ソフトバンクは16日の巨人戦(ヤフオク)に3―11で大敗し、6月に入って初の連敗を喫した。向かうところ敵なしの6連勝から一転、13日に起きた“松中問題”の余波を感じさせるかのような連日の完敗劇。松中のチームの和を乱した行為は、いまだに批判の声で溢れかえっている。とはいえこのまま平成唯一の三冠王を終わらせてしまうわけにはいかない。奇跡の復活へ“鷹のさしこ(HKT48・指原莉乃)”を目指せ、との声も出ている。
先発の山田が巨人打線に飲み込まれた。初回、坂本の右前適時打などで2点を失った。2回には簡単に二死を取ったにもかかわらず、9番・寺内に左翼フェンス直撃の二塁打と連続四死球で二死満塁のピンチを招いてしまうと、秋山監督から早々に交代を告げられた。
この流れを2番手・柳瀬も止められなかった。坂本に押し出し四球を与えてしまい追加点を献上。さらに阿部には走者一掃の適時二塁打を浴びた。2回を終えた時点で1―6。2連敗への流れは序盤で決まってしまった。
3日の阪神戦(ヤフオク)からは1分けを含む6連勝でVを決めた交流戦も最後の最後で巨人に連日の大敗。ベテラン・松中が優勝セレモニーをボイコットして二軍降格処置となった問題がきかっけとなり、勢いは急速にしぼんでしまったように見える。
そんな松中に対してチーム内は厳しい声がほとんどだ。秋山監督は大石ヘッドコーチや球団フロントらにうながされ、断腸の思いで“懲罰二軍”を決断。ところが当人は16日の試合後の時点でも「電話での謝罪は入れているけど、秋山監督にもコーチ陣に対しても、直接会っての謝罪はまだない。直接会って頭を下げないといけないのに」(球団スタッフ)。16日の試合後に一部の主力選手を招集して行われる予定だった“みそぎの食事会”も急きょ中止となった。
厳しい立場に追い込まれたのは自業自得といえばそれまでだが、かつての三冠王で地元のスター選手がこのようなことで終わってしまうのはなんとも寂しい。“鷹のさしこ”として復活してほしいという声もある。
「指原さんも一度はチームの和を乱す問題を起こしたけど、腐らずに博多でも頑張って(総選挙)1位になったでしょ。アイドルがファンを喜ばせてなんぼなように、野球選手もグラウンドのプレーでファンを沸かせてなんぼ。年齢的にも腐ったら終わってしまうし、雁ノ巣でもグラウンド内外でファンや周囲の支持を集めて復活を目指してほしい」(球団関係者)
かつてAKB48に在籍していた“さしこ”こと指原は、ご法度の恋愛問題でHKT48に“異動”させられた。それでもめげずに努力を重ね、今年の総選挙1位に輝いた。松中にもこの逆境に負けずにもう一度その勇姿を見せてほしいところだ。
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