドキュメンタリーも視聴できる。
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