「中国人は息を吐くように嘘をつく人が多い。『高級木材が欲しい』といいながら、実は水源林などの土地を狙っている可能性はある。以前、米国の鉱山会社を購入した大金持ちがいたが、まったく開発しなかった。結局、自分の隠し資産を米国に動かすための口実だった。今回の動きも、水源林確保や土地買収、資産隠匿の隠れみのかもしれない」
林野庁によると、2006年から12年までの7年間で、外国企業や外国人による国内の森林買収は計801ヘクタールに上っている。これは、東京ドーム約170個分に相当する。
高級木材だけでなく、太陽光発電が利用されている疑いもある。
ここ数年、中国資本の太陽光発電関連企業が、次々と日本法人を設立している。昨年7月に再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)が施行され、2012年度の太陽光発電の買い取り価格が1キロワット時当たり42円という「世界水準の倍近い、割高な価格設定」が背景にある。
ただ、ノンフィクション作家の河添恵子氏は、夕刊フジの連載「断末魔の中国」で、「『収益率』『儲け』に強くこだわる中国系企業が、太陽光発電の効率が悪い地域であえて積極的になる理由は『大規模な土地が二束三文で簡単に手に入るため』」と指摘した。
そのうえで、高級木材を山林ごと購入しようという動きについて、河添氏は「間違いなく怪しい。危ない」といい、こういう。
「熊本で『アタッシェケースに札束を詰めた中国人が森林を買いに来た』という話は聞いている。北海道では未遂に終わったが、中国資本が海岸沿いの300ヘクタールもの土地買収を計画していた。福島第1原発に近い耕作放棄地を狙っているとの情報もある。中国は着々と日本の領土を買い足している」
狡猾な中国人には十分警戒しなければならない。
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