(セ・パ交流戦、楽天3-0阪神、最終戦、楽天4勝、16日、Kスタ宮城)右翼線で弾む白球。球場中に響き渡った快音に、ベンチもホッと一安心だった。交流戦ラスト打席となった八回、西岡が右翼線二塁打。17打席ぶりに「H」ランプを灯した。悩めるリードオフマンが、トンネルからようやく抜け出した。
「個人的には打てていなくて、ああいうところ(交流戦最後の打席)で出るというのは非常に意味のあること」
試合には負けたが、何よりの収穫だ。0-3の八回に先頭打者として楽天先発・田中と4度目の対戦を迎えると、1ボールからの2球目をとらえた。打球が右翼線でバウンドする間に二塁を陥れ、日本を代表する右腕から一矢報いた。