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市民が行政・議会・一部のネット族を監視するための辛口情報紙・東村山市民新聞

総力リポート
★「東村山市議会議長選挙の経過」
6月3日、東村山市議会では2年ぶりに議長選などが行われ、今後の議会内の動きを予想
させる注目される経過があった。
本紙では、議長に就任した肥沼氏を始め、多くの関係者に取材を行い、
驚くべき暗闘の内幕を掴んだ。
★ 第1幕=自民市議の3月末辞任と自民・公明の議席数
3月市議会の最終日、自民市議が都議選出馬を理由に辞職した。過去には、ボーナス受
給のため、6月1日まで市議に在職したものまでいたが、はやばやと辞職したのは、6月議
会での議長選を狙った公明+熊木(自民・前議長)の周到な画策だと言われた。申し合わせ
とおりに、議長は2年交代で新議長を選挙することになるが、7人:6人の自民対公明の議
席数を6:6にすることが狙いだったわけだ。
★第2幕=島田議長の破綻と熊木前議長いすわり作戦
公明は、議席数を6:6にしたことを前提に、議長には島田をすえようとしたが、自民
内には肥沼を議長にする動きがあり、2転、3転した。
この動きが5月末まで続き、公明は、「島田議長」を目指したが、野党連合の奥谷票が
9票もあり、自民は赤羽票を入れても7票、公明は単独では6票で佐藤・大塚票を加えても
8票しかない。自民と公明はそれぞれ単独では議長選挙で、野党連合の奥谷の9票には勝て
ない。したがって、公明は単独での「島田議長」をあきらめ、次善の策として議長選をやら
ないで、「熊木」前議長の居座り作戦を画策した。
熊木は「混血(母親が創価信者で、自民と公明の「混血」)です」と自ら呼ぶほど自
民・小町とともに自民内の親公明派だったので、この公明の意図を受け、熊木は2年議長を
担当したが、自民と公明が話し合いがつかなければ、自分が議長の辞職届を提出せず、議長
選をしないであと2年議長を続けると代表者会議などでも公然と主張した。
公明にとっては、市長の渡部と同様、公明・谷村のいいなりで操縦しやすいからだ。したが
って、自民内が肥沼でまとまりかけても、公明の意をうけた熊木は、「まとまらない場合
は、自分は議長の辞表を出さない」と何回もいい続けた。この陰謀は議長選挙当日の6月3
日までくすぶり続けた。議長2年交代制は慣行で行われていて、法令上は熊木が議長辞職届
をださなければ、議長選はないからだ。
★ 第3幕=佐藤まさたか市議は、なぜ議長選に出馬したか?
今回、東村山市議会史上、初めて、議長選に立候補するものは、5月31日までに議会事
務局に出馬届出をすることになり、自民・肥沼、「東村山を良くする会」・奥谷、「ちゃん
と変えよう議会!」・佐藤の3名が手続きをした。
が、支持票は、すでに、肥沼=自・公・赤羽=13票、奥谷=共産・良くする会・草の
根・三浦=9票が、決まっており、佐藤はどうみてもこれまで会派を組んでいた生活ネ・大
塚恵美子とあわせても、2票しかないことは明らかだった。
では、佐藤はなぜ出馬をしたか。この背景には、公明が自民に対してさまざまにしかけ
てた「ただでは議長は譲らない」式の条件闘争がある。つまり、佐藤は、自民に自分たちを
高く売ろうとする公明の「露払い役」だったからだ。
まず、公明は、「島田議長」を目指したが、公明単独では議長選挙で、奥谷の9票には
勝てない。したがって、公明は島田議長をあきらめ、単独での議長選出馬はあきらめざるを
えなかった。
次に次善の策として公明が狙ったのは、「熊木議長」の4年続投だ。そして熊木議長続
投がご破算になった場合にそなえ、公明がしかけた最後のカードが「佐藤立候補」だ。ポス
ト争いの条件闘争でも、議長狙いのガチンコ勝負でも、どっちにころんでもいつでも使える
