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【大リーグ】

イチロー、マルチ安打&盗塁&美技 チーム5連敗も一人気を吐く

2013年6月17日 紙面から

◇エンゼルス6−2ヤンキース

エンゼルス戦の4回、三塁をアウトとされ、塁審に抗議するイチロー(中)=エンゼルススタジアムで(社英夫撮影)

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 【アナハイム穐村賢】ヤンキースのイチロー外野手(39)は15日、敵地でのエンゼルス戦に6番右翼で出場し、4打数2安打2盗塁。守備でも2度、超美技を披露するなど今季最長の5連敗を喫したヤ軍にあって一人気を吐いた。

 まずは守備で魅せた。1回2死三塁では、トランボの放った浅めの打球に「先取点をやりたくないだけの気持ちでした。もう(グラブに)入ってくれって。そしたら入った」。迷うことなく落下点まで走り込み、最後は芝がめくれるほどの激しいスライディングでグラブに収めた。8回にはコンガーの右翼線を襲うライナー性の打球に素早く反応。「もう(試合の)流れが悪すぎたんで、あれはもう行くという一点だけ」と地面すれすれで好捕し、敵地ファンをも沸かせた。

 攻撃面でも躍動した。4回の第2打席では5月26日以来の長打となる右翼線二塁打。7回先頭で迎えた第3打席には投前への絶妙なセーフティーバントで出塁すると、すかさず二盗、三盗を成功させ、無死三塁の好機をつくり出した。

 4回にも三盗を試みた。足が先にベースに入ったように見え、本人も「あれはセーフだった」と確信した盗塁だったが、判定はアウト。“借りを返す”形で7回に成功させ、「そこは僕の性格(負けん気の強さ)ですね」としてやったりの表情を浮かべた。

 これで先発した試合では3戦連続マルチ。先月7日以来の1試合2盗塁も決めた。ヤ軍は6月に入ってやや失速気味だが、イチローはにわかに“加速”し始めた。

 

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