「奇想天外作戦」だ。
仮に、佐藤が立候補をしても、結局議長選で2票しかとれず惨敗すれば、政治状況がま
るで読めない「おっちょこちょぃ」の泡沫候補の烙印がおされるだけに終わることは誰にで
もわかる。そんな間抜けなドンキホーテ役を自分から進んでやる者は普通はいない。しか
し、公明の必死の横車を結局ひきうけたところに、公明には逆らえぬ市議会内での佐藤の役
割があることは、その後、すぐ判明した。
★ 第4幕=議長選挙の実施と公明最期のあがき
@ 肥沼議長誕生の内幕と野党連合の健闘
議長選挙前日まで、公明は必死に「肥沼おろし」に狂奔し、熊木続投=議長選中止を狙っ
たが、結局、自民東村山総支部のテコ入れもあり、議長選は、上記3名で争われることにな
った。
しかし、6月3日の議長選当日の朝も、まだ、公明はあきらめていなかった。
公明が最期に狙ったのは、佐藤を使って、議長選直後に、「肥沼議長不信任」を強行しよう
と、自民に「脅し」をかけようとしたことだ。
A 肥沼議長「不信任」という謀略と佐藤の関係
公明は、必死に自民に対して叫んだ。何の根拠もないのに、「議長選で惨敗した佐藤が、
議長選直後に『議長不信任動議』を出すと聞いている、野党連合の奥谷らも同調するよう
だ」とまことしやかに自民にもちこんだ。
ギャンブル組合議員など、有給のポストが野党連合に奪われ、少しでも多くポストを自民
から獲ろうとする底の見え透いた条件闘争だった。
奥谷らは、当初予算に賛成してきた与党の「佐藤」には全く信用をおいておらず、しかも
議長選に出馬し、自公票と野党連合票の差を開ける役割しか果たさなかった佐藤による「議
長不信任動議」が成立するはずもなかった。
にもかかわらず、自民・肥沼の周辺は心配して野党側の動きを調べたようだ。
しかし、野党連合は全く動かず、「佐藤による不信任動議」は不発に終わり、公明が脅し
に使っただけとなった。この懲りない悪あがきの経過は、本紙の十分な取材でも明らかで、
佐藤が、この公明の動きを知らないはずはないから、事実と違うというなら、反論してみる
がいい。
B 公明と佐藤の役割
しかし、公明の暗躍も、結局不発におわった。佐藤による「議長不信任動議」も公明が騒
いだだけで、議会改革など、公明が認める範囲内の口先だけの佐藤は公明の「ちょうちんも
ち」だということがばれただけに終わった。佐藤2票という茶番劇は,議会報でもその票数
とともに全市民に知らされることになる。
公明+熊木+佐藤の謀略にもかかわらず、肥沼議長は誕生し、野党連合の奥谷は、議長選
では届かなかったものの、ギャンブル組合議員の2つのポストに当選し、組合議員の報酬返
上と組合議会の情報公開を推し進めることを表明した。野党連合改革路線はかなりの成果を
挙げたことになる。公明は、謀略を平気で使う信用できない集団で、佐藤はその手先、熊木
もその仲間だということを天下にしらしめ、しかも公明はこれまで握っていた「報酬ありポ
スト」の多くを失う結果になったのである。
C 迷子状態の「大塚」
また、「子宮頸がんワクチン」の法定接種義務化(本年4月〜)を開始したとたん、国
は、法定にもかかわらず、接種勧奨を中止をせざるをえなくなった。多数の女性がワクチン
の副反応で、後遺症に苦しんでいるからだ。国へのワクチン接種義務化をやめるよう東村山
市議会で国への意見書を出す動きになっているが、創価の手先まがいの動きを公然とした佐
藤真和にべったり付き添った大塚は、当初、意見書をだす動きをしていたが、このワクチン
を法定接種にするよう全国の公明が必死に動いた-経過に気づいたらしく、「ワクチン接種
中止は必要ない」との態度だ。佐藤の仲間らしい動きだ。
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